MT-10 POWERBOX | 忠さんのマフラー開発奮闘記

MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の六

★POWERBOXパイプとのマッチングが最高によく取れた★

あれからサイレンサー内の膨張室の容量を
微妙に変えながら調整をしてみた。
いいね!とても自然な感じだ、これならいける。
ギアチェンジ後のどんつきも抑えて気持ちイー!
トルクアップもしっかりはかれた。
POWERBOXパイプとのマッチングが最高によく取れた。
右手に対するエンジンの連動感がとてもいい。
ライダーとの絶妙な信頼感が、
よりMT-10を爽快にそして快適にしてくれる。完成だ。
また、各地で行われるライドオンキャンペーンにて
試着をできるようにしておくので、ぜひ乗って欲しいな。

SP忠男 開発チーム 

ライドオンキャンペーンの情報はこちらから

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の伍

★サイレンサーの全長を根本的に変えてみた★

シフトチェンジの度に、どんつき感が出る。
クイックシフトを使えば誤魔化せるけど、それじゃダメだ。
ライダーとエンジンのコミュニケーションが、うまく取れていなんだ。
これではライダーが疲れてしまう。

サイレンサーの全長を根本的に変えてみた。
これは効いた!かなりいい感じだ。

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の四

★軽さがさらに強調された★

さあ、やっと右肩下がりのトルクラインから抜け出せた!
しかし、今度は思いっきりアクセルに対して敏感で、
低速でギクシャクしてしまう。
変化が極端なんだよね。

ただ、言えることはマシンがなんだか、すごく軽く感じる。
このMT-10はもともと見た目のゴージャスな感じとは反対にものすごく軽い。
さすがYZF-R1の兄弟車って感じなんだけど、
サイレンサーで特性が変化したことで、軽さがさらに強調された。いいね!

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の参

★まったりした特性からなかなか抜け出せない★

やっぱりなぁ〜! 
トルクラインが右肩下がりになってしまい、
まったりした特性からなかなか抜け出せない。
焦る、焦る。焦る・・・・。

今度は大胆にサイレンサー内部の構造を変えてみた。
今までにトライしたことのない内容だ。
さあ、どんな風に変化が現れるのか、楽しみだ

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の弐

★ある程度ダイレクトでパワフルな方がいいかなって思う。★

MTー10は割とサイレンサーだけで特性変化をしてくれるね。
反応が良い。
基本、このマシンはサイレンサーを変えるとまったりした方向に変化する。
せっかく、POWERBOXパイプでトルクラインを整えたのだから、
あまりまったりとした性能よりも、
ある程度ダイレクトでパワフルな方がいいかなって思う。

ダイレクトだけど常にマシンをライダーのコントロール下におき、
『気持ちイー!』特性を作りたい。
サイレンサーでどこまで出来るかが楽しみだ。

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の壱

★性能とルックスのバランスが大切だ★

エキパイの特性を活かして
さらに『気持ちイー!』を引き出すために
サイレンサーのベストなサイズを探っている。
もちろん、性能とルックスのバランスが大切だ。

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 序章

★このパイプに合った特性のサイレンサーを作って欲しい★

最近POWERBOXパイプを装着してくださったユーザーの皆さんから
このパイプに合った特性のサイレンサーを作って欲しいって
いう要望がたくさん寄せられるんだ。

あの本当に気持ちイー!完璧な特性をMT-10POWERBOXパイプに
さらなる気持ちイー!を本当に引き出せるのだろうか?
少し不安を感じながらも、いつものエノちゃんから車両を借りてみた。
さあトライだ!

SP忠男 開発チーム 

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MT-10編 其の六

  • 投稿日時:2018年10月17日
  • カテゴリー:MT-10

★莫大な手間と時間がかかる地道な作業だ。★

このマシン奥が深いやればやるほど良くなっていく
今は2000回転ぐらいにあったトルクの溜めを軽く解放してあげて
何も神経を使わなくてもクラッチを繋いで
楽しく走り出すことが出来るようにした。
ライダーとマシンの信頼感を高めるための一つの手段だ。
クラッチを繋いで走り出すとまずホッとするこの一体感は
この回転域のトルクを整えたことが大きな要因。

これには開発当初から良かれと思いやっていた
コニカルヘッダーを外したことが大きく貢献した。
シリンダーから出てすぐのところに細いパイプを使うことで
極低速域のトルク特性に影響を与えていたようなのだ。

そしてこの一体感を高めた後に行ったことは
4000rpm付近から上のパワーラインを高めて
綺麗な一直線に繋ぐこと、すると・・・・
このMT-10が 軽い軽い。
なんとなくあったモヤモヤ感が晴れ、
思いっきり爽快な加速の伸びを示してくれる。
これはすっごく楽しい。
毎日だってずぅ〜〜〜〜と乗っていたいそんな感じだ。
そもそもこれが本当のMT-10なんじゃないのってくらい
活き活き走るようになったこれは可愛い。

またこれとは別に1番と2番、3番と4番のエキゾーストパイプをバ
イパスでつなぐ試作も作ってみた。
これがまた超絶に面白い。
100Km/hを超えてからもフロントが浮いてくるほど高回転型で元気なんだ。
このマフラーの面白い速度域で走っていると常に100Km/h以上出ている感じだ。
2000~4000rpm付近はスルーして常にそこを超えた回転域を使って走っている。
気持ちイーのだ。
しかしこの設定だと免許がいくつあっても足りないかもね、
サーキットなんかをメインに使っているライダーには喜んでもらえると思うんだ、
ちょっと高速型すぎて市販はどうするかなぁ?
まあ、いずれにせよ市販をした際にはどちらも試着用の製品を用意するから
一度自分のバイクに付けてためしてみてほしいな。
俺的には最初から煮詰めてきている2番3番をつなぐバイパスのみの方が
豊かなトルクが気持ちよくて走りが爽快で旅にも使えるから絶対おすすめだけどね。
さあ製品化に向けて頑張るか。

製品の詳細はこちらからご覧になれます

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MT-10編 其の伍

  • 投稿日時:2018年10月12日
  • カテゴリー:MT-10

★莫大な手間と時間がかかる地道な作業だ。★

パイプの太さを変え、長さを変え、
バイパスの位置を変えベストなセッティングを探っている。
すでに50バージョン目に入ろうとしている。

シリンダーとマフラーチャンバー部の
位置関係が決まっていてこれは動かせない。
パイプの長さはその間の取り回しを変えて
5mm単位で調整されるラジエーターやステーが邪魔をして
おいそれとはパイプの長さを変えられない。
わずかな隙間を使ってパイプの取り回しを変えていく
莫大な手間と時間がかかる地道な作業だ。
これをすでに50回近く繰り返している。
あと少し、あと少しで完成だ!
しかしいつものことながら大変だ。

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MT-10編 其の四

  • 投稿日時:2018年09月25日
  • カテゴリー:MT-10

★綺麗にトルクラインを整えることが出来た。★

一度変化を生み出すポイントを押さえることが出来ると
結構トントン拍子に進むこともある。
今度は2000rpm付近から4000rpm付近まで
綺麗にトルクラインを整えることが出来た。
こうなった時、走りがどう変わるかというと・・・
クラッチを繋いで走り出した瞬間ライダーはホッとする。
ライダーの意思が右手を通じてマシンに乗り移っていく。
うまくいっているマフラーに共通する感覚だ。

 低速から中速にかけてのトルクの出方を
うまく整えることが出来るとライダーがマシンの次の動きを
自然と把握できるようになる。
すると、その瞬間マシンとの一体感や安心感が急激に高まるんだ。
今回のエキゾーストパイプもそんな感じだ。

あと少し気になっている7000rpm付近への繋がりを
うまく仕上げることが出来たら、更に軽快でパワフルで
清々しい快感を手に入れられそうな予感がするんだ。
さあもう少し頑張ってもらうぞ!

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