忠さんの開発裏話!:TOP
● 03-CB1300SF 編・其の伍
★ 「高気密一体構造」 ★

 実際このマシンを
生かす殺す5000rpmまでの特性にかかってると思うんだ。だいたいこのマシン、どんなマフラーをつけても5000rpmからのパワーは勝手に盛り上がって行く。でも実際、ホンダの作ったこのエンジン、そんなに回さなくっても充分速い!なにしろ1300ccもあるんだから・・・。
 そこで、一番特性造りに
重要なのはスタートから5000rpmまでの域、とくに2800rpm付近から4000rpmまでの域が最も重要。まぁここの回転域はシリンダーの充填率によって特性を造っていかなければならないから、一般の集合管と呼ばれるようなマフラーではまず造れないよな。ここに高気密一体構造の意味が存在するんだ。
 と、言うことで、今回は集合部の容積・形状を中心にいじって、前回の問題点をクリアーしてきた。さ〜あ、どんな感じかな。

 
・・・う〜ん、かなり意図する特性に近づいてきたぞ。スタートからのパワーも良い、伸びもかなりでてきた。特に2800rpmからがかなり楽しい。いいぞ。この勢いだ!

 この特性をさらにもっともっと強化すれば
パーフェクトだ!さあ、頑張ってやってもらいましょうかね!

其の六へ・・・

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