GB350 | 忠さんのマフラー開発奮闘記

GB350編 其の拾六

  • 投稿日時:2022年06月07日
  • カテゴリー:GB350

★こいつは本当に最高の傑作だ。 走り出した瞬間『気持ちイー!』★

気持ちイー!  本当に気持ちイーぞ! 
いやあ〜想像以上に時間がかかってしまった。
切っては繋ぎ、繋いでは切って、シャーシダイナモを回し、
走って、感じて、また切って・・・・
地道にパイプの太さを変え、長さを変え、気の遠くなる様な作業だった。
数百通りを超える組み合わせを試し、やっと力強く、
しかも綺麗に整えたトルクを引き出すことが出来た。
すごいね〜うちのスタッフはもう意地だよね。

当初の目標通り 4速40Km/h、そして5速50Km/h 
絶妙なトルクがGB350の重たいフライホイールをグングン回してくれるんだ。
それも絶妙なバランスで、強過ぎず弱過ぎず、
強すぎるとマルチのように味気ない走りになってしまう。
弱すぎるとスカスカで回転がアクセルについてこない。
こんな事を繰り返し、時間をかけて丹精に仕上げたこのトルクラインで、
最高に『気持ちイーGB350誕生だ!』

5速50Km/hから、しっかり右手でコントロール出来る逞しく雄大なトルクは、
スタンダードとは全くの別物。右手をほとんど煽らずに
予想通り田舎の道をトップギアにホールドでトトトト、
どこまでもどこまでも走りたくなる。
そんな心地良い走りを引き出してくれた。
また面白いのは、この回転域のトルクが強化されたことで
トップギアで60Km/hから最高速への回転の伸びがまさに爽快なった。 

こうなるとライダーにわかりやすい。
どこまでもどこまでも気の向くまま、
心の向くままに走り続けたくなるトトトト、最高の気分だ。

さあやっとやっと、GB350のPOWERBOXパイプが出来上がった。
こいつは本当に最高の傑作だ。 走り出した瞬間『気持ちイー!』
そして少し走ってまた『気持ちイー!』思わずから溢れてしまう。
この傑作をGB350オーナーの貴方には絶対試乗してほしいな、
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SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾伍

  • 投稿日時:2022年06月02日
  • カテゴリー:GB350

★トルクの強さとラインの上り角が今ひとつなんだ★

もう一歩、もう一歩なんだけどなぁ〜 
5速50Km/hからが、今一歩うまくフライホイールを回しきれていないんだ。
トルクが薄い・・・・。
5速60Km/hを過ぎるとかなり爽快な吹けあがりになってきたんだけど、
まだこれじゃあ、ダメなんだ。

田舎の道を50Km/h〜60Km/h付近で走る時に、
5速ホールド変速なしで、オートマみたいに、
トトトって、パルスを味わいながらおおらかな気持ちで、
愉快な気分で走りたいんだ。
それにはまだ少し5速50Km/hのトルクの強さと
ラインの上り角が今ひとつなんだ。気持ち良くない。

もうあれから、スタッフは色々な太さ色々な形状のパイプを切っては溶接し、
溶接しては切って、何十セット試作を作ってくれてるんだろうか。
そろそろ結論を出したいけど、でもやっぱり、これではだめなんだ。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾四

  • 投稿日時:2022年05月25日
  • カテゴリー:GB350

★人間の感覚は機械では真似のできないほど敏感だ★

太い外径のパイプの中に膨張室を作るのはやめた。
基本的なセオリーを探求して、もう一度パイプの太さと、
長さの組み合わせで性能を突き詰めてみる
二重構造のため、製造が困難で
今まで使っていなかった太さのパイプも使ってみた。
さあ、どうだ?

今までと確実に反応が変わった。
今度はもうひとサイズ増やして、違ったパイプの太さの組み合わせをしてみる。

うん、全然違う!  
徐々に4速40Km/h、そして5速50Km/hに変化が現れてきた。
こうなると開発は楽しくて仕方がない。
ミリ単位とは言わないが、1cm単位で伸ばしたり縮めたり。

人間の感覚は機械では真似のできないほど敏感だ。
うちの開発チームは優秀だ。
時間はかかるが、一歩づつ一歩づつ理想なトルク特性に近づいている。
もう少しだ。もう少し。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾参

  • 投稿日時:2022年05月24日
  • カテゴリー:GB350

★トルクラインが大きく乱れ全くいいところがなかったんだ★

あれから4速40Km/h、5速50Km/hのトルクを引き出そうと必死。
いつものようにインナーパイプとアウターパイプの間に
排気ガスの膨張室を作って色々調整している・・・・。
どうもダメだな。
この感覚は、セローのパイプを作った時に経験している。
セローの最終モデルのパイプを作る時に
BOX(排ガスの膨張室)を付けて色々特性をいじってみた。
この一つ前の車両では確実にBOXは豊かなトルクを引き出し、
整ったトルク特性を引き出すのにとても有効だった。
しかし最終型はBOXを付けると、トルクラインが大きく乱れ
全くいいところがなかったんだ。
だから、最終型のPOWERBOXパイプは、名前こそPOWERBOXって、
ついているけど、製品にはBOXが付いていないんだ。

今回のGB350もやはりこれと同じで膨張室はうまく機能しない、
機能しないどころかトルクが落ちてしまうんだ・・・・。
さあ、どうする?

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾弐

  • 投稿日時:2022年05月23日
  • カテゴリー:GB350

★マシンとライダーとの信頼関係が強く築ける★

なんかあれだね、田舎の道をのんびり走ってったら、ふっと感じたんだ・・・・・。
このバイク、4速40Km/h、5速50Km/hがキーポイント。 
それぞれのギアでこの速度域からアクセルを捻るとなんか心もとない。
フライホイールをうまく弾みをつけて回しきれてなくて、たよりない。
そんな感じ

多分、このポイントを豊かなトルクを引き出して克服すると、
田舎道をほとんど5速でトトトトトって心地よいパルスを感じながら、
どこまでもどこまでも楽しく走れると思うんだ、きっと。
出来たらいいなぁ〜 
絶対『気持ちイー!』って、叫びたくなるだろうなぁ。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾壱

  • 投稿日時:2022年05月19日
  • カテゴリー:GB350

★マシンとライダーとの信頼関係が強く築ける★

改めて、当初の計画通りGB350に時間をかけてチェックをしてみた。
キーワードは三つ。

まずは三つのキーワードのうちの一つ
・クラッチミートから3速30Km/hまでのトルク特性 
(ライダーとの信頼感、安心感を高める)
全体のバランスを見ながらもここを中心にいじってみた。
インナーパイプを調整して、極低回転域のトルクラインを
穏やかな右肩上がりの絶妙なラインにひきだした。
う〜ん、気持ちイー!

スタンダードと比べてかなり低い回転域で心地良く、
ギアをアップが出来るようになった。
クラッチミートからの安心感というか、マシンとライダーとの信頼関係が強く築ける。
これがうちのパイプやマフラーが高く評価される大きなポイントでもあるんだ。
変に神経を使わなくなるからライダーは疲れない。そして心地良い。

早め早めにギアチェンジを行って、ストンストンって
3速30Km/hまで繋げるこの気持ちイー感覚、
これ結構重要なポイントなんだよね。
昨日も公園横の見通しの良い道をこの速度で散歩気分で走ってみた。
う〜ん、心地良い。

さして公園で知り合ったライダーから、かっこいいエキパイですねって、褒められた。
わかってるね! この人。
この大らかな曲げラインを作るためにわざわざ大金を投じて型を作ったんだ。
綺麗だろこのライン。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾

  • 投稿日時:2022年05月16日
  • カテゴリー:GB350

★のポイントを中心にいじってみよう★

改めて、当初の計画通りGB350に時間をかけてチェックをしてみた。
キーワードは3つ。

・クラッチミートから3速30Km/hまでのトルク特性 
(ライダーとの信頼感、安心感を高める)
・4速40Km/h〜50Km/hまでの心地よさ 
(ライダーの感じる走りの心地よさの倍増を図る)
・トップギア60Km/h付近からのパワーのつながり 
(高速域に向けての爽快感を引きだす)

改めて、このポイントを中心にいじってみよう。
どこまで、心地よくて爽快で
質感の高い『気持ちイー!』走りを
このパイプ一本で引き出せるか、ワクワクするね。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の玖

  • 投稿日時:2022年05月13日
  • カテゴリー:GB350

★各ギア間の回転の繋がりが心地良い★

GB350の方が僅かだけどGB350Sより
各ギア間の回転の繋がりが心地良い。
特に4速から5速の変速でそれを感じる。 
多分、タイヤの外径違いでローギアードなGB350の方が、
GB350Sよりトルクラインがマッチしているのかもしれないな。

これはGB350シリーズのパイプを開発する上で、
すごく良いヒントになった。面白い。
さてと、これからどうするかな。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の八

  • 投稿日時:2022年05月09日
  • カテゴリー:GB350

★GB350SとGB350の特性はぜんぜん違う★

そもそも、GB350とGB350Sは性能が違う。
元々サイレンサーの形状やそれに合わせてエキゾーストパイプの
ステーの位置などが違うことは情報として持っていた。
そしてリアタイヤのサイズの違いも

我々の認識は、両車とも出力特性など性能は一緒。
しかし、現実は出力特性など性能は結構、違う。
それはタイヤのサイズの違いか、マフラーの違いか・・・?

シャーシダイナモ(出力特性測定器)のデータでは
GB350SとGB350の特性はぜんぜん違う。走りは?
走りはどうなんだろう・・・。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の七

  • 投稿日時:2022年05月02日
  • カテゴリー:GB350

★驚愕の事実が発覚した・・・・・★

ここまできて、驚愕の事実が発覚!
実は我々SP忠男開発チームが最初に手に入れたのはGB350。
しかしある時SP忠男のビッグボス忠さんが自分で買ったGB350Sが気に入らなかったのか、
こいつをおいてGB350を持っていったしまった。

我らチームはまだGB350の具体的な開発に手をつけていなかったので、
さして気にせず、ここまでGB350Sで楽しく開発をおこなってきた。

そして昨日、忠さんが飽きてしまったのか、
我々のGB350が開発チームの手元に帰ってきた。
そして、驚愕の事実が発覚した・・・・・。
なんだこれ?

SP忠男 開発チーム

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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

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