08 T-MAX PURESPORT TwoTail編 其の伍
- 投稿日時:2018年05月15日
- カテゴリー:TMAX 08
★おいおいどこまでのびて行くんだ?★
何しろデザインをショート&コンパクトに仕上げながら
スタートからの加速を落とさないという、相反する内容を両立させる
(初速のパワーを犠牲にして高速のパワーを求める場合、
全体的に短めのマフラーに仕上げます。
またいまの流行でもある初速からパワーを引き出し
フラットにパワーが湧いてくるような特性を作るためには
マフラーの全長を長く仕上げるのが基本です)
ために採用したダブルループエキゾースト(管長を長く稼げる)その性能は・・・・・?
う〜ん。いいね!
シャーシダイナモ(出力測定器)上のパワーラインは、まずまずの出だしだな。
クラッチがつながった瞬間から、きれいにノーマルを上回りながら
しっかりのびて行く感じがいいね。
実際に走らせてみると特性的にはほぼノーマルと同じように
40Km/h付近までのスタートダッシュ、
そこから60Km/h付近までのパワーの横ばい。
そして、80Km/hからの強烈な伸びここら辺の感じはだいたい一緒だけど、
特に80Km/hからの強烈な伸びがちょっと違っていた。
マフラー変更後の08T-MAXはライダーが、
「おいおいどこまでのびて行くんだ?」って、
問いかけたくなるように元気なんだ。
この感覚がとってもいいね。
逆に問題点は音。
DUCATIの用な迫力のサウンドなんだけど・・・。
うるさい! もう少し、ジェントルに仕上げなければ。
現在の音量94dB(近接)
忠
★ナチュラルなアクセルフィーリングと圧倒的な加速力を引きだすことに★
T-MAXは初期型から徹底的にいじり倒してきた車両だ、
どこをどういじると特性がどう変化していくかは
ほぼ完璧に把握している。
今回、絶好調に高回転で伸びて行くマフラーも作ってみたが、
もともとそんなに伸びるタイプのエンジンじゃないので、
どうも違和感を感じてしまう。
それに、高回転型に振ったチューニングを行なって
エンジンを壊している仲間が結構多いんだ。
そこで、高回転域の伸びはそこそこに抑えて、
その分ストレスを感じさせないナチュラルなアクセルフィーリングと
圧倒的な加速力を引きだすことに集中した。
これが当った!
スタートダッシュは絶好調!
コーナーリングもグイグイいくし極上のフットワークだ!
気持ちイー!
おもしろい!
かぁ〜るい!
若干50Km/hにパワーの谷が出てきたが
これはうちの天才スタッフがパイプの長さを調整して
すぐにフラットに仕上げてくれた。
あと,前のタイプではループさせたエキゾーストパイプが
干渉してフランジのナットを組み付けるのがとても大変だった。
今回は技術の進歩でこれも無くなった。
極めて普通に組み込むことができるようになった。
さあ、あとは細部のデザインを整えて終了だ。
530オーナーの笑顔がたのしみだ。
忠
★重量を車体中央に寄せることで軽さを出すことは可能だ。★
ユーザーからの声を参考に色々なシチュエーションで
このT-MAX530を乗ってみた。
やはり、このマシンの醍醐味は加速感だ。
シンプルなデザイン
おおらかな加速感。
走り出した瞬間からわくわくさせる軽快感。
これが俺たちに求められるマフラーの強化項目だ!
一方、このT-MAX530の取回しはずっしりと重い。
この重いイメージが普段の乗出しを億劫にさせている。
軽量化には限度があるが、マフラーをショートに仕上げ
重量を車体中央に寄せることで取り回しの軽さを出すことは可能だ。
今回は徹底的にここに集中して、
“気持ちイー!” 走りの楽しいマフラーをつくり上げるぜ。
忠
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