MT-07編 其の七
- 投稿日時:2018年05月16日
- カテゴリー:MT07
★一から作りなおさなければならない。★
良いマフラーが出来たんで嬉しくってほぼ毎日乗っていたんだ
そうしたら、だんだん気に入らないところが出てきて・・・
・スタート直後にドンツキあって気を抜けない
・全体的にパワーが出てくるタイミングがワンテンポ遅れていて ストレスを感じる。
・中速のトルクは乗りやすいが 高速の伸びがいまいち
・MT07本来の軽快感が活かせていない
・・・・・。
気になりだすとどうにもこうにも我慢出来ない。
だけど、ここまで無理して押し込んだパッケージで
性能を変えようとするといままでの物はゼロに戻し、
一から作りなおさなければならない。
開発のコストが・・・・
どうする。
★めっちゃ厳しい音量試験が有るんだ★
なるべくナチュラルな形状でマフラーを作って
07が本来持っている性能をのびのびと引出して上げたいんだ。
だけど、昔のバイクみたいにテールエンドがナンバープレートのあたりまで
達するようなデザインは似合わないだろ?
だから、スタイル的にはタンデムステップぐらいで終わらせたいんだよね。
でもこいつは700ccの2気筒。
広い回転域にパワーを引き出すためにはそれなりに
マフラーの全長が必要なんだ。
そして音だよね、音。
昨今では加速走行騒音という、
ビッグツインにとってめっちゃ厳しい音量試験が有るんだ。
これをクリアするためにはかなり大きな容量の消音器も必要になる。
果たしてこのコンパクトな車体の中に
そのすべてを組み込むことが出来るのだろうか?
忠
★一年間蓄積してきたデータを投入して出来上がった最高傑作だ。★
あれから、散々いじったが
クラッチミート直後のどんつき感が消せないんだ。
もう、すこし諦めかけてたところ
スタッフの一人の提案でボックスからサイレンサーを
つなぐ切継パイプの内部構造を変える提案が出たんだ。
だめもとでここをいじってみたんだ。
そうしたら、逆に極端にどんつきがきつくなった。
なるほど、ここは極低速に反応する!
まあ、ここからかなり時間がかかって簡単にはいかなかったが
この一人のスタッフの提案からチューニングのポイントが見つかり
見違えるようにスムースな走りに生まれ変わった。
すごい!これこそが一年間蓄積してきた色々なデータを
ぜ~んぶ投入して出来上がった最高傑作だ。
MT-07のオーナーなら絶対一度は味わってもらいたい最高の快感だ。
どこかの試乗会で絶対体感してくれよな。
忠
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
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