CRF250L 2023~PIPE | 忠さんのマフラー開発奮闘記

2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 其の四

★2000rpm〜4000rpmの特性が重要。★

なるほどね、初期型CRF250Lに比べたら、
全然フラットな大人な特性になっていたと思っていたけど、
本質はあまり変わっていないんだ。

回転計で4000rpm手前から少しエキサイティングな吹け上がりを演出するために
2000rpm付近から3000rpmに向けてトルクの谷を作り、
回転の上昇を一旦ここで貯めるんだ。
そして、4000rpmから一気に回転を上昇させる。
こうやって少しエキサイティングな特性を作ってるんだな。
初期型に比べたらかなり穏やかになっていて、
最初の頃はあまり気にならなかったけど、
ここのところ毎日毎日乗っていることで、この特性がとても気になってきたんだ。

僕らが風景を楽しみ、風を感じて、香りを楽しんで走る時は、
2000rpm〜4000rpmの特性が重要。
ここをもっともっとフラットで豊かで神経を一切使わせない、
そう、のほほ〜んとした気持ちで走れる、
心を空っぽにできるくらいの安心感を創らなければいけないんだ。

現在販売しているPOWERBOXパイプで、かなりいい線に行ってるんだけど、
目指したものが違うから、お散歩感覚で心を解放させられるところには行っていない。
やるべきことは見えてきた、CRF250Lライダーの心の解放のために頑張るぞ!

SP忠男開発チーム

 
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2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 其の参

★スタンダードの状態を認識してみよう!★

パイプの全長を短くしたら、全く目的とは逆の
スパルタンな特性になってしまったので、今度は長くして・・・・
なんて、安易には作業を進めません。

もう一度、理想の出力特性とは何かを確認するために
スタンダード状態で、乗って、乗って、乗って、乗って。
もう少し、スタンダードの状態を認識してみよう!

SP忠男開発チーム

 
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2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 其の弐

★今回の開発の目的はこれじゃない★

低回転域2000rpm辺りから、トルク感を高めるために
パイプを短い設定で組み上げてみた。

なんだこれ! 凄いな このパンチ。
まるでモトクロスマシンだ。
クラッチミートから6000rpmくらいまで、
右手にエンジンがグングついてくる。これはおもしろい!
アクセルによるテールスライドやドリフトが自由自在。
これはいい。すごいなこれ、面白い面白い。

うん? 
違うよな!
今回の開発の目的はこれじゃない。
脱力系ののほほーんと、一切の緊張感を取り除いた、
無心で野山を楽しみ、心を空っぽにして
解放させてくるような特性を作るんだっけ。
えっと、真逆だな。

SP忠男開発チーム

 
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2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 其の壱

★トコトコの散歩感覚を引き出してほしいってリクエストを頂いて★

車高を低く設定して、林道トコトコ散歩仕様になっている。
今超人気の2023~CRF250Lスタンダードでも
十分にトコトコ走れる素晴らしい特性になっているし、
今販売している2023~CRF250L用POWERBOXパイプも
かなり気持ち良く散歩感覚で走れる特性にしてあるけど・・・。
ユーザーさんから、SP忠男ならではの更に気持ちイー!
トコトコの散歩感覚を引き出してほしいってリクエストを頂いて、
ちょっとやってみようって取り組んでる。

極低速域のトルクライン持ち上げて、
一つ高いギアでもトコトコ走れるくらいのゆとりを出してみようかと、
その回転域で反応するように今回はかなり短めのパイプを作ってみた。
通常低速域のトルクを引き上げるには
長めのパイプを使用するのだけど、
このCRF250Lはあまりそのセオリーには当てはまらない、
さて、どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。

SP忠男開発チーム

 
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2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 序章

★トレッキング感覚のPOWEWRBOXパイプの開発に挑戦してみます★

おかげさまで、すごい人気の2023~CRF250L POWEWRBOXパイプだけど、
POWEWRBOXパイプを装着していただいた2023~CRF250Lオーナー様から
『爽快な性能でめちゃくちゃ気に入ったんだけど、
今度、千葉の林道をトレッキング感覚で走りたいので、
セローの領域でトコトコ楽しいパイプも創ってほしい!』 という要望が・・・
また、別のお客さまからも『POWERBOXパイプのコンペティショナルな性能もとても楽しいけど、
気を抜いて散歩感覚で走れるパイプも出してほしいな・・・』などなど、

せっかく車高を下げて、足つきも良くなった2023~CRF250Lだから、
足をベタベタ着きながら、散歩感覚で走る、
そんな気のゆるせる出力特性のパイプも面白いかも。
ということで、トレッキング感覚のPOWEWRBOXパイプの開発に挑戦してみます。
さあ、どうなることやら。

SP忠男開発チーム

 
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