忠さんの開発裏話!:TOP
● 03-CB1300SF 編・其の六
★ ガッツンガッツン ★

 さらにインパクトをつけるために2800rpm付近からさらに強烈にパワーを引き出させてみたんだ。さ〜あ、どんな感じかな?

オッいいね〜。軽いよ、軽い、軽い。

この軽さが気持ちいいよ。トルクのおかげだね。すごく気持ちいいよ!高回転のパンチもあるしいいね!

・・うんっ・・おっと
問題発生!
これはまずいな、ドンツキ感が出てきたぞ。

 車の間を縫ったりストリートで気持ちよくフットワークをしようと細かいアクセリングをしたときに、
ガッツンガッツンと出てきているんだ。いや〜、まいった。こういうドンツキ感はダイナモのラインではまったく現れないから直すのも結構大変なんだ。
 原因は、アクセルワークに対してエンジンの反応がほんのわずか遅れる、その遅れが
"ため"になって「ガッツン」と来る。これはインジェクション独特の特徴で、一般的な考えとは逆にピックアップを鋭くすることでだいたい解決できる。いじるところは、気密を保つために一体構造で仕上げられた集合部の容量と、テーパー角。これを中心にいろいろいじる・・・ここさえクリアできれば完成だ

最高に楽しいマフラーが出来る…、楽しみだぜ!

其の七へ・・・

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