忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

KLX230 POWERBOXサイレンサー編 其の四

★走りの質感の域には、まだまだ追いつかないな。★

サイレンサー内部のメインパイプの長さと太さを調整して
全体的にトルク感を増強することができた。
これはPOWERBOXパイプと組み合わせるとかなりたくましい! 
割りといいねこれ。

しかし、まだまだ完成度が低い。
ちょっと前の排ガス規制や加速騒音規制で苦しんで
メタメタにされた250ccみたいな?!感じだ。
トルクのラインが波を打っていて右手に対する追従性が全然よくない。

走りの質感の域には、まだまだ追いつかないな。

SP忠男開発チーム

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KLX230 POWERBOXサイレンサー編 其の参

★全然、気持ち良くない・・・★

いやぁ〜案外難しい。
大きなサイレンサーで、排気ガスを効率よく
吸い出してあげれば、全体的にパワーが
上がるような気がするでしょ。

その通り、まあ全体的にというか、
特に高回転域にこれは効力を発揮するんだけど・・・。
まったく面白くない。
ただ、高回転で伸びるだけ。
高いギアに入れた瞬間速度が落ち込む。
無理やり回転を引っ張って、
ギアチェンジすれば繋がるけど、
全然、気持ち良くない・・・。
だめだ、これは。

SP忠男開発チーム

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ADV150編 序章

  • 投稿日時:2020年03月24日
  • カテゴリー:ADV150

★どんな変化が生まれるかのデータは山ほど蓄積をされている★

ここ数年、アジアからのマフラーオーダーが多く、
その国にあった出力特性で開発を行うことが多いんだ。
この白いADVも1ヶ月ほど前に遥々インドネシアから送られてきた。

それにしても、最近のスクーターは本当に良くできている。
無段変速機(通称プーリー)の特性とエンジンがバッチリ合っていて、
その加速が心地良い。
車格のせいか、メーターで70Km/hを超えた辺りから90Km/h辺りまで、
少し加速感が鈍るが、これも不快に感じるほどでもない。

基本ADV150は、出力特性を改善するために
手を加わえる必要のあるところは何もない。
こういうバイクのマフラーは開発の方向性を決めるのにとても困るんだ。
何度も何度も友人でもある依頼主と現地の使用状況や
ライダーの特性を確認しながら開発を進めてきた。
まあ、エンジンなど基本構成はPCX150と共通の様で
マフラーのどこをどう変えると、
どの回転域にどんな変化が生まれるかのデータは山ほど蓄積をされている。
アジア仕様は一月かけて、ひとまず完成だ。

そうこうしているうちに、日本国内でADV150を購入されたオーナーの皆さんから
たくさんの開発リクエストが入り始めた。
さあ、今度は日本の皆さんに喜んでいただけるように、
『気持ちイー!』マフラーを生み出そうか。

SP忠男開発チーム

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KLX230 POWERBOXサイレンサー編 其の弐

★更に気持ちイー!って笑顔になってくれるサイレンサーを作ろう!★

まずはPOWERBOXパイプを装着してくださっているオーナーが、
更に気持ちイー!って笑顔になってくれるサイレンサーを作ろう!
トルクフルで一回りおおらかで、たくましい特性を持ったサイレンサーだ。

サイレンサーのサイズはフルサイズを用意したので、
性能を出した際の音量を気にすることはないだろう。
思う存分「気持ちイー!」の探究をしよう。

SP忠男開発チーム

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KATANA編 其の六

  • 投稿日時:2020年03月19日
  • カテゴリー:KATANA

★最高のラインを見つけ出したんだ★

さあ、やっとトルクラインが綺麗に整った。
結局、何度も何度もサイレンサー内の膨張室の要領を変え、
何度も何度も繰り返し走り、最高のラインを見つけ出したんだ。

もう、この走りは気持ちイー!の一言。

完成だ!マフラーの素材は2種類ステンレスとフルチタン。
まずはステンレスから販売開始!
各地で行われるライドオンキャンペーンで
試着用のマフラーを用意するから楽しみにしていてくれよな。

ライドオンキャンペーン快感体感試乗会の情報はこちらから

「製品の詳細はこちらからご覧いただけす。

SP忠男開発チーム

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KATANA編 其の伍

  • 投稿日時:2020年03月09日
  • カテゴリー:KATANA

★排出されるガスの脈動をコントロールしてあげるんだ★

そう、こんなふうに3000rpm付近にトルクラインの乱れが生じた場合、
セオリーとしては、全長を長くしてラインを少し引き上げてあげるのが一番なんだ。

しかし、全長を長くしたら折角のルックスが失われる。
それはダメだ。
あとはインナーパイプの内径を細くする・・・
このマシン排気量が1000ccもあるから、
太さにも限度があってあまり細くできない。

あとは手探りで、かなり手間がかかるけど、
サイレンサー内部に排気ガスの膨張室を作って、
排出されるガスの脈動をコントロールしてあげるんだ。
上手くいくと、いいんだが。

SP忠男開発チーム

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KATANA編 其の四

  • 投稿日時:2020年03月02日
  • カテゴリー:KATANA

★マフラーの基本性能は長さで決まるので★

やはりそうか、そうだよな・・・
スタートから、3000回転くらいまでの変速にスムーズさが消えた。
これは回転の上昇と出力の上昇が一致していない時に、
このフィーリングを感じるんだ、トルクラインの乱れというか。

要はサイレンサーを短くしすぎて、
3000rpmまでのトルクラインが上下に波打ってしまって、
ほんのわずかエンジンの回転と車速が、
うまく合わせられない状態なんだ。
そのためにギアが切り替わる時に抵抗がうまれ、
ギアチェンジのスムーズさが失われる。
気にしなければ気にならないし、
こんなフィーリングは、市販の交換用マフラーに変えた時には
当たり前に起きていることだけど、
俺たちのコンセプト”気持ちイー!”からは、外れてしまう。
マフラーの基本性能は長さで決まるので、
短いサイレンサーにすると当たり前のように現れる現象さ。

SP忠男開発チーム

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KLX230 POWERBOXサイレンサー編 其の壱

★フルサイズのサイレンサーを使うことにしよう★

このマシンはどちらかというと、
トコトコ系というよりもグングン系だから!?
軽量よりも出力を重視した
フルサイズのサイレンサーを使うことにしよう。

POWERBOXパイプで引出した
豊かなトルクラインに上乗せして
中高回転域のパワーと高速域の伸びを
引き出せたら楽しいだろうな・・・

SP忠男開発チーム

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KLX230 POWERBOXサイレンサー編 序章

★パイプに合うサイレンサーも創ってほしい★

予想を更に超えて、高く評価をしていただいている、
KLX230のPOWERBOXパイプを購入いただいたユーザーの方達から、
今度はこのパイプに合うサイレンサーも創ってほしいと言う、リクエストが入った。
創ろうか!

SP忠男開発チーム

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KATANA編 其の参

  • 投稿日時:2020年02月10日
  • カテゴリー:KATANA

★最もショートで、最もコンパクト★

取り急ぎ最もショートで、最もコンパクト
しかもしっかりとトルクを確保したサイレンサーを目指して開発開始!
さあどうなるかな!

SP忠男開発チーム

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  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
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