GRANDMAJESTY 400 編 其の四
- 投稿日時:2018年05月17日
- カテゴリー:GRANDMAJESTY
★ OKだ。 ★
サイレンサー内の一部の部品とエキゾーストパイプの微調整で
30km/h付近に反応が出る事がわかった。
ここを使って数日間掛け25km/hから40km/hにかけて
唐突に盛り上がるラインの高さを抑制し、
スムーズな立ち上がりへと変えていったんだ。
まだ少し荒い感じが残るが
全体のバランスから見てこの程度はOKだと判断した。
忠
★ OKだ。 ★
サイレンサー内の一部の部品とエキゾーストパイプの微調整で
30km/h付近に反応が出る事がわかった。
ここを使って数日間掛け25km/hから40km/hにかけて
唐突に盛り上がるラインの高さを抑制し、
スムーズな立ち上がりへと変えていったんだ。
まだ少し荒い感じが残るが
全体のバランスから見てこの程度はOKだと判断した。
忠
★ ふぅ〜。。。★
まずは問題のサウンド。
根本的に構造を変えて音が極力ストレートに
表へと出ないような特別な構造に変えたんだ。
この時に消音をすることで、
パワーに悪影響を及ぼさないように
かなりつっこんだ開発を行った。
おかげで性能の低下はほとんど起こさずに
低くマイルドな心地よいサウンドに仕上げることが出来た、
いい音だ。
それからもう一つの課題である加速の尻すぼみ感。
これは太さの違うエキゾーストパイプの組み合わせと
長さの設定を頻繁に変更し探りながら設定を決めた。
最高に気持ちよく超高速域へと伸びていくように特性が大きく変わった、
OKだ。
最後にギクシャク、ドンツキ感・・・・・
未だ全く解決の糸口が見えずふぅ〜。。。
忠
★ 3つの問題 ★
おっ、今度の試作はいいね〜ぇ!速いよ!
マシンが活き活きしているよ、
パワーの向上が走りを際だたせる見本のようなケースだね。
走り出しすぐからぐぐぐっと力強く加速をして行くし、
そこからけっこうな勢いで伸びていく、いいね。
確かにノーマルも速くて完成された出力特性をしていたけど
面白さに欠けたよな。
その点この試作マフラーを付けたG-MAJESTY400は
走りが違うとっても活き活きしていて本当に楽しい。
ただパーフェクトに作り込まれたノーマルマフラーに対抗するには
まだまだの出来だ。
大きなポイントは3つ・・・、
(1)パワーラインの高さは出ているのだけれど
角度によって起こる加速の尻すぼみ感
(2)スタートの立ち上がりから急激にパワーを上げ過ぎた
ために発生するギクシャクドンツキ感
(3)そしてこれが結構な問題なのだが
やたらにうるさいサウンド
基本的にこの3つ問題をクリアーしながら
細部の詰めに移っていく予定だ。
さ〜あ、あとどのくらい掛かることやら?・・・・。
忠
★ 有り有りだぜ ★
こういうバランスの良いマシンは
まずどっかの特性を突出させてバランスを崩すところから始めるんだ。
いつものように見事な加速を演出するために
開発スタッフに50km/hあたりから
おもいっきりパワーアップさせる様に指示を出しておいたんだ、
さあどうかな・・・・・。
かっる〜い!
いやー、走りがものすっごく軽いよ、
しかもめちゃくちゃ速い。
これは結構楽しいぞ・・・って、
・・・・・??
ちょっとスタートから50km/hまでの速度の乗りがひどいね。
それから高速域120km/hから先の伸びがないね、
ノーマルの方がいいや!
いや〜でもこれマフラーチュ−ンで
さらに楽しくなる可能性有り有りだぜ。
さ〜あ、つぎは50km/h最高速付近までに掛けて
やんちゃなパワーを引き出してもらおうかね。
忠
★ ものッ凄いんで… ★
ユーザーからの「速く開発してくれ!」って言う声が
ものッ凄いんで思わず車両を購入してしまったけど、
これはまた完成度が本当に高いスクーターだよね!
開発に隙がないって言うかこいつは骨が折れそうだぞ!
忠
★この基準でいくと、このパイプは失格だ。★
思った通りだ! とっても良い特性だ ・・・・・。
でもこれだけでは駄目なんだ。
例えばこうだ。
このGRANDMAJESTY1台だけで走っている分には最高に快適なんだ。
しかし、交通の流れに身を置くとどうなるか。
クルマのすぐ後ろについて走ってみる。
最初は40Km/hくらいの流れ、次に50Km/h、そして60Km/h。
それぞれの速度域の中で前走車との間隔を一定に保って
前のクルマが加速した際の追従性をチェックしていくんだ。
この時のアクセル開度が少なければ少ないほど
“気持ちイー!” まずこれが一つの基準だ。
この基準でいくと、このパイプは失格だ。
パイプの長さを微調整、BOXの装着位置や容量を変えながら
“気持ちイー!” 感覚を探りながら探り当てる。
うまくいけば1~2日。
掛かるときにはここだけで数日掛かる 博打だね。
★基本的な性能を引き出さなければ★
そうなんだよ。そうは簡単にはいかないんだ。
BOXで最大限性能を引き出してみたが
極端に低い回転域に力強いパワーが引き出されたが
決して気持ちのいいものではない。
あまりにも低い回転域でパワーを引きだしたもので
中高速域へうまくつながっていかない
瞬間前に出るが、後はどんくさすぎる
やっぱりなにが何でもメインパイプの内径や長さを変えながら
基本的な性能を引き出さなければ製品は出来ないぞ!
太さや長さをどの位に変更すれば、俺が思う雄大で力強い性能が引き出せるか
ジョイントパイプを組み合わせながら探ってみる
出力特性を測定する機械シャーシダイナモで測定しながらベストを探る
よし、良いサイズが決まったぞ!
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
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