2024~YZF-R15編 其の参
- 投稿日時:2024年07月03日
- カテゴリー:YZF-R15 24
★クラッチ直後のドンつきだ。★
なるべくシンプルな構造で長さだけでトルクを引き出そうとしたけど、
なかなかうまくいかなかった・・・。
そこで今度は、サイレンサー内部前方に膨張室を作り、
排気をここで一旦大きく広げ、そして出口に向かって絞り込む。
この工程で排気の脈動を少しコントロールしてみた。
これによる効果は絶大だった。
基本このエリミネーターというマシンは、サイレンサーを変えて、
排気の効率を高めると、最もトルクを必要する
2000rpm~4000rpmがほぼ落ち込む。
この特性がなんとなく高回転型になったとライダーを勘違いさていることが多い。
実際にスタンダードのマシンと並走させると、しっかり負ける。
まあ、そんなことにこだわる人は少ないけどね。
一方、今回内部に膨張室を設けた。
今回のサイレンサーは全く違う。 全てが上手い方向に変わった。
POWERBOXパイプの強みである
2000rpm〜4000,5000rpmのトルクが大きく上乗せされた。
軽く回転を上げシフトアップを繰り返しても逞しいトルクは、
シフトアップ時に全く回転が落ち込むことがない。
まるでリッタークラスの迫力。
すごいサイレンサーが出来たもんだ。
しかし、少し乗り回しているうちに気になった点がある。
クラッチ直後のドンつきだ。
すごく神経を使う・・・・ 不快だ。
SP忠男開発チーム
★これは嬉しい最高のマフラーが生まれたと思う。★
メインパイプの長さを少し短くして、
4000rpmから5000rpmにかけてのトルクラインを少し高めて角度をつけてみた。
これでトルクラインは綺麗に右肩上がりに繋がった。
さあ走りは?
すっごくいい! 気持ちイー!
2000,3000,4000回転の右手と連動する感覚が秀逸。
普段は、この回転域を多用するけどこの域が本当に心地良いんだ。
まさしくZ650RSと僕との信頼関係が完璧に築かれた感じだ。
ほんとこのままどこまでも どこまでも
高いギアをホールドして、どこまでも走っていきたい。
そんな感覚に襲われる。
50Km/hに入ったら、6速でもほんの僅か右手を捻るだけで、
逞しくグングン加速力をしてくれる。これがいい。
高いギアを選択して アクセルを軽く開けていく。
3000,4000,5000rpmと雪原を雪玉がグングン大きくなりながら転がっていく。
そんな素晴らしい感覚だ。この感覚がまさにザッパーなのかもしれないな。
そうそして、高回転域の伸びも爽快で気持ちイー!
これはいい、これは嬉しい最高のマフラーが生まれたと思う。
また各地のライドオンキャンペーンで試乗車を用意するので体感して欲しいな
ライドオンキャンペーンの情報はこちらから
もし、自分のうちの近くでこのキャンペーンがない場合は、
こちらまでリクエストをして欲しいな。
リクエストが多い地区に向けてキャンペーンの計画を入れていきます。
SP忠男開発チーム
製品の詳細はこちらからご覧いただけます
私たちのマフラーの目的は、
オートバイ用マフラー(エキゾーストシステム)を大きくいうと
それをひとつ交換することで4つの変化を楽しむことができる、
カスタムパーツとして捉えることができます。
マフラー交換による変化
1.エンジン出力特製の変化を引き出します
2.ルックスの変化を引き出します
3.サウンドの変化を引き出します
4.重量の変化を引き出します
オートバイ用カスタムパーツの中で一つの部品を交換することで、
この4つの効果を引き出せるものは、
考えてもマフラー(エキゾーストシステム)以外ほぼ存在しません。
マフラー(エキゾーストシステム)には国内外を通して、多くのメーカーが存在します、
それぞれのメーカーには違った目的があり 考え方や作っているものも様々です。
その沢山のマフラーメーカーのひとつであるスペシャルパーツ忠男の目的は、
エキゾーストシステムの出力特性を変化させる効果を活用し、
心地よい、そして爽快な走りを引き出すことで、オートバイを走らせることで、
心を解放するための手段とし、オートバイを大切な親友と
捉えているライダーと共感した製品作りを目的としています。
走り出した瞬間ライダーをリラックスさせてくれる特別なトルク特性や
ライダーとマシンとの一体感を高めてくれるアクセルに対してのエンジンの追従特性など、
多くのことにこだわり製品づくりを進めています。
全てがライダーの心の解放のため、心地よいトルク特性、爽快な走行感。
ライダーの口から思わず出てくる『気持ちイー!』の言葉を求めて、
50年近く一貫して、いままでもこれからも 全てがライダーの心の解放のため、
気持ちイー!の探求と提供をする目的は変わりません。
SP忠男開発チーム
★これはもしかしたら、すんごいパイプが誕生したかも。★
そしてまた、あれからトコトコトコトコ。
毎日、トコトコトコトコ、アイドリングで走り回った。
この辺の感覚は、中々うまくシャーシダイナモには現れないので、
今までチームが培ってきた経験を活かし、
ライダーの感性を頼りに開発を続けた。
トコトコトコトコ・・・・。
2、3、4、5000rpmの素晴らしく心地良いトルクラインを壊さないように
5000rpmから永遠に上昇していくのではないかと思えるような
中高回転域の爽快な伸び、これもこのパイプの強い売りだと思う。
ここのところも大切にしながら、
1500rpmからアクセルを開けた時にライダーを動揺させない。
右手の動きを綺麗に穏やかに
従順にエンジンが追いかけるようなトルク特性を求めて、
毎日毎日トコトコトコトコ。
パイプを微調整しながら、トコトコトコトコ。
修正してはトコトコトコトコ。
なんだか最近、とてもいい感じ。
低い回転でトントントンとシフトアップ。
高いギアで低い回転を使いながら、
まるで林道をゆっくりと散歩感覚でトコトコトコトコ歩く感覚。
緑が風が山の空気が自然がどんどん体に入ってくる。
そしてそこからグイって、アクセルを開けてあげるとめっちゃ速い。
かなりいいペースで走り抜けることも出来る。
でもそこに緊張感は全くない。
どんなに飛ばしても心はリラックスしている。
結構速く走っているのにこれはすごい! ほんとにすごい!
これはもしかしたら、すんごいパイプが誕生したかも。
これはSANPOだ!
SP忠男開発チーム
★うちのコンセプト気持ちイー!とはかけ離れている。★
長さと容量を活かし、なるべくシンプルな構造で、
心地良い性能を引き出したい。
そう思って、一所懸命取り組んでいるんだけど、
シャーシダイナモ(出力特製測定器)のデータではなかなか綺麗なラインを描けなかった。
ここにきて、そのラインに変化が出てきた。
このラインがライダーにどんな感覚を与えてくれるのか、
ここらでいっぺん実走行で確認してみようか。
そうか・・・、こんな感じか!
あの沢山のお客様からお褒めをいただいている
POWERBOXパイプの気持ちイー!雄大なトルク特性がほとんど活かせていない。
右手の捻りに対して、エンジンの反応がイマイチで、走りが気持ち悪い。
そこそこ高回転域でパワーアップをしているが、
うちのコンセプト気持ちイー!とはかけ離れている。
高回転域で少しだけ気持ちイー!エリアはわかるけど、
そこはそんなに使わない。
さあ、困った。
それなりに時間を費やしているけどこれではね。
大きく方向転換を迫られてるのかな。
性能はどんな感じかな?
SP忠男開発チーム
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。