忠さんの開発裏話!:TOP
● TMAX 編・其の壱
★ NO1の性能をおとさずインパクトを!★

 まず
オーナー達からの意見はこうだ。
「今現在、圧倒的に国内使用の車両が多いのだから、国内向け車両に合わせて開発をしてくれよ・・・」とか「国内仕様用に開発したマフラーで、輸出仕様のフルパワーは引きだせないでしょう・・・」とか。 まあ、どちらの意見も基本的に正しいと思う。こんな時うちではこんな風に考える。

 まず、その車両の基本的な素性を知る上では、あまりいろんなところに規制がされていない輸出仕様で開発を進め、キッチリと性能を出す。その後、細かい特性を設定する上で、国内仕様との互換性を計る。中にはまったく異なった特性でそれぞれを完全に分けなくてはならない場合があるが、その時はその時分ければいい。
 とりあえずノーマルの状態で比べた感じでは、双方とも、とても上手にパワーが引き出されている。ここのところ、開発でいろいろなスクーターに乗ってきたが、それらと比較しても、まず
この加速型のプーリー設定はNO1だ!強いて言うなら、国内向けの40km/h〜80km/hまでの間が少しパワーがなく、アクセル開度が大きくなる。ただ、これもあくまで輸出用と比べての場合で、他のスクーターと比べた場合まったく問題に値しない。逆にこういう車両は、性能をおとさずインパクトを作るのに非常に苦労をするんだ。
 まあ、気合いを入れて頑張るか!

其の弐へ・・・

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