忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の壱

★性能とルックスのバランスが大切だ★

エキパイの特性を活かして
さらに『気持ちイー!』を引き出すために
サイレンサーのベストなサイズを探っている。
もちろん、性能とルックスのバランスが大切だ。

SP忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の六

  • 投稿日時:2020年12月01日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★回転域が反応するのかが見えてきた。★

いや〜面白い。
何しろ、その回転域は4000rpm手前から
16000rpm付近まで、とてつもなくひろい。
どこかの回転域がマフラーに反応をしてあがると
そのすぐ後の回転が落ち込み、トルクの谷が出来不快な特性になる・・・。
う〜ん、久しぶりに手間のかかるマシンだ。
最近やっと、どこをどういじると
何処の回転域が反応するのかが見えてきた。
こうなると、俄然開発のペースが加速するこの感じがいいんだ。

SP忠男忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の伍

  • 投稿日時:2020年11月24日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★パイプを繋いだり、外したりものすごく手間のかかる作業が待っている★

そう、こういう風に6000rpm付近だけ、極端に強調された特性を修正していくには
エキゾーストパイプ同士の間を繋ぎ、排気干渉をさせるタイミングを
調整することで解決できる場合が多い。
まずは、バイパスパイプの設定、
そして、位置を調整してベストを探っていく。
パイプを繋いだり、外したりものすごく手間のかかる作業が待っている・・・・。

SP忠男忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 序章

★このパイプに合った特性のサイレンサーを作って欲しい★

最近POWERBOXパイプを装着してくださったユーザーの皆さんから
このパイプに合った特性のサイレンサーを作って欲しいって
いう要望がたくさん寄せられるんだ。

あの本当に気持ちイー!完璧な特性をMT-10POWERBOXパイプに
さらなる気持ちイー!を本当に引き出せるのだろうか?
少し不安を感じながらも、いつものエノちゃんから車両を借りてみた。
さあトライだ!

SP忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の四

  • 投稿日時:2020年11月18日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★6000rpmから上の回転域が鈍臭い・・・。★

最初のたたき台が出来上がってきた。
外観は完璧なショートに見えるけどエンジンの下側で
メインパイプをS字にクランクさせることで、
通常の集合間と同等の全長を確保した。
さあ、性能はどうかな?

お〜! 
見事に特性は変化している。
実際の走行で必要になってくる回転数は大体4000rpmから上だ。
特にこのマフラー4000,5000,6000rpmの
回転域が極端に強調されている。
トルクラインも綺麗に整えた。
感動するくらいの変化が得られている。

だけど、6000rpmから上の回転域が鈍臭い・・・。
というよりも6000rpm付近を強調しすぎて、
それより上の回転域の影が薄くなっている感じだ。
通常のネイキッドならこんな特性も悪くない。
しかし、NinjaZX-25Rは生粋のレプリカマシンだ。
適度な刺激と針を一直線にレッドゾーンに運んでくれる
胸の空く回転の上昇感は絶対に欠かせない。
開発は始まったばかり、わくわくするぜ。

SP忠男忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の参

  • 投稿日時:2020年11月13日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★限りなく真円に近い★

250ccクラスでストリートを爽快に駆け抜けようと思ったら
それなりに広いパワーバンドが必要となる。
ある程度広いパワーバンドを作ろうとすると、
マフラーの全長はそれなりの長さが必要になる。
そう、極端な話、リアウインカーに近づくような長さが必要になってくる。
これは必須だ。

しかし、今回のコンセプトは純正と同じ、
超ショートなルックスでいて、気持ちイー!高性能。
エンジンの下でエキパイをS字に組んで、
距離を稼ぎながら外観をショートに仕上げる。
これには太いメインパイプを極端に小さな半径で曲げなくてはならない。

SP忠男はこのパイプを曲げる技術が群を抜いて高い。
太いパイプを小さな半径で曲げることはとても難易度が高い。
特に太いパイプを小さな半径で曲げようとすると、
パイプはどんどん楕円につぶれてしまう。
どこかでSP忠男マフラーを触る機会があったら、
ぜひパイプの曲がっている部分を触ってみて欲しい。
限りなく真円に近い。
これがきっちり性能を引き出すために、大切なこだわりなんだ。

SP忠男忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の弐

  • 投稿日時:2020年10月29日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★オーナーからのルックスのリクエストは超ショートか!★

基本的な性能は理解できた。
走りの性能はすごく気持ちイー! 
特に不満点んは見当たらない。
開発をして、一旦極端に性能を引き出し、
崩れたバランスを修正しながら仕上げていく感じだな。

ふーん、そうか。ZX-25Rオーナーからのルックスのリクエストは超ショートか!
俺たちもそう思っていたんだ
開発には結構手間がかかるけど
あのMT-09みたいなタイプ、いいね。

OK、ZX-25Rオーナー。そこのところの認識は一致してるな。
そうと決まれば、早速たたき台作りに取り掛かろうか。

SP忠男忠男 開発チーム 

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Z H2 POWERBOX編 其の七

★トルクラインの盛り上がりが極端に出てきた★

排ガスの取出す位置、取出すパイプの太さ、
膨張室の形状、サイレンサー内部の形状・・・・・
考えられる項目を全てチャレンジしてみた。
開発チームの執念だね。

出力特性に変化が現れ始めた。
3000rpmを中心にトルクラインの盛り上がりが極端に出てきた。
もう少し前後にこの盛り上がりを広げながら、
サイレンサー内のメインパイプを太くして
6000rpmからの出力アップを図る様にしよう。
なんとなく希望が湧いてきた。

SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の六

★特性に全く、変化なし。★

おっと・・・。
膨張室を追加したのに
特性に全く、変化なし。
これはやばいぞ。

SP忠男開発チーム

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NinjaZX-25R編 其の壱

  • 投稿日時:2020年10月16日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★すごくパワフルでいい出来だ。★

想像以上に良く走る。
昔のKawasakiの250cc4気筒のトルクは薄くあまりパワフルには感じない。
あの感覚は全くない。すごくパワフルでいい出来だ。
バランスもとても良い。楽しい。
さあ、どこをどういじるとさらに気持ちイー!が、
引き出せるか走り込んで考えよう!

 
SP忠男開発チーム

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