SILVER WING600 | 忠さんのマフラー開発奮闘記

SILVER WING600編 其の伍

★ 感性にはかなわないぜ! ★

 結構大変だったぜ。
何しろ性能が出た段階で、
車体からサイレンサー一本半分はみ出していたマフラーだ。
こいつを車体幅に納めるって言うんだから並大抵じゃぁない。
パイプを行って来いにしたり、ジグザクにしたり、
いろいろやったが寸法が合わない。
それではって言うんで、当社自慢の超高性能ベンダー(パイプを正確に曲げる機械ね)を
駆使しパイプを回転させ最高にセンスのいいデザインに作り上げたんだ。
サウンドも形状の影響でさらに大人のサウンドになった。
そこで最終チェックで乗ってみた。
なんだこりゃ?!・・・ダメじゃん!
一番大切な60km/h付近がふぬけになっている。
なんでだ?!
ここまで正確な寸法でデザインしたのにどうしたんだ?

原因追及・・・。
 どうも開発担当が最終モデルに仕上げる際、
さらなる性能をと考え左右エキパイの
シリンダーからの長さを正確にそろえたらしい。
すると、確かにシャーシダイナモのデータ上では
60km/h付近からラインが上がって、
より速そうな形になっている。
しかし現実は、加速はしないはトルク感はないはで全然ダメ。
当然エキパイの長さを以前のようにバラバラに変えさせてみた。
う〜ん、素晴らしい。これだよっ、この性能だよ、完璧だね!
改めて思うけど、オートバイは理屈じゃないね。
いくらいい測定機器があっても、人間の感性にはかなわないぜ。
じゃんじゃん。

と言うことで、シルバーウィング600
をもっともっと面白くさせる大人のマフラーPURESPORT新発売 !!

SILVER WING600編 其の四

★ 驚きにも値するぜ! ★

 やはりあれ以上は無理か?
なかばあきらめていたところに
今度こそどうだって勢いで連絡が入っきた。
あれからずいぶん試行錯誤したらしい。
何種類もの違った径のパイプを駆使し、
それぞれミリ単位で長さを変えながら膨張のタイミングを変化させ、
千にも迫る組み合わせの中から選び出し、
そこにバイパスの設定を変えたり付けたり外したり、
さらにはマフラーの心臓、集合部の容積&絞り角を
どんどん変化させ導き出した性能だ!
テストするにも少しプレッシャーを感じるぜ!まあ乗ってみるか・・・。

これは凄い。これは本当に面白い・・
 このトルクが本当にいい。
最初に気になっていた50〜100km/hの間が逆に最高に楽しい。
しかも、どこまでもそのままの勢いで伸びていく。
またどこからでもアクセルに正確に反応し、
力強く加速する。二人乗りもこっちのもんだ。
ノーマルでアクセル全開にしなければ
得られない様な加速やトルクが、
半分のアクセル開度で数段アップしたトルクを得られてしまう
この余裕が本当に楽しい。
やっぱり600ccのマシンはこうでなくっちゃだめだよな!
サウンドも、音質音量共にかなり抑えさせたから、
重低音がわずかに聞こえるだけで乗っている方も気分がいい。
これなら性能もOKどころか驚きにも値するぜ!
 あと残った問題は、この凄い性能を持ったとんでもないマフラーを
どう車体に納めてデザインするかってことだ。
さ〜あ頑張るぞ!!

SILVER WING600編 其の参

★ 超“竹槍”でもイケてるぜっ! ★

 さぁ、こんどの試作は性能がかなりズバリの物が出来てきたって言うんで、
乗りに来てみたんだけれど、またひどい形だ。
またがっただけでお巡りさんに捕まりそうな超“竹槍”だ。
性能だけの試作だって言うけどもう少し何とかなんないのかね〜・・・。
 まあ仕方ないっ、試してみるかっ・・・・。

 ほ〜ぅ、すげ〜完璧につながった。
55km/hから80km/hまでのトロさが全くない。
ワインディングなんかを走ると、
まるでクラッチ付のマシンで攻めてるみたいに、
右手にリニアにガンガン加速する。
二人乗りの追い越しも試してみたが、かなりのデブチャンを
積んで車の右に出ても、もうあっという間に抜き去ってしまう。
全然「安心」だし「安全」だ。う〜ん、すばらしい。

 こうなると人間欲が出るってもんだ。
つぎはビッグネイキッド並に
もっとガンガン走ることが出来るトルクを引き出してもらおうかね。
きっとできるさっ、
何しろ大人がタンデムで余裕を持って楽しめないとなっ。
なぁっ、開発担当!
またまた次回を、乞うご期待!

SILVER WING600編 其の弐

★ ここが一番大切ダッチューの! ★

 さ〜あ一発目の試作が上がってきたぞ!
と言っても、特性の方向性を探るだけの試作モデルで
まったく車体に沿ってない。
外観的に見ると、まるで暴走族の竹槍だ。
まぁ、みんなには絶対見せられない代物だね。

外見はさておき、とりあえず乗ってみた・・・。
 うん、スタートダッシュがさらに良くなっている。
ノーマルは50km/hまでだったが、
こんどの試作は少し伸びて55km/hまで。
そして途中があいて、ノーマルが100km/hから伸びたスピードも、
80km/hから上乗せされたトルクでかなり力強く伸びていく。
だが、やはり55km/hから80km/hがトロイ。
ここが一番大切ダッチューの!

と言うことで、
開発の方向性はかなり現実的に見えてきた。
この域の特性のこだわりを、
開発担当者と密に打ち合わせをして次回の試作を待つことにしたんだ。

SILVER WING600編 其の壱

★ マフラーという武器 ★

 う〜ん・・・、シルバーウイング600。
さすが大人のスクーターって感じだな。
質感がいい、コーナーリング性能もいい、
なによりスタートダッシュがいい。
そして100km/hを超えてからのスピードの乗りがいい。
それじゃあこのままでいいじゃないかって?
そう、このままで良くできてる!
でもうちはチューニングパーツメーカー。
マフラーという武器を使ってさらに高性能に、
さらに楽しく走行が出来るようにして、
シルバーウィングの価値を上げるのが俺達の仕事。
当然今回もそのつもりだ。

 まずはチェックポイント。
前に書いたようにスタートダッシュはいい、
そして、100km/hからの伸びもいい。
しかし、その間50km/h〜100km/hまでの間がいまいち。
スクーターとしてはいい方だろうが、このマシンは600ccだ。
車を追い越すときに多用されるこの速度域、
一人で乗っているときでもそうだが、
タンデムになったらなおさらそわそわしちゃうぜっ。
アクセルに加速が連動していかないんだ。
この域に入ると、ピックアップが悪くて楽しくない。
少なくともスクーターじゃない他の600ccは、
この速度域でもっと楽しく走ることが出来るぜっ。

って言うことで、
今回、俺はシルバーウィングを600ccのスポーツマシンとして
楽しく安全に走ることが出来るよう、
この速度域を徹底チューニングすることにした。
ビッグバイクの良さは、右手に速度が連動することだ。
絶対に面白く出来る自信があるぜっ!
次回、乞うご期待。

SILVER WING600編 序章

★ 大人のビッグスクーター ★

 大人のビッグスクーター「シルバーウイング600」。
このマフラーを早く作ってくれっていう要望がもの凄い件数で寄せられている。
わかったわかったっ、急いでやるよ !!

と言うことで新車を購入。
まずはノーマルの良いところ・悪いところを知るために毎日楽しく乗ってます !!
裏話は、こうご期待!!

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