忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

XSR900GP編 其の四

  • 投稿日時:2024年10月22日
  • カテゴリー:XSR900GP

★4000rpm付近までのモヤモヤは一瞬で吹き飛んだ★

まずは2000rpm手前から力強いトルクを引き出すために
BOX(排気の膨張室)の容量を20%ほど大きくしてみた。

これによる効果は大きかった。
一気に走りが変わった。
なんとなく感じていた、
4000rpm付近までのモヤモヤは一瞬で吹き飛んだ。
とてもいー!『気持ちイー!』

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOX編 序章

★サイレンサーも作りたいなって気持ちが湧いてきた★

あのZX-10Rを彷彿とさせる、
『気持ちイー!』トルクラインを引き出した、ZX-4R/RR POWERBOXパイプ。
購入していただいたユーザーからの喜びの声を聞いていると、
このパイプの特性を更に向上させる
サイレンサーも作りたいなって気持ちが湧いてきた。
上乗せされた高回転の伸び、
レーサーを彷彿とさせるクリアーなサウンド。
つくるか!

SP忠男開発チーム

 

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2022~MT-10(RN78J)編 其の壱

  • 投稿日時:2024年10月15日
  • カテゴリー:MT-10 22

★パイプやサイレンサーを交換したらどうなるの★

この車両を用意したのは、最近2022~MT-10(RN78J)に
~2021MT-10(2BL-RN50J)用に開発をしたパイプやサイレンサーを
交換したらどうなるのって、言うオーナーの方からの問いわせが何件か続いたんだ。

と言うことでまずは、2022~MT-10(RN78J)に
2021MT-10(2BL-RN50J)のパイプの試作を装着してみた。

SP忠男開発チーム

 
 
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XSR900GP編 其の参

  • 投稿日時:2024年10月15日
  • カテゴリー:XSR900GP

★合いそうなトルクラインを探し出してこいつを中心に開発開始だ★

YAMAHAってすごいよね。
エンジンはMT-09とXSR900GPどちらも一緒。
カタログ上エンジンスペックも一緒。
なのに走ったら全然違う乗り物。

そのせいか、兄弟車のMT-09と違って、
なかなか開発の方向性が定まらず、
毎日のように乗って、もやもやしていた。
そんな中、最近なんだか感じることがある。
もしかしたら、このXSR900GPって、
4サイクルのFZRとかではなくてどこかRZVのような、
2stのフィーリングを忍ばせているんじゃなかって、そんなふうに感じるんだ。

なんとなくクラッチミートから、
3000もしくは4000rpmまでの間にモヤモヤを感じる。
決して調子が悪いわけではない。
決して乗りづらいわけでもない。
吹け上がりが悪いわけでもない。
しかしながら、なにかあの時代の2stのような不安定なフィーリングを感じるんだ。
モヤモヤ・・・

とは言え、XSRは立派な4サイクルマシンだ。排気量は900ccもある。
車重だって200Kgだ。モヤモヤしている場合じゃない。
4stネイキッドスポーツらしく、シャッキっと爽快に心を解放できるように
右手とマシンの一体感を追求する。
常にライダーの心に忠実に思った通りにエンジンが追従してくる。
ここが大事だ。ってことで開発の方針が固まった。

今まで何本か作った試作の中から、
2000rpm手前から4000rpm付近までの方向性に
合いそうなトルクラインを探し出してこいつを中心に開発開始だ。
面白くなるぞ!

SP忠男開発チーム

 
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2022~MT-10(RN78J)編 序章

  • 投稿日時:2024年10月02日
  • カテゴリー:MT-10 22

★なんか少し変わった★

SP忠男に22022~MT-10がやってきた。
久しぶり。 
うん? なんか少し変わった。
かっこいい。

SP忠男開発チーム

 
 
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2024~MT09編 其の伍

  • 投稿日時:2024年10月02日
  • カテゴリー:MT-09 24

★今よりももっとMT-09が可愛い存在になりそうな予感★

5000rpmから上のパワーを引き出すのは至難の業だった。
BOX内の隔壁をいじって、バランスを取り直すことでか、
なりいい線にまでは上がってくるけど、
なかなか納得のラインまでは上がらず苦労したよ。
最終的にBOXの内圧調整用の穴を二つにして、
それぞれのパイプ穴径を変えながら調整して、
なんとか『気持ちイー!』パワーを引き出すことが出来たんだ。
よかった。

しかしながら、まずはこのマフラーの気に入ったところは、
スタンダードのストリートモードでも
2000rpmから急激に盛り上がるトルクライン
(きっとエクストリームでホイールスピンしたり、
0から急にフロントアップなんかに有効な特性)
これを少し抑えるために、少し低い1500rpm付近から、
トルクを引き出し、少しフラットにトルクラインを整えたことで、
回転の上昇を全てライダーのコントロール下に置けるように微調整を行なったんだ。
すると走り出した直後からライダーのリラックス感がハンパない。
ほっとした感覚で走れるようになったんだ。
この特性がとても秀逸なんだ。
この特性に変えたことで、僕はこの軽量で、
パワフルなMT-09にほぼほぼ毎日乗るようになった。
長距離のツーリングもめちゃくちゃ快適だ。
そしてツーリング帰りの渋滞に巻き込まれた時、
特にこの特性のありがたみを実感できる。 
ワインディングも同様にめっちゃくちゃパワフルだけど、
この特別なトルクラインのおかげで常にライダーは、
リラックスした状態で極限まで攻めることもできる。
あんまりやらないか・・・

いいね、このマフラー。『気持ちイー!』 
きっと、今よりももっとMT-09が可愛い存在になりそうな予感。
完成だね。

またいつものようにSP忠男の浅草店(TEL03−3845−2009)か
週末行われる快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで、
乗れるようにしておくので、
オーナーのあなたには絶対試してほしいな。

快感体感試乗会ライドオンキャンペーンの情報はこちらから 

SP忠男開発チーム

 製品の詳細はこちらからご覧いただけます
 
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2024~MT09編 其の四

  • 投稿日時:2024年09月25日
  • カテゴリー:MT-09 24

★ここのトルクを盛り上げないと★

エキゾーストパイプの長さ調整は、ほぼやれることはやった。
おかげで4000rpm前後までの特性が、かなり秀逸に仕上がった。
それまで少し刺激が強すぎて、ちょっとそこまでとか、
仕事のついでについつい乗りたいって、
いう感じにはなれなかったけど、
最近このトルクラインのおかげで、
毎日、用もないのに乗っている。
仕舞いには週末のツーリングまで、わざわざMT-09を引っ張り出すほど。
いいよ、すごくいい。これなら毎日乗りたいね。

あとは逆に5000rpm前後のパンチが落ちていて、
峠道での爽快感が激落している。
ここだね、ここ。 
ここのトルクを盛り上げないと。 

SP忠男開発チーム

 
 
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XSR900GP編 其の弐

  • 投稿日時:2024年09月11日
  • カテゴリー:XSR900GP

★MT-09と共通のマフラーにするのはかなり難しいな★

乗れば乗るほどいいマシンだ。
エキサイティングな味付けで、
ライダーに挑み掛かるMT-09とは違って、
ライダーを大きく包み込む豊かな走りだ。
どことなくあのXJR1300を彷彿とさせるところがある。

これは、MT-09と共通のマフラーにするのはかなり難しいな。
コストを度外視で、それぞれ専用に作り、分けるしかないのかな・・・・。

SP忠男開発チーム

 
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2024~MT09編 其の参

  • 投稿日時:2024年09月11日
  • カテゴリー:MT-09 24

★走り出しの安心感ハンパない★

やっぱりそうだった。
クラッチミート直後のトルクラインを自然な右肩上がりに仕上げてみた。
色々いじって時間がかかったけど、やっぱり全然違う。
走り出した瞬間から、MT-09の信頼が一気に高まる。
スタンダードは多分エキサイティングを演出するために、
この部分を少し荒く作っていたのかもしれない。
こうやってあげると、走り出しの安心感ハンパない。
これなら上手く付き合っていけそうだ。

次は、通常走行の時に使う回転域から探っていこうかな。
そう、2000rpmあたりから・・・。

SP忠男開発チーム

 
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2023~CRF250Lパイプ(トレッキングタイプ)編 其の拾伍

★パイプ一本でここまで秀逸なトルク特性に仕上がるとは。★

その後、このパイプにエンデューロのプロレーサーや
メディアの関係者など沢山のライダーに体験してもらった。
みんなすごい反響なんだ。
パイプ一本でここまで秀逸なトルク特性に仕上がるとは、
まるで心とエンジンが直結しているみたい。
今まで、タイヤが空転して登れなかったウェットな斜面をスルスル登っていくとか。

いやいや、そんなもんじゃないよ。
野原に行ったら、もっともっとすごい特性に出会えることになるんだ。
ほんとすごいし、ほんと気持ちイーパイプが出来たよ。
”2023~CRF250LPOWERBOXパイプ SANPO”
ぜひ、2023以降のCRF250Lにお乗りで、
トコトコトコトコ野山を
気楽に気持ちよく走り回りたいあなたは、この快感を体験してほしいな。

またいつものように快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで、
試乗車を用意しておくので、一回体験してみてね。 
割と元気にパワフルにオフロードを走る人には、
現行のPOWERBOXパイプもすごい人気だから、
パイプを2本持って、TPOに応じて交換するっていうのもありだと思うよ。
交換はサイレンサーを外さずにできるので、
至って簡単だからね。試してみてね。

SP忠男開発チーム

製品の詳細はこちらからご覧いただけます
 
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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

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”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
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