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● シルバーウイング600 編・その壱
マフラーという武器

 う〜ん・・・、
シルバーウイング600。さすが大人のスクーターって感じだな。質感がいい、コーナーリング性能もいい、なによりスタートダッシュがいい。そして100km/hを超えてからのスピードの乗りがいい。それじゃあこのままでいいじゃないかって?そう、このままで良くできてる!・・・でもうちはチューニングパーツメーカー。マフラーという武器を使ってさらに高性能に、さらに楽しく走行が出来るようにして、シルバーウィングの価値を上げるのが俺達の仕事。当然今回もそのつもりだ。

 まずはチェックポイント。前に書いたようにスタートダッシュはいい、そして、100km/hからの伸びもいい。しかしその間50km/h〜100km/hまでの間がいまいち。スクーターとしてはいい方だろうが、このマシンは600ccだ。車を追い越すときに多用されるこの速度域、一人で乗っているときでもそうだが、タンデムになったらなおさら
そわそわしちゃうぜっ。アクセルに加速が連動していかないんだ。この域に入ると、ピックアップが悪くて楽しくない。少なくともスクーターじゃない他の600ccは、この速度域でもっと楽しく走ることが出来るぜっ。

 ・・・って言うことで、今回、俺はシルバーウィングを
600ccのスポーツマシンとして楽しく安全に走ることが出来るよう、この速度域を徹底チューニングすることにした。ビッグバイクの良さは、右手に速度が連動することだ。絶対に面白く出来る自信があるぜっ!

次回、乞うご期待。

其の弐へ・・・

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