GSX1300 PS TwoTail | マフラー開発奮闘記

GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編・序章

★ あれから早5年… ★

 速いもんだな…。隼用のPURE SPORTを発売してから早5年が経過した。 開発当初PURE SPORTとしてインジェクション用のマフラーを創るのは初めてで、しかも最速絶対性能を誇る隼とあってどうしても他に負けない性能を持ったマフラーを創ってやろう、今後5年は性能で抜かれることのない絶対的な能力を持ったマフラーを、と半年以上の月日をかけて徹底的に開発を行った本当に思い入れのあるマフラーなんだ。おかげで販売の時期が大きくずれ込み売る出したときには、すでにみんなほかのメーカーのマフラーが装着されてしまっている状況。いや〜、あのときは本当にきつかったぜ!でもその後試乗会や口コミでその性能の凄さ面白さが知れ渡り今現在でも年を追うごとに愛用者が増えていっている状況だ。すでについてた他メーカーのマフラーを外してまで装着してくれるライダーもかなりたくさんいるんだ。ありがたいね!

 それと同時にPURE SPORTの発売当初から、隼の熱狂的なファンの間で性能は同じでいいから二本出しのTWOTAILを創ってくれ!ていう熱烈なラブコールが殺到していたんだ。だけどインジェクションの特性にこだわった性能重視のマフラーってもんは一本を二本になんてそう簡単に直せるわけではないんだ、特にここまで出来上がったマフラーでは…。

 それでもあんまりみんなが熱烈だしさらなる性能ってやつも見てみたい気もするし…。自分の趣味70%ってかんじでこの5年近くの間いじってはやめ、やめてはいじり商売に悪影響がでない程度に開発を続けさせていたんだ(実際はかなり商売にくい込んでいたけど)でここにきて性能にかなりの進展があったので、一気にスパートをかけて開発を行うことにした。PURE SPORTの絶対的な性能に今でも勝てるマフラーは出現していないが、今後さらに5年は抜かれない性能。もっともっと自由自在に操ることが出来るさらに速く面白い絶対的な性能はもうそこまできてるぜ!


GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編・其の壱

★ …と思ったわけさっ! ★

 今回なぜうちがこのTwoTailの開発に気合いを入れているかというと…、今までPURE SPORTの特性を作る上において2本出しによる性能面でのメリットを見いだすことが出来なかった。逆に重量の増加からデメリットの方が多くなると判断してきた。しかし性能へのこだわりとユーザーの要望から続けてきたしつこいまでの開発の甲斐あって、2本出しでしか実現し得ないPURE SPORTの性能にとって最も有利な特別な特性を発見したんだ。この構造による性能へのメリットは非常に大きく、一刻も早くこのすばらしい性能を製品に使ってみたいと思ったわけさっ。外見的にも今までには全くなかったパイピングだ。もう集合管なんて古風な呼び名が全く似合わないエキゾーストインプルーブメントシステムってやつだ!

 ・・・・さ〜て前おきはこのくらいにしてテストといきますか。

 ・・・・おっ、やばいっ、・・・フロントが降りてこない竿立ちだ・・・。


GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編・其の弐

★ これが出来れば… ★

 いや〜驚いた。スタートからパワーを引き出したのは確かなんだけどここまで唐突にふけあがるとは思ってもいなかった。だめじゃん!PURE SPORTは「どんなにパワーが上がっても常に右手とリアタイヤが連動する感じ」これが重要だからこんなの全然だめっ!

 あれから何度も乗って必死で原因を考えたんだがどうもアクセルを開けてから回転がついてくるまでのわずかなラグがこいつを神経質にしているらしい。

 スタートからのこのパワーを殺さないで縦横無尽にコントロールできるよう、特に1000rpm〜3500rpmの回転域で溜のない正確なピックアップを作るように担当に指示を出したんだ。思いっきり頭を抱えてたぜ。でも、これが出来れば開発もうんとスピードに乗せられると思うんだ。


GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編・其の参

★ さあどうだ! ★

 何しろ右手との連動感だ!
パワーはあればあるほど面白い、あればあるほど乗りやすい、何より性能何よりパワーだ!・・・しかし、問題はそのパワーの出し方だ。アクセルを開けたときに、ちゃんとライダーが予測できるように正確なパワーラインの出し方をしないと「ドン突き」がきつく出て、ただハラハラして大事なときにアクセルを開けられない。結果、ノーマルの方が速い、なんてことは市販のマフラーに交換した際にざらに起きている事実だ。これでは高いお金を払ってマフラーを変えても意味がない。だから俺はこのアクセルに対するエンジンの、又はリアタイヤの連動感にこだわるんだ。さ〜あ、開発担当は徹底的に集合部の容積をいじって1000rpm〜3500rpmの回転域に正確なピックアップを作ってきたぞ。さあどうだ!

うぉぉぉ、面白い!
リアタイヤがどう動いているのかがよくわかる。

ドン突きも完璧に消えている。いいぞ〜、この強大なトルクと完璧なピックアップちょっと練習すればスライド走法だって簡単に出来そうだ。いいぞ、いいぞ。この段階でいままでNO.1とされていたPURE SPORT ONEテールの性能は越してきた。

 ただ、フロントのリフト感が全く消えた・・・、これは残念だ。よ〜し、この連動感を維持したままで4000rpmあたりからさらにガンガンパワーを上げていこうぜ!

 次回を期待しているぜ!


GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編・其の四

究極って英語でなんて言うんだ?★

 ウォッ!か、かる〜い!なんだこの軽さは。
  いままでこんな軽い隼は乗ったことがないぞ!
   すげーな、こいつは。

 4000rpmからのパワーを要求したら、もっと低い回転からさらに上乗せのパワーが出てきたんで「どうでしょうか?」なんて言うからテストしに来たんだけど・・・いいね〜。いや〜本当にすごいよ、楽しいよ。前回以上に右手とアクセルもきっちり連動しているし、もう本当に嬉しくなっちゃうね。これは誰が乗っても嬉しいはずだぜ。またここまでパワーが上がってくると、いつも乗っていたギアより2速位上で走っても全然平気なんじゃあない。まるでビッグブロックのアメ車感覚でも走れてしまう、う〜〜〜ん優越感!!

 それじゃ〜上はどうなの・・・カパッと開けてあげると4000rpmからフロントを上げて6・7・8・9000〜レッドへととんでもない勢いでどこまでも伸びていく。ドッギュィィィィィィーーーーーーンて感じ・・・でも常に右手と連動だから、全然コントロールOK。まさに「爽快!」の一言。これ本当に楽しいよ!完璧これで性能はOK。

 それはそうと、なあこんなに面白いマフラーだ、いくらにする?5年も掛かってるし、作るのもオール一体構造で何日も掛かるし、50万か?、60万か?、そんだけ出しても惜しくはないね。

* お〜い名前はどうする、PURE SPORTのTWOTAILじゃあ芸がないだろ。究極って英語でなんて言うんだ。エクストリーム?いまいちだな〜。アルティメット!いいね。それじゃあ“PURE SPORT ULTIMATE 2″ってことでよろしく。近日発売!


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