忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

TRICITY125 其の六

★大きなゆとりと安心感を与えてくれる最高の特性だ★

パイプの長さを調整し、サイレンサー内部を変更し、
サブチャンバーBOXの取り出し位置や容量を探求し、
作っては走り、走っては測り、
何度も何度も繰り返して、やっとできた!

高速域に力強く引っ張っていく雄大なパワー、
アクセルOFFからONにしたときのタイムラグを抑え
快適に安全に交通の流れに乗れる特性は
ライダーに大きなゆとりと安心感を与えてくれる最高の特性だ。

そして、何より実用速度域の胸のすく加速力と快感の走り!
この走りはパーフェクトだ。
2018のトリシティ125で欲しかった走りが
すべて満たされている。
一回り大きくなったパワー&ゆとりの加速が出来たトリシティは
最高の相棒になってくれると思うな。
 
忠 

tricity12520180600.jpg title=

tricity12520180601.jpg title=

tricity12520180602.jpg title=

tricity12520180603.jpg title=

TRICITY125 其の伍

★高速の清々しく伸びていく感覚が足りないんだ★

実際に走らせてみた・・・。
まずは信号からのスタート。
うん、いいね。かなり軽くなっている。

信号から一つ目を左折
・・・ 右手とエンジンの連動が素晴らしいスムースに曲がれる

車の後を追従 
・・・ アクセルをほんの少し捻るだけでスゥーっと
前走車両についていける。この特性はNMAXに肩を並べた。
これはすごい、これはいい!
ストレスがスゥーと消えていく! 
ここがスクーターの気持ちイー! を引き出すために
最も重要なポイントここは無事クリアー 

40Km/h~50Km/hからの追い抜き 
・・・充分すぎる加速力だ。
追い抜き時の安心感が全く違う。
これは安全を考えた際にかなり大切なポイントだ。

50Km/hから最高速までの高速の伸び 
・・・うぅ〜む、惜しい。イマイチ。
シャーシダイナモ上でスタンダードより充分出力は上回っている。
確かに最高速もわずかだが伸びた。
しかし、ここの速度域のパワーラインの角度が
若干なだらかになっていたんで、
予測はしていたんだけど案の定、
高速の清々しく伸びていく感覚が足りないんだ。
ここは改善の余地があるぞ。

忠 

tricity12520180500.jpg title=

tricity12520180501.jpg title=

tricity12520180502.jpg title=

TRICITY125 其の四

★理想的なパワーラインを示すようになった★

苦労の甲斐あって
30Km/h~60Km/hの特性が理想的なパワーラインを示すようになった 
これは楽しみだ。
さあ、実際の走行フィーリングはどんなものかな。

tricity12520180400.jpg title=

tricity12520180401.jpg title=

TRICITY125 其の参

★エキゾーストパイプの長さ太さを変えながら、理想的な特性をさがす★

今、30Km/h~60Km/hを中心に
更なるパワーを引き出すために試行錯誤取り組み中!

基本的なエキゾーストパイプの長さ太さを変えながら、
理想的な特性をさがす
シャーシダイナモ(出力特性測定器)を使って
変更後の特性変化を調べる
この作業を何十回となく繰り返す。
場合によっては100回を優に超えて来る。
根気のいる作業だ。


tricity12520180300.jpg title=

TRICITY125 其の弐

★シグナスXやNMAXのフィーリングにはまだ追いつかない★

すまずはブルーコアエンジンで同じ系統だから
NMAXのマフラーを試してみた!
・・・・・・・。

スタンダードより40Km/h~60Km/hの加速がよくなった。
高速の伸びも中々いい。
しかし、シグナスXやNMAXのフィーリングにはまだ追いつかない。
30Km/h~60Km/hを中心に
さらなるパワーを集中させなけらばならないな。

tricity12520180200.jpg title=

tricity12520180201.jpg title=

TRICITY125 其の壱

★どうしてもかなり大きくアクセルを開かなくてはならない★

すっごくいい!さすがブルーコアエンジンだ!
新型になってかなり速くなった。
サスペンションも少し良くなった気がする。
ギャップの乗り越えでも格段に進歩しているんだ。
このLMW最高だね!

あと求めるとしたら、この若干重めのウェイトを
軽く押し出すスタートの加速力と
30Km/h〜50Km/hくらいで走っている時に前を走る車に
追従しようとすると、どうしてもかなり大きくアクセルを開かなくてはならない。
ここに少しストレスを感じるこの部分の改善かな。
まあ、NMAXやCYGUNUSXの走りを体験したことのない人には
気にならない程度かもしれないが・・・・

そうだ。
今回の開発目標は目指せNMAXやCYGUNUSX並みに
に小さなアクセル開度でスゥーッと前の車に
ついて行けるゆとりのパワーって感じかな。
うん、そんな感じだ。

tricity12520180100.jpg title=

TRICITY125 序章

★ブルーコアエンジンになってパワーも期待できる★

我が社に久しぶりのトリシティ125がやってきた。
今度の新型はまたがった時の膝と車体とのクリアランスが
とても大きくなってゆったりとしたポジションが快適そうだ。
エンジンも新たにブルーコアエンジンになって
パワーも期待できる。
さあどんな走りになったのか楽しみだ!

tricity12520180000.jpg title=

2017~ MT-09 POWERBOX FULL “SS”編 其の四

★絶対に体感してほしい走りなんだ★

出来た!出来た!
目標が達成できた!
こんなに楽しい、こんなに気持ちイー!、MT-09は初めてだ。
豊かなパワーでライダーに大きなゆとりを与えながら、
自由自在にマシンを操らせてくれる。

元々最高に元気で、エキサイティングなMT-09に
新たな一面を見させてくれる。
ストリートは広いパワーバンドを活かして
TOPギアをホールドで軽快にグングン走る。
右手に正確に反応する特性はワインディングも
早いタイミングでアクセルを開けて綺麗にコーナーをトレース出来る。
スタンダードに上乗せさせた強い加速力は
細部に至るまで微調整を繰り返してライダーに緊張を与えず
平常心で扱えるような特性に創り上げた。
この独自の出力特性が最高に楽しくて気持ちイー! 
MT-09のフィールドを大きく広げてくれる。
3000rpmから4000rpmまでの出力の出方は特に秀逸なんだ。
絶対に体感してほしい走りなんだ。
これで完成だ!

製品の詳細はこちらからご覧いただけます。
MT09
XSR900

mt092017pbfullss0400.jpg title=

mt092017pbfullss0401.jpg title=

mt092017pbfullss0402.jpg title=

2017~ MT-09 POWERBOX FULL “SS”編 其の参

★ライダーの感覚はシャーシダイナモより数段敏感★

あともう少し、あともう少しのところまで来ている。
各部の寸法をmm単位で修正しながら、
ベストな設定を探っているんだ。

しかし、このコンパクトなスペースの中で寸法修正には時間がかかる。
かなり慣れて来たとはいえほとんど1日仕事になる。
0から作り上げるのと大差ない工程を要求されるんだ。

出来上がった試作のサウンドと出力を実測し最後に体感を確認する。
乗り手と作り手の長時間にわたるミーティング。
次の修正箇所の選定と加工。
今、この工程を繰り返し行って理想な状態に近づけて行っているところなんだ。

この工程で面白いことは各パイプの5ミリ前後の長さの違いで
シャーシダイナモ(出力特性測定器)でのパワーライン(出力特性)は全く変わらない。
だから、普通ならここで完成だ。
しかしライダーの感覚はシャーシダイナモより数段敏感で
この各部の5ミリの長さの違いを快感と感じたり不快と感じたりすることなんだ。

SPTADAOのマフラー創りは創業当時からここをとても大切にしている。
信号からのスタート、スタート直後の左折、車の後ろを走った時の感覚、
車を追い越す時のフィーリング、連続するコーナーをクリアする。
車のいない道を淡々と走る。飛ばしてみる、高速をたんたんと走る、飛ばしてみる・・・。
こんな一連の走りの全て確認しながら調整を行なっていくんだ。
この一つ一つの感覚をライダーの体は忘れない。
だからここをすごく大切にしているし時間をかけているんだ。

気持ちイー! SPTADAO
SPTADAO開発チーム

mt092017pbfullss0300.jpg title=

mt092017pbfullss0301.jpg title=

mt092017pbfullss0302.jpg title=

2017~ MT-09 POWERBOX FULL “SS”編 其の弐

★パワフルに走り回っても全然怖さを感じさせない★

走っては、シャーシダイナモで測り寸法を変える。 
走っては、シャーシダイナモで測り寸法を変える。
走っては、シャーシダイナモで測り寸法を変える。
もう、何度やったかわからない・・・。

でも、めちゃくちゃ楽しい!
どんどんどんどんトルクフルに
どんどんどんワイルドに変わっていく。

ノーマルに存在する3000~4000rpmの
ほんの少し神経質なところを全く感じさせない。
どんなにパワフルに走り回っても全然怖さを感じさせない。
常に平常心で居られるんだ!これがすごい。

軽くアクセルを開けてながらフロントが浮いてきても
常にライダーのコントロール下におけるので全く慌てない。
一般道でトップギアを使って快適に走れる範囲がグーンと広がった。
こいつはいいぞ!

MT-09がこんなに楽しく感じたことは今までなかった。
こいつは本当に『気持ちイー!』
後は音量とのバランスをうまく取りながら製品化へ進めていくんだ。
もう少しだ。

SPTADAO開発チーム

mt092017pbfullss0200.jpg title=

mt092017pbfullss0201.jpg title=

mt092017pbfullss0202.jpg title=

  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。