忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

~2009 SR400キャブ仕様編 其の八

★爽快感と心地よさそして絶対的な安心感を引き出すことができた★

ふぅ〜。
なかなかトルクが上がってこなかった原因が判明した。
外側のパイプと内側のパイプの間に隔壁を作り
その中に排ガスを放出させる構造になっている。
その隔壁の位置が非常に悪く、
パイプの曲がった部分に差し掛かってしまったために
そこから少しガスが漏れてトルクを著しく落としていたことが原因だった。
少し構造を変え、膨張室の位置を後方にずらすことで
ここは解決。晴れてあの素晴らしい快感が蘇ってきた。

これで完成だ。
その走りは最高に気持ちイー!
爽快感と心地よさそして絶対的な安心感を引き出すことができた。
あのSR500のような力強さ、
ほんのわずかのタイムラグを作りながら
右手に追従してくるエンジンレスポンス。
全てが理想通りの特性に仕上げることが出来た。
嬉しい、これならキャブ仕様のSRオーナーに喜んでもらえるぞ。

さあ、この快感を体験したい人は、
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試着用マフラーをようして待っているから是非乗ってほしいな。
みんなが来てくれるのを楽しみにしているぜ。

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~2009 SR400キャブ仕様編 其の七

★試作と同様なトルクが出てこない★

なぜだろう? 
あれから何をやっても最初に作った、
外付けタイプの試作と同様なトルクが出てこない。
ほんのわずかトルクが薄くて、
あの爽快感を再現できない。
なぜだ?


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2018〜CB250R編 其の拾六

  • 投稿日時:2019年05月13日
  • カテゴリー:CB250R 18

★高速域まで綺麗に回転がつながっていく★

若干、パイプの長さを短めに設定してみた。
スタンダードサイレンサーとの組み合わせの際に
この長さからの性能差はほとんど感じられない。
相変わらず絶好調だ!

そして、POWERBOXサイレンサーとの組合せで走ってみた。
オォ〜いいね。思った通りだ。
トルクのピークが、しっかり高回転よりにずれて、
高速域まで綺麗に回転がつながっていく。
力強く速度もグングン乗っていく。
相乗効果がしっかり出ている。
これなら、POWERBOXのサイレンサーとパイプを組み合わせる価値がある。
完成だ。

忠 

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2018〜CB250R編 其の拾伍

  • 投稿日時:2019年05月10日
  • カテゴリー:CB250R 18

★トルク特性のピークが低回転しすぎる気がするんだ★

POWERBOXマフラーとPOWERBOXパイプの組み合わせ。
開発コンセプトは、ほぼ一緒だが、この組合せで走るのは初めてだ。
さあ、どんな特性に変化するのだろうか?

うん、結構いいね! 
確実に中速域までのトルク。
そして、高速域に続くパワーが全て上乗せされている。
このままでも十分いいと思うが、
なんとなく少しだけトルク特性のピークが低回転しすぎる気がするんだ。
なんとなく鈍臭くなって、POWERBOXサイレンサーの良さを
ほんの僅かだけスポイルしているように感じるんだ。

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トレーサー900ABS編 其の七

★右手の動きにエンジンがシビアに反応しすぎる★

3000rpm付近からの出力特性をいじって
唐突なフィーリングをうち消そうと頑張ったがうまくいかない。
ただただ、パワーが落ちるだけ・・・・。

そこで今度はBOX内のパイプの長さを何度も何度も調整し
2000rpm付近からさらにトルクを引き出して
フラットに3000rpmへと繋いであげた。
これが良かった!
常にライダーの右手に対して
そのままエンジンが追従してくれる。
特性的にはかなりいい感じだ・・・。

しかし、今度は右手の動きにエンジンがシビアに反応しすぎる。
世の中にはこんな性質のマフラーはいくらでもあるが、
実はこういった性質がライダーをナーバスにさせる。
特に長距離を走った時の疲労感は半端無い。
これではダメなんだ。
本来の目的から大きく逸脱してしまう。
さあ、どこをどういじっていこうか。 

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~2009 SR400キャブ仕様編 其の六

★湧き上がる強いトルク感を引き出すことができたら完成だ★

アクセルに対するエンジンのレスポンスはいい線に近づいてきた。
あとは膨張室の容量を増やしてトルクを上げることで
このレスポンスも完璧な状態に持っていけると読んでいるんだ。
この膨張室の容量を増やすことで
湧き上がる強いトルク感を引き出すことができたら完成だ。
さあ、あと少しもうあと少しで出来上がりだ。


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~2009 SR400キャブ仕様編 其の伍

★若干遅れてついてくる。これが不快だ★

う〜ん。
かなりいい線まで来ているんだけど 若干何かが違うんだ
まず感じるのはトルク感がわずかに薄い・・・・。
これは膨張室の容量を調整する必要性があるな。

それとアクセルに対するエンジンのレスポンスが
ベストより若干遅れてついてくる。これが不快だ。
これは排ガスを膨張室に
放出するタイミングが合っていないと思うんだ。
これをいっぺんに対応すると収集がつかなくなるから
まずは排ガスを膨張室に放出するタイミングを探ってみよう。


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トレーサー900ABS編 其の六

★遅れて回転がついてくる感覚が必要なんだ★

BOXの内部を徹底的にいじりまくって
なんとか3000rpmからのパワーも引き出せた。
すっごいパワーだ!
元々この回転域はとてもパワフルなトレーサーだけど
このパワーはその比ではない。
しかし、少しパワーの盛り上がり方が唐突で危険だ。
全然気持ちよくない。
おいそれとアクセルを開ける気にはなれない。

これではダメだ。
理想の特性とは言えない。
もう少しパワーラインを整えて右手の動きに対して
ほんのわずか遅れて回転がついてくる感覚が必要なんだ。
そう、あと少しあと少しこの感覚が引き出せたら
このマフラーも完成だ。あと少しだ。

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2018〜CB250R編 其の拾四

  • 投稿日時:2019年05月08日
  • カテゴリー:CB250R 18

★スタンダードの車両とは全く違う★

何度も何度も膨張室を付け替える。
走っては測り、測っては変え、変えては走る・・・・。

理想の走りに近づいてきた。
2500rpm付近から5000rpmまでのトルクが
スタンダードの車両とは全く違う。
最高にトルクフルで一つ上のランクの車両の完成度だ気持ちイー!
ここまできたら、POWERBOXとの
マッチングを探りながら開発を続けていこうか。

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2018〜CB250R編 其の拾参

  • 投稿日時:2019年05月03日
  • カテゴリー:CB250R 18

★徐々の理想の特性を探っていく★

BOXを取っては、空いた穴を塞ぎ。 
塞いでは、新たに穴を開けてBOXをつなぎ直す。
いつもノーマルエキパイと性能を比べながら、
こんな工程を繰り返しながら徐々の理想の特性を探っていく。
この工程が最高に楽しい。

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