忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の伍

★3500rpmからの加速感が刺激的★

SV650ABS用のPOWERBOXパイプをレイアウト変更して、
そのままVストローム650XTに装着してみた。
面白い! SV650ABSに装着した時と全然違う反応だ。
フィーリングが全然違うんだ。
3500rpmからの加速感が刺激的。
こんなふうに変わるんだね。

せっかくだから、この特性のまま少し長距離を乗ってみた。
さあ、どうかな?

SP忠男開発チーム

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GB350サイレンサー編 其の七

★音作りはまた別の意味で大変なんだ★

もう少し、もう少しだ・・・・。
サイレンサー内の破裂音を抑えるために
複数のパイプを交差させて、サウンドをマイルドに変えている、
複数のパイプの太さと長さを変えて、
その組み合わせでトルク特性を探っていく。
トルクの出る位置や回転の伸びは、このパイプの長さに特に反応するんだ。
ただこれは、数字はでは、なかなか表せない感性の領域なので、
作っては走らせ、作っては走らせ、常に開発の間は、
テストライダーがその場を離れる事が出来ない、とても手間の仕事なんだ。

この作業を繰り返し、そろそろトルク特性は完成しそうだ。
POWERBOXパイプの心地良いトルクラインをそのままに
トルクのレベルをどんどんアップ。
走りの質感が更に高まり、その走りは、
排気量を大きくしたような余裕のパワーだ。

でも音がひどいんだ。ぱんぱん言って心地良くない。
残念だ。音作りはまた別の意味で大変なんだ。
人によって、かなり好みが分かれる。さあもう少し楽しむぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の四

★あとはトライアンドエラー★

とは言え、
あの浮世離れしたトルクフィーリングを作るには
今、超ヒット状態のSV650ABSのPOWERBOXパイプのデータを
Vストローム650に装着出来るようにレイアウトを変更して、装着してみる。

まずは、そのパイプでトルクがどう変化するのか。
どの回転域にどう反応するのか。
開発の方向性は見えている。
あとはトライアンドエラー。
さあ、また楽しみな毎日が始まるぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の参

★旅好きなVストローム650のオーナーには喜ばれるかも★

あれから毎日、毎日、毎日、乗ってたら、なんだか感じてきた!
そういえば、以前よく乗っていたBMW R1250GS
あの最高の旅マシーン、あのバイクの良さの一つに
なんだか浮世離れしたトルクフィーリング、
他にはない、独特の味なんだ ふぉわぁ〜って、していて
ライダーを一切の緊張から解き放ってくれるんだ。
そのおかげで、1日物凄い距離を走ってもぜ〜んぜん疲れない。
そう、あの浮世離れしたトルク特性を盛り込む事が出来たら、
旅好きなVストローム650のオーナーには喜ばれるかも。
なんかやってみたいな、あの感覚。
そう、あの感覚。

SP忠男開発チーム

 

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GB350サイレンサー編 其の六

★性能は、もうすぐそこまできている。★

走り出してすぐにトントントンとシフトアップ。
そして、POWERBOXパイプとのマッチングで、
4速40Km/hからのトルクを活かした心地良い加速フィーリングが最高!
そして、5速パルス感を感じながらの余裕の走りは、
排気量を大きくしたような軽快感がありとても良い。
そして懸案だった、高速域のパワフルさと回転の伸び、
これも徐々に変化をして伸びてきている。
性能は、もうすぐそこまできている。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 序章 

★POWERBOXパイプの開発に取り掛かりたいな。★

待っていました。
本日お待ちかねの 2023~レブル250が、我が社にやって参りました。
エキゾーストパイプの専門メーカーとして、
まずは『気持ちイー!』トルクを引き出す、
POWERBOXパイプの開発に取り掛かりたいな。
うん、すぐにでも取り掛かろうかな。
まだ、開発途中の車種がたくさん残ってるけどぉ・・・・

SP忠男開発チーム

 

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2023〜ハンターカブ・CT125編 序章

  • 投稿日時:2022年12月26日
  • カテゴリー:CT125 23

★なんだかルックスもイカしてる!★

我が社に2023年モデルのCT125がやってきた。
年末ギリギリに嬉しいなぁ〜
なんだかルックスもイカしてる!
さあ、どんな『気持ちイー!』を引き出そうか。

SP忠男開発チーム

 

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GB350サイレンサー編 其の伍

★いかんせん高速域の伸びがいまいちなんだ★

今度は内部のパイプをかなり太く、そして長くして
内部で複雑に組み合わせてトルク特性の変化を探ってみた。

今度はうまく行ったようだ。
4速40km/hからのトルク感が気持ちイー! 
5速50km/hからのパルスを伴った回転の伸びもなかなかだ。
ただ、いかんせん高速域の伸びがいまいちなんだ。
このマシン、高速道路に入るとあまり余裕がないので、
ここはなんとか引き出しておきたいな。

SP忠男開発チーム

 

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GB350サイレンサー編 其の四

★かなり太い内径のパイプで排ガスを抜いているようだ★

音質に関しては、このマシンエンジンが温まって来ると、
カンカンとしたサウンドから、
丸みを帯びたサウンドに変化することに気がついた。
ふむふむ・・・

さて、音の前にトルク特性の変化が出せることがわかったから、
そっちに注力しているんだ。
元々ノーマルもスットントンのシンプルな構造で、
かなり太い内径のパイプで排ガスを抜いているようだ。
そこで、うちのサイレンサーは内部のパイプの径や長さを変えて
心地良いトルク特性を引き出そうとしているけど、まだまだだな。

SP忠男開発チーム

 

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2023~Z900RS 編 其の壱

  • 投稿日時:2022年12月19日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★前期モデルのマフラーを装着して特性の変化を確認しよう。★

さすがKawasaki
新排ガス規制に対応した新型Z900RS
すごく良い、走りが前期モデルに比べて更に洗練されている感じだ。
昔感じていた極低回転域のどんつき感も今回は感じられない。
とてもスムーズだ。
まずは、前期モデルのマフラーを装着して特性の変化を確認しよう。

SP忠男開発チーム

 

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