CB400SB/SF REVO | マフラー開発奮闘記

CB400SB/SF REVO 序章

★マフラー開発はそんなに簡単じゃないんだよね。★

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『まだできないの?・・・・。』
ボルドールからボルドールREVOに乗り換えたお客さまからのわがままなメール。
まだできませんよ!!
マフラー開発はそんなに簡単じゃないんだよね〜〜〜〜〜〜!
僕はまず何もいじっていない素の状態でオートバイに乗ってみて
ユーザーをイメージすることから始めるんだ。

そう、高いお金を出してこのオートバイを買ったユーザーが
どんな思い入れを持ち、どんな走りをし、どこに魅力を感じ、
どこに不満を感じるのか。

また、このオートバイを中心にどんな人生をおくっているのか・・・。
なんてね。

そこをしっかりイメージするんだ。
そして、どんなマフラーを創ったらお客さまは喜んでくれるのか、感動してくれるのか。

そこを一生懸命考えるんだ。お客様の笑顔を見たいからね。

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CB400SB/SF REVO その壱

★これはまるで電気モーターだ!★

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まずは走ってみた。

初めての感覚だね。
どの雑誌を読んでも、この特性をこの感覚を正しく伝えている物はないね!

これはまるで電気モーターだ!
未来のエンジンって感じかな。
特性上のネガティヴな部分が全くないんだ。
 う〜〜ん、凄いって感じだね。
どの速度域からどの回転域からアクセルを開けていっても、
絶対にライダーを裏切ることなく正確に正しく吹けあがっていく。見事だ!
だからって、面白みにかけるなんて事は全くない。
この特性が走りの楽しさに直結している。

ひっさしぶりに街中を全開で走り回ったよ。
本当に楽しかった。
CB400SB REVOは最高だね!

 おれは燃えた!
このマシンに最高のマフラーをプレゼントしてやろうってね


CB400SB/SF REVO その弐

★このままで性能が出てくれれば儲け物なんだけどな・・・・★

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まずは開発の効率化をはかるために、現在スペック3用に
販売している製品を装着してみた。
そのままでは装着できないので、少し取り回しを換え、
ステーも変更しこれで装着可能となった。

このままで性能が出てくれれば儲け物なんだけどな・・・・

ということで、
新車出荷時の状態と、マフラーを交換した後の性能の違いを
目で見て分かるようにパワーの出方をグラフにしてみせてくれる便利な
計測器シャーシダイナモを使って二つの特性を確認してみた。
結果、ふ〜〜〜ん見事なくらい変わらないね!
当然現行のスペック3に装着した際には
ノーマルを大きく上回るパワーが出ているんだけど、
技術の進歩ってこんなもんですかね?

 次はシャーシダイナモでは変化がなかったけど
実際に乗ったらどうなのかを確認するために走行テストで試してみた。
これが結構重要なんだ。人間の感性はシャーシダイナモの機械より数段敏感なんだ。
マフラーに使われているパイプの長さが3mm違えば、
確実にそこから産まれる性能の変化を
感じ取ることが出来るくらい敏感なんだ。
この時シャーシダイナモのデータは全く変化を示さないからね。
そのくらい人間のほうが高性能だってことさ。
だから今回もノーマルと現行スペック3用に販売しているマフラーを
実際に走行比較して2つのマフラーの寸法の違いから
チューニングの傾向を推理していくことにしたんだ。

こういう作業が結構楽しいんだよね!

 


CB400SB/SF REVO その参

★明らかに力が出てくるタイミングが早くなっている・・・★

 オートバイのパワーの出方を目で見て分かるようにできる、
シャーシダイナモなる機械で、測定した新車の時からついているマフラーと
〜07までに対応した現在発売中のPURE SPORTマフラーとの
性能の違いはほとんど見られなかった。
当然〜07までの車両に装着した場合には、ものすごい性能差を示すマフラーなので、
今回新車のときからついてきているマフラーの性能が、
う〜〜んとアップしたとも考えられるよな、
じゃあ実際に走ってみて2つを比べたらどうなるんだろう?
 う〜〜〜ん・・・。
やっぱりこんなに違うんだ・・・。
PURESPORTのほうが明らかに力が出てくるタイミングが早くなっている・・・。
ふ〜〜ん、5000rpmからはあまり変化が感じられないかな。
でも結果からすると結構これはこれで結構面白いね。

 いずれにせよ、この力が出てくるタイミングの早さが、
このマフラーの面白みになっているから、
ここの回転域の強化をしてインパクトをつけるようにしよう!

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CB400SB/SF REVO その四

★6000rpmから上がつながらない★

 前回の走行テストで方向づけの決まったREVO用PURESPORTマフラーの開発
まずは徹底的にエキゾーストパイプの長さを変えて出力特性をいじってみた
(マフラーの中でも特に4cm弱くらいの細いパイプのところね)
当然金蔵のパイプは引っぱりしても長さは変わらないから長さの調整をするのに
電動カッターで切ったり溶接でつないだり何十回もこれを繰り返すから
結構時間と手間がかかるんだ。
そして長さを変える度に一回ごとシャーシダイナモって言うエンジンの力の出方を
目で見て分かるようにしてくれる便利な機械にかけてテェック!
これで理想と思われる特性を描くようになってきたら走行テストっていう段取りなんだ。
では、理想と思われる特性を描くようになったから乗ってみようかな!! 
・・・お〜〜うパワフル。はやいねこれ・・・きもちいいいよ・・・。
これならビッグバイクと一緒に走っていて、
急に加速をされても慌てないでついていけるな・・・。
あっだめだ・・・・。6000rpmから上がつながらない。
せっかくここまでは気持ちよく力が登ってきたのに
6000rpmからの力があんまり上がっていないんだ。
残念

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CB400SB/SF REVO その伍

★モーターのようなふけ上がりが、さらに強化された★

 今度はまたエキゾーストパイプの長さを
変えながら6000rpmから上のパワーを引
き出してみた。
しかし、これが結構大変。
なぜかっていうとこのバイク、
18年排ガス規制に対応するために
ガソリンがとても少ししかエンジン内に噴射され
ないんだ。
だから、いくらマフラーで力を引き出しても
ガソリンが少なすぎ
て力が出し切れない。
そのうち燃料を沢山噴射させる部品が発売されるだろうからそ
れまでの我慢だね。
とりあえず今の段階で可能な限りパワーを引き出すよ
うに指示したんだ。
それでは走行テストへと・・・。
なんだ、面白いじゃん・・・。
〜0
7までのキャブレターを使ったマシンとはちがって、
あのモーターのような
面白いふけ上がりが、
さらに強化されて今までのバイクに無い新たな感覚だ。
最高に楽
しいこれはいいぞ!

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CB400SB/SF REVO その六

★分かったことは、「まだ何となく頼りない」★

かなり完成に近づいてきたこのマフラーを付けて旅に出た・・・

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 そこで分かったことは、「まだ何となく頼りない」
400ccとしては間違いなく早いし、すばらしい性能だと思うだけど、
このマシンを選択する賢いライダーは400ccだからこのマシンを買っているんではない。
たとえ大型免許を持っていたとしても決して、上限の排気量を選択するのではなく、
この軽さ、このパワー、このコンポーネントが気に入って買っているんだ。
そして彼らの共通の課題は大きな排気量と一緒に旅に出た時、
瞬間的な加速で離される、ギアチェンジが忙しい峠ののぼりで離される、
なんて言うところが、ストレスになっている。
だからここを改善したい。
こういうシチェーションのなかで、まだ少し頼りなさを感じたんだ。
そう、3000rpmから6000rpmまでのパワー・・・。
いや、4000rpm、5000rpm、6000rpmまでのパワーだな。
うん、「し、ご、ろ、」の強化だ!

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CB400SB/SF REVO その七

★ストリートでGPマシンをあやつているような感覚★

4000rpm、5000rpm、6000rpm
そう、「し、ご、ろ」の強化。
これがた〜いへんだった!

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 エキパイの長さを変えるのは当たりまえ。
集合部(2つのエキパイが交わるところ)の容積を変えたり、
サイレンサー(マフラーの一番後ろについている別体の消音機)の
内部構造を大きく変えたり、一からやり直す勢いだった。
おかげでシャーシダイナモの描くパワーの出方は最高!
開発スタッフの高い技術と以上なまでの執念に感謝感謝。

 で〜は、テストです・・・・。
最高!「し、ご、ろ」が効いている。
たくましい!この特性を待っていたんだ。
しかもサウンドがいい。
バルブが切り替わるときの官能的なサウンドが最高。
ストリートでGPマシンをあやつているような感覚だ。
でも心配しなくていいぜ!
2バルブゾーンでは至って静かだから、周りを気にしないで乗れるからね。
最後のに排ガスの検査/音量の検査を受けて
JMCAの認定をもらってから販売開始!
もうすぐだから宜しくね。


 週末に各地で行われるPURE SPORTライドオンキャンペーに
体感試乗が出来るからぜひ、直にこの快感を味わってみて下さい。

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