忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2023~CRF250Lサイレンサー 編 序章

★POWERBOXパイプに合ったサイレンサーを開発することに決めたんだ★

さあ、2023~CRF250LのPOWERBOXパイプが完成した。

おかげさまで、初回ロッドを装着されたユーザーの皆さんから
好感触のインプレッションが寄せられてきている、
嬉しい限りだね。

そのユーザーの皆様からこのPOWERBOXパイプの特性を
更に際立たせる POWERBOXパイプ用のサイレンサーを
早く出してほしいっていう要望が、日々増えてきているんだ。
そこで、せっかくそう言っていただいたので、
改めてこのPOWERBOXパイプに合った
サイレンサーを開発することに決めたんだ。
まずは叩き台として、〜2022年モデルのサイレンサーを装着して
開発の方向性を探ろうか。
乞うご期待。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の伍

★リズムに乗って気持ちよく走ることができる★

お〜! すごくよくなった。
スタンダードに比べ、かなり低い回転域から
フラットにトルクが向上されている。

トントントンって、ギアを上げていき40Km/h代の速度域で、
4速に入った時の回転の落ち込みが減った。
以前より、リズムに乗って気持ちよく走ることができる。

いいね、これ。
GB350の持ち味、ロングストロークで
少し重めのフライホイールが少しずつ活きてきたように感じる。
開発の方向性は間違っていないようだな。
この方向で開発を進めていこう。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の四

★丁寧にトルクラインを整えていくことが重要なんだ。★

GB350は基本最高出力が発生する回転数が5500rpmと極端に低い。
こういうエンジンは、過去の経験からみても
膨張室を設けて細かくトルク特性を
いじるような特性の引き出し方に向いていない。
トルク特性はセオリー通りパイプの長さと太さの組み合わせで、
根気よく、一速一速毎のギアに合わせ、
丁寧にトルクラインを整えていくことが重要なんだ。

特に今回の2023〜GB350の場合4速、5速と、
かなりハイギアードになっていて、例えば4速の場合、
60Km/hを超えてエンジン回転を上げていかないと、
速度が心地良く乗っていかない。
そんな風に感じるんだ。
これを少し低い回転域から、トルクラインを高め綺麗に整えることで、
45Km/hあたりから速度が乗っていくようにできたら・・・。

ロングストロークでフライホイールの重めのこのエンジンは、
4速5速でも広い速度域が使えるようになり、
生き生きと、そしておおらかで心地良い走りになっていく。
そんな風にイメージしているんだ。

今、純正の内径より少し太めのパイプに設定して、更に長めに設定してみた。
こうすることで、割りとフラットに高いレベルの
トルクラインを引き出すことが出来たんだ。
さあ、どんなふうに体感が変化するのか楽しみだ。
ちなみにこの写真の通りパイプの取り回しには、
デイトナ製エンジンガードとのマッチングを視野に入れています。

SP忠男開発チーム
 
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2023~CRF250Lパイプ編 其の拾

★パイプ一本変えるだけでこの性能だ★

最後はやっぱりBOXの容量と位置関係を散々探って、
しっかりと5000rpmと6000rpmの間の回転の澱みを解消してくれた。
うちの開発スタッフは最高だね!

これで、3000rpmから6000rpmまで、
秀逸なトルクラインがバッチリとつながった。
その結果走りが全く変わった。
オフロードでのコントロール性能が格段に向上した。
常にトラクションをかけながら走ることが出来る。
コーナーリングのスライドも右手に追従してくれるトルクラインのおかげで、
高いレベルで自由にコントロールが出来るようになった。最高に楽しい! 

低い速度域に軽快でトコトコ走れる秀逸なトルク特性。
中速域は逞しいトルクを活かして豪快に加速。
そしてそこから高速域に向けて、
レブリミッターに向けて上昇していく爽快なパワー。
また、高回転の余裕のパワーが、
ハイウェーの走行をも楽しくしてくれる。
これはいい、パイプ一本変えるだけでこの性能だ。
更に楽しい2023年CRF250Lに生まれ変わった
いいね!
思った通りの特性を持ったパイプが誕生した。

このすごく『気持ちイー!』性能を
2023~CRF250Lのオーナーのあなたには一度体験してほしいな。
試着用のPOWERBOXパイプかPOWERBOXパイプが、
装着された試乗車を用意するから絶対に体験してみてください。

快感体感試走会 ライドオンキャンペーンの日程はこちらから

SP忠男開発チーム
 

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2023~YZF-R125 編 序章

  • 投稿日時:2023年10月31日
  • カテゴリー:YZF-R125 23

★2023~YZF-R125 がやってきた★

我が社に 2023~YZF-R125 がやってきた!

デカっ!

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の参

★回転域に変化が生まれるかを探っていくんだ★

まずは、スタンダードの長さと太さから
サイズをどんどん変更していって、
どの回転域に変化が生まれるかを探っていくんだ。
毎日のようにパイプを切っては繋いで、
走ってはトルク特性を測定して、
方向性を決めては切ってまた繋いで・・・・・
こんな感じの日々が続く。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の弐

★エンジンが気持ちよく追従しないように感じたんだ★

気持ちイー!走りのための絶対的キーポイントのヒントはこの写真の中にある!

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どう言うことかというと、スタートから、
ポン、ポン、ポンとシフトアップしていくと
1速、2速、3速まではリズミカルにエンジン回転がつながって、
気持ちよく速度が上昇していく。
そして、いざ4速に入れた瞬間速度が落ち込む。
特に一番よく使う45Km/h前後にスピードメーターに
針が収まっている時、この傾向は顕著だ。
右手の捻りにエンジンが気持ちよく追従しないように感じたんだ。

そこで、この感覚から色々と仮説をたてて、
この課題をクリアーしていく。
そうすることで、このGBが更に心地良い、爽快なマシンに
生まれ変わるような、そんな予感を感じているんだ。

SP忠男開発チーム
 

2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の壱

★気持ちイー!走りのために絶対的にキーになるポイントを発見★

まずは開発の方向性を決めるために
2023年GB350に乗ってあちこち走ってみた。
いいねぇ〜、こののどかな雰囲気。楽しいね〜。
さぁって、つるしの状態でここまで『気持ちイー!』マシンを
どうすればもっと気持ち良く、もっと爽快に出来るのかなぁ?
そんなことを考えながら、トコトコ トコトコ乗ってみた。

すると、気になった点が何点かあった。
その中で気持ちイー!走りのために絶対的にキーになるポイントを発見。
ここをクリアーにしていくと、このマシン化けるぜ。
その答えは・・・。

SP忠男開発チーム
 

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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 序章

★POWERBOXパイプ開発開始で〜す!★

最近、何故か2023年モデルのGB350用POWERBOXパイプのリクエストが急増中なんだ。
その中で、レブル250のようにレトロで、
スタイリッシュなルックスをリクエストしてくる人が増えているんだ。
確かに本当に昔の350cc単気筒クラスのマシンは、
エキゾーストパイプがスリムでシュッとしているルックスが多かった気がする・・・。
せっかくのアドバイス参考にさせていただきます。

と言う事で、2023年GB350用のPOWERBOXパイプ開発開始で〜す!

SP忠男開発チーム
 

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2023〜PCX編 其の伍

  • 投稿日時:2023年10月17日
  • カテゴリー:PCX 23

★PURESPORTならではの特別なトルク特性なんだ★

少し時間がかかったけど、
なんとか『気持ちイー!』トルク特性を引き出すことが出来た。

PCXで使用頻度の高い30Km/hから60Km/h付近のトルクを豊かに引き出すことで、
例えば、車の後ろを巡行していて、前方を走る車が速度を上げた時、
スタンダードのPCXだと、大きくアクセルを開きたくなるシチュエーションでも
PURESPORTなら、ほんの僅かアクセルをひねるか捻らないかぐらいの感覚で、
スゥーっと車体が前に出る。
この感覚が、車両を買い替えてもまたPURESPORTを選んでいただける、
ヘビーユーザーの皆様がもっとも喜んでくれる、
PURESPORTならではの特別なトルク特性なんだ。

その上でここも結構苦労したところなんだけど、
メインパイプとループをつなくバイパスパイプの設定、
60Km/h付近までの特性が完璧に仕上がった時に
そこの域を超えた高速域への繋がりに問題が出て、
そこそこの上り坂だと、速度が伸びていかなくなってしまったんだ。
その時にこのバイパスパイプの取り付け位置や太さの調整を何度も繰り返して、
最終的にトルクをつなげて、高速域まで爽快に伸びていく、
特別な特性を引き出すことが出来たんだ。
『気持ちイー!』 この走りはこの一言につきるね。
あと開発の途中で何度かタンデム走行でのテストも行なっている。
PURESPORTとスタンダードでは、タンデムでの走行時のゆとりが違うね。
より余裕を持って、安全に疲れずに走ることが出来る。そんな感じだ。

もし、あなたがPCXに乗っていて、このPURESPORTのフィーリングが気になったら、
いつものように各地で、快感体感試走会ライドオンキャンペーンで、
車両を用意しておくから、一度試乗してほしいな。
ライドオンキャンペーンのスケジュールはこちらから 

SP忠男開発チーム

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