忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 其の参

★BOXの中の構造を徹底的にいじっている。★

ここのところ、かなり苦戦を強いられている。
5000rpm手前の谷を消そうとしても
ピンポイントでここだけが上がってこない・・・。
今、BOXの中の構造を徹底的にいじっている。

下のトルクラインが乱れたり、高速域のパワーラインが落ち込んだり。
う〜んむずかしい。
今は、圧倒的に不快な走りだ、困った。

SP忠男開発チーム

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18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 其の弐

★5000rpm手前のトルクの谷が気になり始めた。★

ここのところ毎日乗っていて気がついた。
あと少し、トルクラインを右肩上がりに整えてあげると
このマシン今よりさらに楽しくなる。
走りが生き生きしてくる。絶対にいける。

とはいえ。今でも十分楽しいし、
やっぱり250ccにはない圧倒的なゆとりもある。
このおおらかさというか雄大さを生かした特性作りをすると、
排気量を超えた走り、爽快で気持ちイー!
走りが生み出せる様にクラッチミートからのトルクラインを整えてみた。

すごい、気持ちイー!
MT-03の走りに全く違う表情が現れた。
すごく躍動的で生き生きしている。
いままでクラッチミートからアクセルと開けていくと
加速に対して少しづつアクセルを多めに開けていくことで
帳尻を合わせていく感じがしていた。
これはあくまで感覚の問題だけど、
今度は加速に対してアクセルを少しづつ少なめに開けて行っても
エンジンが追従してくる感覚だ。
この感覚がマシンを楽しく走らせるために重要なんだ。
しかし、なかなかこの感覚を引き出すことは難しい。
さすがうちの開発チームだ、完璧にこのトルクラインを引き出してくれた。

あとは5000rpm手前のトルクの谷が気になり始めた。
ここはとても不快に感じる。
この回転域は断然ノーマルの方が優れている。
さあ、次はこの高速域への繋ぎの部分を探求してみよう。

SP忠男開発チーム

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NinjaZX-25R編 其の拾弐

  • 投稿日時:2021年01月08日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★トップギアにホールドしたまま、かなり低い速度域までカバーしてくれる★

いいね!バイパスの位置を微調整してみた。
絶妙な波を作りながら、右肩上がりに一気に登っていくパワーライン。
まさにクラスを超えた、レーサーレプリカの爽快な走りだ。

しかも、4000rpm付近のトルクが綺麗に整っているから気持ちイー!
トップギアにホールドしたまま、かなり低い速度域までカバーしてくれる。
これなら旅にも充分使えるな。
そして、ワインディングに差し掛かるとライダーの感覚と
エンジン、そしてリアタイヤまでが完璧に連動してくれる。

うれしい! 
スタンダードでも、かなりいけてると思ったこのマシンだけど、
ちょっと桁違いに気持ちイー!
今は、ほんとこのマシンにぞっこんだ。完成。

このマシンも各地の体感快感試乗会、
ライドオンキャンペーンに車両を持ち込むので、
ZX-25Rのオーナーには絶対体験してほしいな!
あとは、価格だ。結構コストがかさんでるぞ・・・・。

SP忠男 開発チーム 

ライドオンキャンペーンの日程はこちらから 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の六

★POWERBOXパイプとのマッチングが最高によく取れた★

あれからサイレンサー内の膨張室の容量を
微妙に変えながら調整をしてみた。
いいね!とても自然な感じだ、これならいける。
ギアチェンジ後のどんつきも抑えて気持ちイー!
トルクアップもしっかりはかれた。
POWERBOXパイプとのマッチングが最高によく取れた。
右手に対するエンジンの連動感がとてもいい。
ライダーとの絶妙な信頼感が、
よりMT-10を爽快にそして快適にしてくれる。完成だ。
また、各地で行われるライドオンキャンペーンにて
試着をできるようにしておくので、ぜひ乗って欲しいな。

SP忠男 開発チーム 

ライドオンキャンペーンの情報はこちらから

製品の詳細はこちらから

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NinjaZX-25R編 其の拾壱

  • 投稿日時:2020年12月24日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★クラッチミート直後からの加速が気持ちイー!★

やっぱりな! 全長だった。
これで一気にブレークスルーだ。

微妙に長すぎたんだ、これをきもちよ〜くバッサリ短く。
この瞬間、4000回転手前のトルクがスゥーっと下がって
綺麗に右肩上がりのトルクラインに。
するとクラッチミート直後からの加速が気持ちイー!
そして、そのまま6000rpmから上へと綺麗につながっていく。
最高に楽しい、最高に気持ちイー!

ほぼ、完成だけど、もう少し微調整をして完璧に仕上げようか。

SP忠男 開発チーム 

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18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 其の壱

★ある時はおおらかに、ある時はエキサイティングに★

う〜ん、以前に乗った時とはかなりイメージがちがうなぁ〜。
想像以上にフラットトルクでどちらかというと大人なフィーリングだ。
豊かなトルクでゆったりと走る感じ・・・。

最近ZX-25Rの開発にハマってて、
あのエンジンのワクワクが基準になっているせいかもしれないな。
そう、俺たちはYZF-R25のパイプの開発を通して、
このエンジンのポテンシャルは知っている。
更に力強く、更に躍動感あふれる、ワクワクのパフォーマンスを。

ある時はおおらかに、ある時はエキサイティングに
う〜ん、あの爽快な走りのパフォーマンスを
18~YZF-R3/MT-03オーナーに堪能してもらいたい。
やっぱり創ろう!

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の伍

★サイレンサーの全長を根本的に変えてみた★

シフトチェンジの度に、どんつき感が出る。
クイックシフトを使えば誤魔化せるけど、それじゃダメだ。
ライダーとエンジンのコミュニケーションが、うまく取れていなんだ。
これではライダーが疲れてしまう。

サイレンサーの全長を根本的に変えてみた。
これは効いた!かなりいい感じだ。

SP忠男 開発チーム 

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18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 序章

★1番のネックはコスト★

本当に走りが変わる『気持ちイー!』YZF-R25 POWERBOXパイプの
口コミを聴いた、YZF-R3のオーナーの皆さんから
毎日のようにPOWERBOXパイプのリクエストが入る。
あの走りの変化を味わってしまったら、
欲しくなってしまう、気持ちはとてもよくわかります。

しかし、1番のネックはコスト
YZF-R3は小型自動二輪、車検対応には厳しい、
WMTCモードの排出ガス試験をクリアーしなければならない。
そのためには高額な触媒装置を内部に組み込まなくてはいけなくなる。
ネックはコストだ。
試算してもかなり高額な価格帯になってしまう。
作るべきかやめるべきか・・・。

SP忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の拾

  • 投稿日時:2020年12月22日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★全長を短くして高速タイプに振ってみようか★

かなり行き詰まった・・・・。
メインパイプをぶった切るか!
メインパイプをぶった切って全長を短くしてみよう。

マフラー開発のセオリー通り、全長を短くして高速タイプに振ってみようか。
せっかくここまで仕上げたけど、根本的に何かが違うんだ。
多分、全長だと思う。

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の四

★軽さがさらに強調された★

さあ、やっと右肩下がりのトルクラインから抜け出せた!
しかし、今度は思いっきりアクセルに対して敏感で、
低速でギクシャクしてしまう。
変化が極端なんだよね。

ただ、言えることはマシンがなんだか、すごく軽く感じる。
このMT-10はもともと見た目のゴージャスな感じとは反対にものすごく軽い。
さすがYZF-R1の兄弟車って感じなんだけど、
サイレンサーで特性が変化したことで、軽さがさらに強調された。いいね!

SP忠男 開発チーム 

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  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
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