忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

GB350サイレンサー編 其の壱

★サウンドやトルクラインを創る際に効果的なデザインにしよ★

ルックスが難しい。
奇をてらったデザインはわりと下品になるし・・・・
なるべくトラディショナルで、
シンプルでサウンドやトルクラインを創る際に効果的なデザインにしよう。
まずは、たたき台から。

SP忠男開発チーム

 

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2022~SV650ABS編 其の拾伍

★こんなに「気持ちイー!」マッチングは、なかなかないね★

POWERBOXパイプが完成したら、
当然POWERBOXのマフラーとのマッチングが気になるよね!
試してみました。
まずいなこれ!
3000rpmから更に気持ちイー!トルクが、
そして6000rpmを超えたあたりからやばい、はやい。

これは全く別物だね。
しかもよくありがちなネガな特性が全く感じられない。
ベストなマッチング。
こんなに「気持ちイー!」マッチングは、なかなかないね。

なにしろ、すっごくパワフル。
すっごく速い。しかもものすごっく『気持ちイー!』
POWERBOXパイプは、絶対おすすめだけど
POWERBOXのマフラーのセットすごいよ。
このセットもライドオンキャンペーンで体感できるように準備するから、
一回騙されたと思って乗ってみてほしいな。

SP忠男開発チーム

快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンの日程はこちらから 
製品の詳細はこちらから 

SP忠男開発チーム

~2021 V650ABS POWERBOXパイプ編はこちらから
 

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GB350サイレンサー編 序章

★最高にマッチするPOWERBOXサイレンサーの開発に取り掛かろうか★

最高に『気持ちイー!』トルクラインのパイプが出来たので、
嬉しくて嬉しくて、毎日のように乗っていたら、ふと気づいた。
このサイレンサーのサウンドがなんだか耳障り、
パカパカパカって聞こえてくる。
きっと、インドの人はこんな騒がしい感じのサウンドが、好きなんだろうなぁって

少し日本人に喜ばれるもう少し湿っぽくて、
心地良い低音のサイレンサーがほしいな。
そして、せっかくだから走りの方も、もう少しきわめてっと。

さあ、今度はPOWERBOXパイプに
最高にマッチするPOWERBOXサイレンサーの開発に取り掛かろうか。

SP忠男開発チーム

 

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2022~SV650ABS編 其の拾四

★長さを測定する際に差異が生じていたようだ。★

あれからドンツキの原因がわからず何日も費やしてしまった・・・・・。
そしてやっとわかった。
この現象の原因は、パイプの全長、
複雑な曲げを組み合わせて仕上げたパイプ、
長さを測定する際に差異が生じていたようだ。
その長さは、量産試作の方が開発の最終試作より6mm長かった。
たった6mm、まさかと思って量産試作をカットして全長を6mm縮めてみた。
あの完璧に『気持ちイー!』特性が戻ってきた。
よかった、 これで完成だ。

また、うちのスタッフが試乗車を用意して
日本中各地を回ってイベント行うから
SV650ABS乗りのあなたには絶対に試してほしいな。
きっと『気持ちイー!』毎日が待ってると思うよ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~Z900RS 編 序章

  • 投稿日時:2022年10月27日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★なにがどんなふうに変わっているのか楽しみだ★

我が社に2023年モデルの新しいZ900RSがやってきた.
車体型式に8BLがついて新しい排出ガス規制に対応したマシンだ。
なにがどんなふうに変わっているのか楽しみだ。

SP忠男開発チーム

 

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2022~SV650ABS編 其の拾参

★量産試作に置き換えたら、この性能が再現できない★

すごいね。2000rpmから発生する綺麗に整えられたトルクライン。
まずはここで、ラインダーが『ホッ』とする信頼関係を築き、
そして、3000rpm〜6000rpmへと緩い右肩上がりで上昇するトルクラインが、
ストンストンと、見事なギアチェンジのフィーリングを引き出してくれた。
本当にこれだけで、このSV650ABSの質感が格段にアップする。
そして更に3000rpm〜6000rpmのトルクを引き上げたことで、
トゥルルルって角のとれた心地良いパルスと共に
650とは思えない逞しい走りを引き出してくれた。
その走りは、レッドゾーンへ向けてパワフルに伸びていく。
すごく『気持ちイー!』
なんだかアイドリングの音すら上質だ。 
これはいい、最高の出来だ。

しかし、ここまできて問題発生。
つぎはぎだらけで作って、試作のパイプを
いざ量産試作に置き換えたら、この性能が再現できない・・・・。
どういうことだ? 
この量産試作を装着して走り出した瞬間、全くひどい。
ガツンガツン、ギヤチェンジの時のドンツキ感が、
中速域の回転の上昇もなんだか気持ち悪い。
なにが起きているんだろう???

SP忠男開発チーム

 

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2022~SV650ABS編 其の拾弐

★4000rpmから8000rpmにかけて確実にパワーを引き出してくれた。★

驚いたね、2サイクルのチャンバーからヒントを得て、
パイプに仕込んだ部材がすごい働きをしてくれた。
全域にわたって、パワーアップ。
特に4000rpmから8000rpmにかけて確実にパワーを引き出してくれた。

ここから先は、この部材の取り付け位置や形状をいろいろ変えてベストを探求してみる。
いやぁ〜、本当にこのSV650ABSは開発チームを飽きさせない、面白いマシンだぜ。

SP忠男開発チーム

 

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GB350S編 其の四

  • 投稿日時:2022年10月26日
  • カテゴリー:GB350S

★最高に気持ちいいパイプが出来ました★

いやぁ〜 長かったね。
最終的に排気出口の太さと形状を何度も何度も変更し、
クラッチミート直後から
『気持ちイー!』トルクラインを引き出す事が出来たんだ。
トン、トン、トン、って、低い回転でその都度回転が落ち込むことなく、
リズム良くシフトアップ。これが出来る。最高に心地良い。
これビッグシングルの醍醐味だね。
トン、トン、トン4速までシフトアップ。
50Km/h付近で走ると最高に心地良い。
田舎の道を4速キープで、パルス感を楽しみながら
オートマティック気分でどこまでもどこまでも・・・。

また、トップギアに放り込んで、
80Km/h手前からのパワーと伸びもすっごく『気持ちイー!』
最高に気持ちいいパイプが出来ました。

また、どこかのライドオンキャンペーン
試着用の製品を用意するから絶対に一回は体験してほしいな。
 
SP忠男 開発チーム

気持ちイー!サウンドを求めてサイレンサー開発開始、
GB350サイレンサー編はこちら

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2022~SV650ABS編 其の拾壱

★丸秘の部材を埋め込むことが提案された。★

あれから基本的な特性を決めようと5mm単位で、
切っては溶接で、繋いで切っては繋いでの繰り返しをして
パイプの長さを調整し、次に太さも変えて色々トライをしてみたけど、
想像していたような特性には微塵も近づかない。
クラッチミート直後の特性は未だ健在だけどこれだけでは・・・・。

すると開発チームのチーフから思わぬ提案が、
エキパイの仕事は基本、排気脈動をコントロールして
任意の回転域にシリンダー内の混合ガス充填率を高めること・・・・ 
排気関係で究極の脈動コントロールと言ったら2サイクルのチャンバーでしょう。
ということで、昔2サイクルのチャンバー(マフラー)開発を担当していたチーフの発想で
パイプの中に排気脈動をコントロールする。
丸秘の部材を埋め込むことが提案された。
しかしこの部材の形状や取り付け位置など前例がない。
本当に性能が引き出せるかどうかもわからない。
でも面白いからやってみますか。

SPTADAO開発チーム
 

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MT-07 2021~編 其の拾弐

  • 投稿日時:2022年10月24日
  • カテゴリー:MT07 2021~

★『気持ちイー!』 理想のマフラーに仕上げることが出来た。★

最後にエキゾーストパイプのバイパス位置を変えたり、太さを変えたり、外してみたり、
更には、長さを微調整したり・・・
結果シャーシダイナモ上のラインは完璧に綺麗なラインで繋がった。
実際の走りはどうだ?

毎回マフラーの特性をチェックする前にマフラーを純正に戻して
一回走らせるんだけど、本当にMT07のスタンダードの走りは完璧なんだ。
この走りを味わうたびにプレッシャーを感じてきた。
果たして、これ以上にライダーを幸せに出来る、
『気持ちイー!』走りを引き出すマフラーは出来るのだろうかって。

ほっ! 今日、やっとそのプレッシャから解放された。
『気持ちイー!』 理想のマフラーに仕上げることが出来た。よかった。
スタートからライダーをホッとさせる信頼関係、
2000rpmからマシンを軽く逞しく走らせる雄大なトルク、
7000rpmを超えて爽快に伸びていくパワーライン 
これはいい!最高気持ちイー! 
さあ、これでMT07との長く続いた楽しい時間は終了だ。

また製品が上がったら、試乗車を用意してライドオンキャンペーンに回ります。
MT07オーナーのあなたには一度体験をしたいただきたいなすっごくいいよ。

SP忠男開発チーム

ライドオンキャンペーンの詳細はこちらから

SP忠男開発チーム

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