CB1100編 其の八
- 投稿日時:2018年05月21日
- カテゴリー:CB1100
★これが、マフラー開発の際に陥る罠なんだ★
実際に走ってみた。普通に走るじゃん・・・・。
何となくパワー感もある! 結構いけてるのかな・・・・。
な〜るほど、そうなんだ・・・・。
平坦な道を走っているときとコーナーの立ち上がりや、上り道、2人乗り、
エンジンに負担がかかる所では体感が全くちがうぞ。
無意識にギアを1速下げている! ようはパワーが落ちているってことだ。
人間は元来、器用に出来ているから悪くなったところを自然に補って走る。
マフラーを変えてパワーが落ちた分、回転を上げてフォローする。
回転が上がっているので速く走っている錯覚をおこす。
この錯覚がパワー感を生むが、
マフラーを変えないノーマルと比較すると確実に遅くなっている。
よくマフラー開発の際に陥る罠なんだ、
これに気づかずに市販されているマフラーは結構多いぞ。
残念ながら今でもね。
忠
★ノーマフマフラーの長さが妥当だぜ★
まずはノーマル状態(マフラーを変える前の状態)の性能を
シャーシダイナモ(出力特性測定機)でチェックしてデータを残してから開発開始!
今回活かしたデザインのノーマルのエキゾーストパイプ
(エンジンから4本出ているマフラー前半部)を残してサイレンサーだけを
変えるスリップオンを開発してみる。これならコストは下げられる。
CB1100のオーナーからはタンデムステップの当たりで
長さが終わる超ショートなマフラーがかっこいい、
なんて提案を受けたんだけどシロートはこまるぜ!
そんなに短くしたらまず性能が出ない。出るわけがない。
かっこ悪いかもしれないけど、ノーマフマフラーの長さが妥当だぜこれでやろう!
えっ?そんなのかっこわるいから誰も買わない。
ほしくない?そんなの作らない方がいい? 時間の無駄だあ?
★高回転高出力タイプのスーパースポーツに仕上がっている★
あらためてこいつは大変なマシンだ。
サイレンサーの全長を変え太さも変え
内部構造も全て変えて性能を探って行ったのだが
結局たどり着いたのが現在2018Ninja400用に
開発をしているマフラーなんだ。
通常ピストンの直径が違うストロークも違う2台のマシンで
同じマフラーで性能が出るなんてことはあまりないことなんだ。
しかし、このスパルタンな250には
2018Ninja400用のマフラーがドンピシャなんだ!
3000rpm付近から少し太いトルクで立ち上がり
4000rpm付近からは明らかにスタンダードとは違うパワーで
6000,7000と引っ張って行くんだそしてピークも・・・。
こうなってくると俄然日本の国内で走らせることが楽しくなってくる。
しかもなんだか不思議と走りに質感が出てくる
ワンランク上のマシンを操っているみたいでとても気持ちがいいんだ!
多分この特性ならロングのスポーツツーリングだってこなせると思うな、
しかも高回転域のパワーを思いっきり引き出してあるから
少し上の排気量と一緒に走っても大丈夫だ。
あなたが2018Ninja250のオーナーだったら
絶対このマフラーをつけたマシンの快感を一度体感してほしいな。
きっとさらに2018Ninja250が好きになってもらえると思うな。
忠
週末の2018Ninja250に関する快感・体感ライドオンキャンペーンの日程など詳細はこちらから。
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