忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2021〜CRF250L POWERBOX サイレンサー編 其の参

★割とクラッチミート直後の低速域から、 トルクが出ていて乗りやすい★

面白いね、まるでモトクロッサーだぁ。
パンチがあって、ぐんぐん伸びる。
しかも、割とクラッチミート直後の低速域から、 トルクが出ていて乗りやすい。
流石に林道をとことこ散歩って、感じの大らかさは無いけどね。

でも、これはこれでいいぞ!
あとは、POWERBOXパイプとのマッチングの確認が楽しみだ。

SP忠男開発チーム 

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2021〜CRF250L POWERBOX サイレンサー編 其の弐

★最高に綺麗な曲線を描いてる。★

サイレンサーボディーを最も性能を引き出す際に効率の良い新円を採用。
容量に余裕があるせいか、音量を抑えながら、
割とスムーズに性能を引き出すことが出来た。
結構、広い回転域にトルクが出ていて良い感じだ!

シャーシダイナモ(出力特性測定器)でのトルクラインは
最高に綺麗な曲線を描いてる。これは楽しみだ。

SP忠男開発チーム

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~2017 SR400 POWERBOX サイレンサー編 其の六

★オートマチックみたいに、おおらかに走れてしまうんだ★

性能を上げると音量も上がる。
加速をした時の音量が一定レベルを超えると、公道を走行してはいけない事になっている。
特に400ccもあって、シリンダーが一個しかない単気筒のマシンは、
性能を上げると、加速をした時に公道で、
走っていい音量規制値をいとも簡単に超えてしまう。
これでは、ダメだ。
しかし、しっかりと大らかで雄大なトルクラインを引き出しながら、
なんとかこれをクリアすることが出来た。
音質も力強い、逞しい低音サウンドに変化している。
かなり時間がかかったけど、良かった!これで完成だ。

本当に、どの速度域で走っても心地良いんだ。
ビッグシングルの心地良さを活かしながら、
うんと広い回転域にフラットなトルクを引き出すことが出来た。
これにより、普段無意識に走っていると、
一速から場合によっては二速くらい高いギアで心地よく走れてしまう。
走り出してすぐに高いギアに入れると、とととととって、
オートマチックみたいに、おおらかに走れてしまうんだ。
これが『気持ちイー! 』
 普段使うエンジン回転数も下がるので、
今回のテスト中では少し燃費も向上していたように感じる。面白いね。
最後に高速道路給油以外は、
ノンストップで500Km走行を数回繰り返し、各部のチェックも完了!
さあこれで、お待たせしているSRオーナーの皆さまに
『気持ちイー!』が、お届けできるようになりました。
きっと、少し大きめの排気量のマシーンと一緒に
ツーリングを楽しまれているあなたにも、
結構、気に入っていただけると思うな。

このサイレンサーは、POWERBOXパイプとの組み合わせで、
パーフェクトな性能を発揮するように開発をしております。
試着用のPOWERBOXパイプとPOWERBOXサイレンサーを用意して、
快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンでみなさまのお越しをお待ちしておりま〜す。

ライドオンキャンペーンの開催情報はこちらから

SP忠男開発チーム

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2021〜CRF250L POWERBOX サイレンサー編 其の壱

★ビッグシングルの逞しさや、雄大さを引き出すことが、出来たら嬉しいな★

アウトドア好きのオーナーさんから、沢山喜びのメッセージが送られてきます。
高速を飛ばして・・・
林道をとことこ・・・
たまにクローズドコースで、元気に走る。

皆さんこんな感じにCRF250Lで思い切り、
エンジョイしていただいているようで、ほんと羨ましい。
今回、僕らの提案は、ビッグシングルのたくましさ。
多分、昔のXRやXLはあまりスピードを出さないローギアな設定だったのか、
ビッグシングルらしく、もっとずぶとく、
たくましい感じが有ったように記憶している。
あまり明確には言えないけど、確か。

今、2021〜CRF250L用 POWERBOXパイプの
秀逸なトルク特性は最高に気に入っているんだ。 
今度は、この心地良さや、高速域の爽快感を大切にした上で、
あの懐かしいビッグシングルの逞しさや、
雄大さを引き出すことが、出来たら嬉しいな。

なるべく、細かく特性をいじれるように、
シンプルなルックスでチューニングの自由度を
上げられるような構造で、たたき台を作ろうか!

SP忠男開発チーム

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2021〜CRF250L POWERBOX サイレンサー編 其の壱

★ビッグシングルの逞しさや、雄大さを引き出すことが、出来たら嬉しいな★

アウトドア好きのオーナーさんから、沢山喜びのメッセージが送られてきます。
高速を飛ばして・・・
林道をとことこ・・・
たまにクローズドコースで、元気に走る。

皆さんこんな感じにCRF250Lで思い切り、
エンジョイしていただいているようで、ほんと羨ましい。
今回、僕らの提案は、ビッグシングルのたくましさ。
多分、昔のXRやXLはあまりスピードを出さないローギアな設定だったのか、
ビッグシングルらしく、もっとずぶとく、
たくましい感じが有ったように記憶している。
あまり明確には言えないけど、確か。

今、2021〜CRF250L用 POWERBOXパイプの
秀逸なトルク特性は最高に気に入っているんだ。 
今度は、この心地良さや、高速域の爽快感を大切にした上で、
あの懐かしいビッグシングルの逞しさや、
雄大さを引き出すことが、出来たら嬉しいな。

なるべく、細かく特性をいじれるように、
シンプルなルックスでチューニングの自由度を
上げられるような構造で、たたき台を作ろうか!

SP忠男開発チーム

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TRACER9GT編 其の四

  • 投稿日時:2022年01月14日
  • カテゴリー:TRACER 9GT

★そのマシンは『XJR1300』 日本の名車だ。★

2000rpm付近から、3000rpm付近のトルク特性を整えた状態で数日間乗ってみた。
スタートしてすぐは、SP忠男っぽさが心地良い。
そして、なんか4000rpm過ぎから加速の溜めが出来て、
6000rpm手前から急に加速が強化され、
かなり、エキサイティングな特性に作っているようになってしまった。
なんか、ヨーロピアンっぽい、雰囲気が強調されたね。
これも悪くないけど、パワーモード3で、これってどうなんだろう。

僕らは大きな排気量のマフラーを作るとき、
基準にしているマシンの特性があるんだ。
そのマシンは日本の道を走らせた時に、
いつもライダーに上手くなったような錯覚をさせてくれるくらい気持ちよくて、
常に安心と心地良いフィーリング与えてくれる、
乗っているだけで嬉しくなるマシンなんだ。
そのマシンは『XJR1300』 日本の名車だ。
日本の国内を走らせたら、最高のビッグネイキッドだったと思う。
5段変速でローギアードだったからか、
高速の伸びはあまり得意ではなかったけど、絶対名車だと思う。

今回は、このXJR1300のような大排気量の雄大で、大らかで、心地よい特性と、
TRCER9ならではの高速性能をミックスした作品が、
出来たら嬉しいなって考えているんだ。
出来たらいいなぁ!

SP忠男開発チーム

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~2017 SR400 POWERBOX サイレンサー編 其の伍

★しかし、またここで課題が発生・・・。★

いや〜、はまったね!
5000rpm付近まで、心地よくて雄大で、
『気持ちイー!』が、引き出せたけど、その先に僅かなトルクの谷が発生して、
高回転域まで爽快なトルクラインが繋がらなかったんだ。

時間は掛かったけど、
サイレンサーインナーのパイプ径や長さの組み合わせを繰り返して、
『気持ちイー!』 ラインを引き出すことが出来た。
この特性は、そのトルクラインのお陰で、
常にスタンダードより1速高いギアを選択できるほど、逞しい。

あまり、みんな気にしてないかも知れないけど、
きっと、燃費にも好影響を与えられるはず。
そして何より、高速域の爽快な伸びだ。
POWERBOXパイプとの組み合わせで、結構な走りをしてくれる。
今まで大排気量のマシンとのツーリングは避け気味だったけど、
これなら躊躇なく一緒に行けそうな気がしている。

しかし、またここで課題が発生・・・。

SP忠男開発チーム

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~2017 SR400 POWERBOX サイレンサー編 其の四

★フラットで大らかなトルクラインが浮き出てきた★

割と良いペースで、ここまで進んできた。
膨張室の排気ガスが膨張するタイミングや、
容量をいじったお陰で、
かなりフラットで大らかなトルクラインが浮き出てきた。
結構、気気持ちイー!

しかし、ここで問題が・・・・。

SP忠男開発チーム

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TRACER9GT編 其の参

  • 投稿日時:2022年01月11日
  • カテゴリー:TRACER 9GT

★クラッチを繋いで走り出した瞬間、感じる!★

エキパイの長さを調整して、マフラー全体の長さも色々変えてみて、
2000rpm付近から3000rpm付近のトルク特性を整えてみた。

クラッチを繋いで走り出した瞬間、感じる!
不思議な親近感、というか、安心感というか、いい感じ。
この状態で数日乗ってみた感想は・・・。

SP忠男開発チーム

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~2017 SR400 POWERBOX サイレンサー編 其の参

★要因はトルクラインの上昇角度が急すぎることだ★

いいね、スタートから凄いパンチ力だ。
なるほど、そうだよな。この感覚はインパクトはあるけど、結構不快だ。
僕らが求める基本的なコンセントは、心地よさ×爽快感=気持ちイー! 
こことは随分かけ離れている。
要因はトルクラインの上昇角度が急すぎることだ。

もう少しフラットにして、スタンダードの秀逸な特性を大切にして、
全体的に逞しさや雄大さ、もしくは大らかさを加味していきたいんだ。
僕らはスタンダードの特性が大好きなんだ。
サイレンサー内の膨張室の位置や容量を調整しながら探っていこう。

SP忠男開発チーム

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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

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”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
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