忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

GSX1300R 隼POWERBOX編 其の伍

★あっぱれだ!★

さすがだね
この隙間のないところを
よくぞ、左右のサイレンサーをつないでくれました!
これでパワーやトルクを引き上げつつ、
サウンドを93dBまで落とすことができた。
あっぱれだ!

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GSX1300R 隼POWERBOX編 其の四

★ギッチギチで左右をつなぐのが困難?★

えっ?今、95dB!
もう少し、もう後、2dB音量が下げれば製品になる目処がつく・・・・。
あと2dBだったらあの手が使えるだろ?
あの手が・・・・
ダブルPOWER BOX構造が!
えっ?
スイングアーム周りがギッチギチで左右をつなぐのが困難? 
そこをなんとか通すのが、君たちの仕事だろ!

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GSX1300R 隼POWERBOX編 其の参

★製品にはならない?★

このスタイル!
このサイズ!
どおよっ!
えっ? 音がだめ?
サイズが小さい? 製品にはならない???
ど〜にかしろよ! ど〜にかっ!!
かっこいいんだから〜!

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GSX1300R 隼POWERBOX編 其の壱

★開発スタート!★

隼の排気量、パワー特性、

そして過去のデータお客様の声などいろいろな要素を盛り込み

開発のスタートを切るためのサイズ及びスタイルが決定された。

まずはこいつを隼に装着するところから始めるか!

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GSX1300R 隼POWERBOX編 其の壱

★ご意見ご要望、大募集!★

隼のマフラー開発について、
毎日毎日驚くような多さのメールが届けられてくる。ありがたいね!
みんなの要望に応える前に、まずはノーマルマフラーの実力調査だ。
何しろ、このサイレンサーは他のマシンでは見たことのないような、
大容量を二本装備。
徹底的に性能にこだわった結果こうなったのだろう。
軽量コンパクトを目指すパワーボックスマフラーの開発に
大きな壁となることが想定される。
どんどん連絡を入れてくれよな!

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GSX1300R 隼POWERBOX編 序章

★ご意見ご要望、大募集!★

さあさあ、
お待ちかねの隼用パワーボックスの開発がスタートします。
『か〜るくって、ちいっさくって、いい音だ♬』
こんなイメージの高性能なパワーボックスの開発を開始します。
何か隼のパワーボックスに対する、
意見や要望があったら、info@sptadao.co.jpまで
どんどん連絡を入れてくれよな!

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GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編 其の四

★究極って英語でなんて言うんだ?★

 ウォッ!か、かる〜い!なんだこの軽さは。
  いままでこんな軽い隼は乗ったことがないぞ!
   すげーな、こいつは。

 4000rpmからのパワーを要求したら、
もっと低い回転からさらに上乗せのパワーが出てきたんで
「どうでしょうか?」なんて言うからテストしに来たんだけど・・・いいね〜。
いや〜本当にすごいよ、楽しいよ。
前回以上に右手とアクセルもきっちり連動しているし、
もう本当に嬉しくなっちゃうね。
これは誰が乗っても嬉しいはずだぜ。
またここまでパワーが上がってくると、
いつも乗っていたギアより2速位上で走っても全然平気なんじゃあない。
まるでビッグブロックのアメ車感覚でも走れてしまう。う〜ん優越感!!

 それじゃ上はどうなの?
カパッと開けてあげると4000rpmからフロントを上げて
6・7・8・9000〜レッドへととんでもない勢いでどこまでも伸びていく。
ドッギュィィィィィィーーーーーーンて感じ
でも常に右手と連動だから、全然コントロールOK。
まさに「爽快!」の一言。これ本当に楽しいよ!完璧これで性能はOK。

 それはそうと、なあこんなに面白いマフラーだ、
いくらにする?5年も掛かってるし、作るのもオール一体構造で何日も掛かるし、
50万か?、60万か?、そんだけ出しても惜しくはないね。

* お〜い名前はどうする、PURESPORTのTWOTAILじゃあ芸がないだろ。
究極って英語でなんて言うんだ。
エクストリーム?いまいちだな〜。
アルティメット!いいね。
それじゃあ“PURESPORT ULTIMATE 2″ってことでよろしく。
近日発売!

GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編 其の参

★ さあどうだ! ★

 何しろ右手との連動感だ!
パワーはあればあるほど面白い、あればあるほど乗りやすい、
何より性能何よりパワーだ!
しかし、問題はそのパワーの出し方だ。
アクセルを開けたときに、ちゃんとライダーが予測できるように
正確なパワーラインの出し方をしないと「ドン突き」がきつく出て、
ただハラハラして大事なときにアクセルを開けられない。
結果、ノーマルの方が速い、なんてことは
市販のマフラーに交換した際にざらに起きている事実だ。
これでは高いお金を払ってマフラーを変えても意味がない。
だから俺はこのアクセルに対するエンジンの、
又はリアタイヤの連動感にこだわるんだ。
さ〜あ、開発担当は徹底的に集合部の容積をいじって
1000rpm〜3500rpmの回転域に正確なピックアップを作ってきたぞ。さあどうだ!

うぉぉぉ、面白い!
リアタイヤがどう動いているのかがよくわかる。
ドン突きも完璧に消えている。
いいぞ〜、この強大なトルクと完璧なピックアップ
ちょっと練習すればスライド走法だって簡単に出来そうだ。
いいぞ、いいぞ。
この段階でいままでNO.1とされていた
PURESPORT ONEテールの性能は越してきた。

ただ、フロントのリフト感が全く消えた・・・。
これは残念だ。
よ〜し、この連動感を維持したままで4000rpmあたりから
さらにガンガンパワーを上げていこうぜ!
次回を期待しているぜ!

GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編 其の弐

★ これが出来れば… ★

 いや〜驚いた。スタートからパワーを引き出したのは確かなんだけど
ここまで唐突にふけあがるとは思ってもいなかった。
だめじゃん!PURESPORTは「どんなにパワーが上がっても
常に右手とリアタイヤが連動する感じ」
これが重要だからこんなの全然だめっ!

 あれから何度も乗って必死で原因を考えたんだが
どうもアクセルを開けてから回転がついてくるまでのわずかなラグが
こいつを神経質にしているらしい。

 スタートからのこのパワーを殺さないで縦横無尽にコントロールできるよう、
特に1000rpm〜3500rpmの回転域で溜のない
正確なピックアップを作るように担当に指示を出したんだ。
思いっきり頭を抱えてたぜ。
でも、これが出来れば開発もうんとスピードに乗せられると思うんだ。

GSX1300 PURE SPORT TwoTail 編 其の壱

★ …と思ったわけさっ! ★

 今回なぜうちがこのTwoTailの開発に気合いを入れているかというと…、
今までPURESPORTの特性を作る上において
2本出しによる性能面でのメリットを見いだすことが出来なかった。
逆に重量の増加からデメリットの方が多くなると判断してきた。
しかし性能へのこだわりとユーザーの要望から続けてきた
しつこいまでの開発の甲斐あって、
2本出しでしか実現し得ないPURESPORTの性能にとって
最も有利な特別な特性を発見したんだ。
この構造による性能へのメリットは非常に大きく、
一刻も早くこのすばらしい性能を製品に使ってみたいと思ったわけさっ。
外見的にも今までには全くなかったパイピングだ。
もう集合管なんて古風な呼び名が全く似合わない
エキゾーストインプルーブメントシステムってやつだ!

さ〜て前おきはこのくらいにしてテストといきますか。
おっ、やばいっ、フロントが降りてこない竿立ちだ・・・。

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