Z900RS 2023 | 忠さんのマフラー開発奮闘記

2023~Z900RS 編 其の七

  • 投稿日時:2023年04月24日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★今量産化に手間取ってしまってるところ★

う〜ん、まいった。『気持ちイー!』走りを引き出すために 
内部構造の95%以上刷新して試作モデルを作り上げたのはいいけど、
構造が複雑になりすぎて、今量産化に手間取ってしまってるところ。

当初〜2022モデルに比べると一本あたりの製造に5倍以上も時間を要してしまったんだ。
色々工程を工夫しながら、現状2倍くらいの時間まで追いついてきた。
もう少し、もう少しだ。
作り方を一から見直しながら、なんとかステンレスのソリッドモデルの初回ロッドを
2023年5月中旬から末。
ステンレス耐熱ブラックは6月初旬から末ごろには出荷できる様に全力で頑張っている。

毎日のようにZ900RSオーナーから
寄せられる応援メッセージが心の励みになっている。
もう少し、もう少しだ。頑張れ頑張れ!

製品の詳細はこちら

SP忠男開発チーム

2023~Z900RS 編 其の六

  • 投稿日時:2023年03月28日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★うちの開発チームは本当にすごいと思うよ、最高だね!★

気持ちイー! 
なんだこれ!? すっごく 楽しい!
まずは細かく調整して綺麗に整えた。
2000rpm以下極低速域のトルクラインでライダーのハートをゲット。
走り出した瞬間なぜかホッとする不思議な感覚がたまらない。

そしてそこから驚異的に軽快に、ほどよい上昇角で、
楽しく吹け上がるトルクライン、もう最高に『気持ちイー!』 
軽い、軽い。
そして8000rpmを大きく超えて爽快に伸びていく。
よくやったよ、こんなに細い直管サイレンサーでこの性能、奇跡だね。
最後にトライした高速域の伸びもなんと集合部の容積と長さを、
ものすごく細かく刻みながら変更して、すごい手間をかけて引っ張り出したんだ。
うちの開発チームは本当にすごいと思うよ、最高だね!

少しロングのツーリングにも使ってみた。
雄大なトルクのおかげで、ほとんどトップギアをホールドでグイグイ走る。楽ちんに走る。
途中高速の渋滞に引っかかったけど、従順な特性が功を奏して、
Z900RSの動きが自分の体のようにわかるから、とっても安心で疲れ具合が全く違うんだ
従順で豊かなトルクは結構な距離を走って帰宅したのに
またすぐに走り出したくなる、そんな気持ち良さだ。
最高のマフラーを完成させてくれた、開発スタッフに心から感謝だね。

また、量産モデルが出来上がったら、快感体感試乗会 ライドオンキャンペーン
試乗車を用意するからZ900RSオーナーのあなたには絶対体験してもらいたいな、ぜひ。

ライドオンキャンペーンのスケジュールはこちらから。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0600.jpg title=

z900rs_2023_0601.jpg title=

2023~Z900RS 編 其の伍

  • 投稿日時:2023年03月24日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★上昇フィーリングが伸びていくとさらに楽しくなりそうだ★

クラッチを繋いで走り出した瞬間、ホッとしたね!
ライダーとZ900RSとの間にしっかり意思疎通が出来ている。
右手に対してエンジンは従順に反応する。
そう、ライダーの意思通りに追従してくれる。
これがPOWERBOXマフラーを開発する際に一番重要視するポイントなんだ。
このポイントは多くのSP忠男ユーザーから高く評価をいただいている大切なところなんだ。

そしてその後が、またすごい。
軽い、すっごく軽い。
Z900RSのエンジンに一番負荷がかかるであろう回転域に
逞しいトルクを引き出してあげたから、トルクとマシン重量の相関関係で
マシンがめちゃくちゃ軽く動いてくれる。
しかもここで最も大切なのは、常にライダーとエンジンの信頼関係を保つこと。
いつでもライダーにプレッシャをかけることなく、
ほんの僅か後をライダーに追従する感じで追いかける。
そんな感じだ。こうしてライダーのコントロール下に置いておくこと。
これもとてもうまくいっている。
これが軽さの秘訣、リラックスしたフィーリングを引き出す秘訣なんだ。
これはすごく良い出来だ。

あとは7000rpmを超えて回転の上昇フィーリングが伸びていくとさらに楽しくなりそうだ。
スタンダードの状態では、少し回転の勢いに落ち込みを感じる高速域も
少し伸ばせたら更に良い。
そんなふうに感じている。もしそれができたら完成だな。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0500.jpg title=

2023~Z900RS 編 其の四

  • 投稿日時:2023年03月23日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★強く綺麗に整ったトルクラインを引き出すことに成功したんだ★

2000rpm付近のトルク特性を整えるのに色々苦労があったけど、
POWERBOXパイプで培われた技術の応用が、非常に良い効果をもたらした。
製造の工程が増え、価格を抑えるのが難しくなるので、
この技術を使うことにかなり躊躇していたんだ。
しかしZ900RSオーナーの笑顔を思うと、どうしてもやってみたかった。
案の定これは成功だ。
エキゾーストパイプ内で一度排気の脈動をコントロールしてから
メインパイプへと排気ガスを流していく・・・
これは基本的に純正のマフラーにも発生している特性なんだけど
トルクが盛り上がる回転のタイミングや強さをコントロールすることで、
かなり心地良い特性に整えることができた。
しかもPOWERBOXパイプのノウハウを活かして、
2500~5000rpmにかけて、強く綺麗に整ったトルクラインを引き出すことに成功したんだ。
さあ、この特性を手に入れたZ900RSの走りはどう変わったのか楽しみだ!

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0400.jpg title=

z900rs_2023_0401.jpg title=

2023~Z900RS 編 其の参

  • 投稿日時:2023年03月20日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★何ヶ月もやっているだけに全体的には理想の特性に近づいている★

Z系の車両には必須のショート管。
実はこのルックスを踏襲したまま、性能にこだわるのは至難の業なんだ。
基本的な出力特性はエキゾーストパイプの太さと長さ、
そして集合のタイミングで、独自のトルク特性を引き出すことができる。

一方音量はと言うと、基本的に性能が向上すればするほどシ
リンダー内の爆発が強くなり、音量は大きくなる。
効果的な消音の方法は、マフラーの出口付近に消音器を備え音を消す。
この消音器の容量が、大きければ大きほど消音効果が上がり、
音を消しながらもエキゾーストパイプにより、
引き出された性能への影響を抑えることができる。
要はマフラーが引き出した本来の性能を落とすことなく
音量を規制値に抑えるためには、
マフラー出口付近に設置される大容量の消音装置はとても効果的だということ。

しかしショート管には、この出口付近に消音器の容量を確保することができない。
そこで、昨今のマシンの著しい高性能化と厳しい音量規制の間で、
このショート管を採用する際には、性能と音量のせめぎ合い、
全てが限界ギリギリで、作っては測り、測っては走り、
その結果をみてまた設定を変えて作り直す・・・。
だから、通常のマフラー開発の10倍以上楽しめる。
そして10倍以上労力がかかる。ここが結構問題なんだ。

もう、何ヶ月もやっているだけに全体的には理想の特性に近づいている。
直近の開発課題は2000rpm付近のトルクが極端に上がり、
2500rpmに大きく谷が生まれ、とても神経質な特性になっていること。
もう、この特性を抑えるために朝から晩まで何日間も費やしている。
残念ながら、今のところ過去に蓄積された方程式は、一切通用していないところだな。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0300.jpg title=

z900rs_2023_0301.jpg title=

z900rs_2023_0302.jpg title=

2023~Z900RS 編 其の弐

  • 投稿日時:2023年02月07日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★より気持ちよくなるポイントを探っている毎日です★

気持ちイー! 本当に 気持ちイー! 
排ガス対応になった2023年モデル 
前期モデルで少しネガティブに感じていたところがことごとく改善されている。
少し荒々しさが抑えられているようにも感じる。
走りに集中できる最高のバランスだ。

で・ ・ ・ ・ 
最近は、今でも高い評価をいただいている以前のモデル用のマフラーを
色々寸法を変えながら、より気持ちよくなるポイントを探っている毎日です。
最近少しづつ、新しい開発の方向性が見えてきたかな。

これは少し前に撮った写真です。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0200.jpg title=

2023~Z900RS 編 其の壱

  • 投稿日時:2022年12月19日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★前期モデルのマフラーを装着して特性の変化を確認しよう。★

さすがKawasaki
新排ガス規制に対応した新型Z900RS
すごく良い、走りが前期モデルに比べて更に洗練されている感じだ。
昔感じていた極低回転域のどんつき感も今回は感じられない。
とてもスムーズだ。
まずは、前期モデルのマフラーを装着して特性の変化を確認しよう。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0100.jpg title=

2023~Z900RS 編 序章

  • 投稿日時:2022年10月27日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★なにがどんなふうに変わっているのか楽しみだ★

我が社に2023年モデルの新しいZ900RSがやってきた.
車体型式に8BLがついて新しい排出ガス規制に対応したマシンだ。
なにがどんなふうに変わっているのか楽しみだ。

SP忠男開発チーム

 

z900rs_2023_0000.jpg title=

  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。