忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2018~PCX編 其の四

  • 投稿日時:2018年06月04日
  • カテゴリー:PCX 18

★少しアクセルに対する反応が悪い域がある★

 メインパイプの長さや太さ、サイレンサー内部の構造、
そして最後にバイパスの位置などこの組み合わせを
何百回となく変えながら特性を探っていくんだ。

ある程度のところまではシャーシダイナモを使って判断できるんだけど
開発が佳境にないってくると人間の感性でしか判断できなくなってくる。
ここが気持ちイー! の領域だ。

この領域になってくるとテストライダーは
毎日工場に張り付いて設定が変化されるごとに
走行チェックを行うことになる。
とても大変で大切な時間だ。

いまこのPCXはかなり完成の域に達してきている、
豊かなトルクを上乗せして引き出せたので右手で
アクセルグリップをひねった時の速度の増加がとても気持ちイー!
ほんの少しひねっただけでスゥーって速度が伸びていく、快感だ。

しかし、いままだ40Km/hから50Km/hまでの間に
少しアクセルに対する反応が悪い域がある。
そして高速域の伸びが犠牲になっている点もダメだ
さあ、もう少し頑張ろうか!


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XMAX 其の伍

  • 投稿日時:2018年06月01日
  • カテゴリー:XMAX

★人間の体感がものを言う★

 要因がわかれば対応は早い。
まずはメインパイプの長さ太さ、サイレンサー内部の
設定修正で基本的な特性を可能な限り整える。
それが終わったら今度はパワーボックス(膨張室)の取り出し位置、
取り出しパイプの太さ、
そして膨張室の容量を徹底的に変えて試していくんだ。
この辺になるとすでにシャーシダイナモでは
測れない域に達してくる人間の体感がものを言う。

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2018~PCX編 其の参

  • 投稿日時:2018年05月31日
  • カテゴリー:PCX 18

★アクセル操作に対するエンジン回転の反応を高めていくんだ★

やっとPCXの出力ラインが安定してきた。
さあ、これからが開発の本番だ。
まずは全体的な出力アップとともに
40Km/h手前から60Km/h台後半までの
右手のアクセル操作に対するエンジン回転の反応を高めていくんだ。
これによってどんなことが起きるかというと
毎日の通勤などの際に車の後ろを走っている時、
前走する車が加速した際にほんのわずかアクセルをひねっただけで
スゥーとバイクがついていく。
この特性を引き出せるとすっごく快感なんだ。
この特性が案外毎日のストレスをスゥーっと
消していってくれる大きな要因の一つなんだ。
SP忠男のマフラー開発にはこういったポイントをいくつも盛り込む。
これが「気持ちイー!」
SPTADAOって言われる要因なんだ。さあ頑張るぞ。

忠 

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XMAX 其の四

  • 投稿日時:2018年05月31日
  • カテゴリー:XMAX

★微妙にエンジンの反応にズレがある★

 心地悪さの要因がわかった。
右手のアクセル操作に対して
いつも微妙にエンジンの反応にズレがある
ある回転域ではライダーの想像以上に反応し、
またある回転域には反応が鈍いこの感覚が
心地悪さに繋がっているんだ。

ここは常に右手に対して絶妙なタイミングで
安定して追従しなくてはいけないんだ。
ここが開発者の腕の見せ所でSP忠男のFUNは
この特性にいつも期待をしてくれているんだ。

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XMAX 其の参

  • 投稿日時:2018年05月23日
  • カテゴリー:XMAX

★心地悪さを感じるようになってきたんだ★

 毎日のように乗っていて最近特に感じるようになってきたことがある。
パワーをどんどん上げていくことで
確実に速いスクーターに仕上がってきた。
これはこれでいいことだ。
しかし、40Km/hから60いや次のひと伸びがある
70Km/h付近の間になんだか
心地悪さを感じるようになってきたんだ。
決して遅いわけではない加速も全然悪くない。
でも、なんだか線が細いというか不安定なものを感じるんだ。
ここをなんとかしなければ・・・。

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2018~マジェスティS 其の参

  • 投稿日時:2018年05月23日
  • カテゴリー:MAJESTYS 18

★余裕の高速パワーだ★

うん大丈夫だ。
しっかりと力強いトルクが出ている
40Km/h~60Km/h付近のトルクが特にいい!
アクセルオフからオンした時のタイムラグの少なさが
スゥーっとストレスを解消してくれている最高だ。

高速走行時でもちゃんと右車線に出ることができる。
余裕の高速パワーだ。
やっぱり、マジェスティSにはPOWERBOX FULLがかかせないね。

製品の詳細はこちらからご覧ください。

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2018~PCX編 其の弐

  • 投稿日時:2018年05月23日
  • カテゴリー:PCX 18

★あたりがついてきたのが原因なんだろうなぁ。★

あれあれあれ? 
やっぱりなぁ〜。

あれから何日かシャーシダイナモに乗せて測っているうちに
どんどん出力特性が変わって来る。
最高出力だってどんどん上がってきた・・・
やっぱりなぁ! 
多分自動変速機の中にある
ウエイトローラー(重り)のあたりがついてきたのが原因なんだろうなぁ。

こうなったら、出力ラインが上げ止まって安定するまで
何十回いやいや何百回まで、走って止まって
あとシャーシダイナモを回し続けるしかないなぁ・・・。

忠 

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気持ちイー! SP TADAO

なぜSPTADAOのマフラーはライダーから選ばれ続けるのか。
SPTADAOのマフラーは創業以来40年近くにおよびお客様の口から思わず漏れる気持ちイー! の声をもっとも大切な指標として開発を行っています。

ライダーの気持ちイー!を通して日本中をもっともっと元気にしたいと考えています。

ではなぜSPTADAOはライダーの気持ちイー!を引き出すマフラーを生み出すことができるのでしょうか。
それはSPTADAOの創業者、忠さんこと伝説の全日本モトクロスチャンピオンライダー鈴木忠男のライディングスピリッツに由来 されます。

みなさん良くご存知のように忠さんはいつだってどんな時だってアクセルを緩めません。
破竹の勢いでトップを独走していてもコーナーはいつも逆ハンをあて豪快に曲がります。そしてジャンプをおもいっきり派手に飛びま す。
忠さんはそれを少しもリスクだと思っていません。

忠さんのスピリッツはいたってシンプルです。
気持ちイー! の追求「いくら速く走ったって、ただ回ってるだけじゃ楽しくないでしょう。
豪快に逆ハンを切ってカウンターを当て、誰よりも高く飛び出し遠くに飛んでいく、気持ちイー!でしょう。ただそれだけ」

SPTADAOの社内には隅から隅までこの忠さんのスピリットが浸透しています。
ただ速く走ったってそれだけじゃ面白くないでしょう。豪快に、軽快に、舞うように走る。
いつどんな時も、どんなことにも、つねに気持ちイー! や、ここちイー!をセンターの指標に置き、
それを追求しそして探求し続けているからこそ、当然のようにライダーの気持ちイー!を引き出せるマフラーを生み出すことができる のです。

気持ちイー! SPTADAO これが私たちのスピリッツです。

忠さんのマフラー開発奮闘記 〜はじめに〜

★高性能マフラーとは★

 高性能マフラーとは?
=オートバイをさらに面白くするための部品です。
         ↓
オートバイをさらに面白くするための部品とは?

=オートバイのある生活をさらに楽しくするための部品です。
         ↓
オートバイのある生活をさらに楽しくする部品とは?

=普段の生活を躍動的にそして充実した生きかたに変化させる部品です。
         ↓
普段の生活を躍動的にそして充実した生きかたに変化させる部品とは?

=人生を楽しくしてくれる部品なのです。

 私たちは高性能マフラーを“人生を楽しくしてくれる部品”と定義付けし、
その定義に乗っ取って開発をして行こうと決めています。
 私たちはつねにそのオートバイのオーナーが、
ライディングをしている風景を思い浮かべながら、
最もそのバイクが輝きを増す出力特性、
サウンド、デザインを追い求めて、製品の開発にあたっています。

 もちろん、そのオーナーとなる方も十人十色、いろいろな方がいらっしゃいます。
全ての方にベストは不可能だということも知っています。
私たちが提案する『人生を楽しくしてくれる部品』に
少しでも興味をお持ちいただいたオーナーの方は、
ぜひこの開発奮闘記に目を通していただき、
ご自身の乗り方とだぶらせながら、イメージしてみてください。
その上で、さらにご興味を抱いていただいたのであれば、
週末に各地で行なわれているライドオンキャンペーンにて、ぜひ一度ご試乗ください。

 きっと、『人生を楽しくしてくれる部品』ということが、みなさんにお伝えできると思います。
それでは、あなたのオートバイを左記カテゴリからお選びいただき、開発奮闘記をご覧ください。

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09~ADDRESS V125編 其の六

★08より速くて乗り易い★

 最近スズキ系のオートバイ屋さんから
’09~ADDRESS V125 PURE SPORT サイレントバージョンの
注文がひっきりなしなんだ、なんでだと思う?

 オートバイ屋さん曰く’09~ADDRESS V125は、
〜’08までのモデルと比べて加速が悪くて遅いからって言う噂で
車両がなかなか売れなかったんだけど、
試乗車にPURE SPORT サイレントバージョンを付けて置いておいたら・・・・!

そう、〜’08より速くて乗り易くって完成度も高いってことで
急激に’09~ADDRESS V125が人気アップ!
売れだしたそうだ! うれしいね。

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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。