忠さんの開発裏話!:TOP
● YZF-R1 編・其の壱
'00〜YZF-R1

 俺の愛車
'98 YZF-R1、こいつに装着してある初期型PURE SPORTは、強烈なピークパワーと共にかなり低い回転域から反応する、超高性能なチューニングマフラーだ。しかし、スズキのR1000にはかなわない。ピークパワーはいいところまでいっているはずなのだが、やはり8000rpmまでのパワーで引き離されてしまう。特にトップに入れたときのトルクが違う。では、このマフラーを中低速から格段のパワーアップが図られている2000年以降のR1に装着してみたらどうだろう?うちのマフラーの場合、チューニングマフラーの肝のバイパスパイプが干渉してそのままでは付かないので、少し加工して装着したみた。

・・・ノーマルよりスムーズでそこそこ速いがパンチがない。
回せばパワー感はかなりあるがR1000にはほど遠い・・・。
シャーシダイナモでパワーチェック。
エッ?'98に装着したときには3000rpmくらいからノーマルを大きく上回っていたマフラーなのに'00〜以降のマシンに装着すると8000rpmまで全ての回転域がノーマルを下回ってしまう。

・・・なーるほど・・・。
良く聞く「'00〜のオーナーがマフラー交換後、またすぐにノーマルに戻してしまう」って言う話の根拠はここにあるのか!この状況は把握できた。それではこの8000rpmまでのトルク&パワーを徹底的に引き出して、
もの凄いマフラーを作ってやろうじゃないか!

其の弐へ・・・

Go to Last Page !!