忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

KLX230編 其の拾

  • 投稿日時:2019年12月23日
  • カテゴリー:KLX230

★太いパイプには独特のトルク感がある★

トラクターのような低速トルクとスタートダッシュ、
全体のバランスからするととても気持ち悪い。
しかし、太いパイプには独特のトルク感がある。
これをなんとか活かす方法を考えよう。
このトルクをもう少し高回転まで伸ばして、
高速域のパワーも引き出す。
そんなに調子よく行くものか? 
まあダメなら純正と同じ太さのパイプは完成している
それでも十分大丈夫だ。

さあ、また切っては縮め、繋いでは伸ばし、
走ってチェック。
シャーシダイナモで確認。
手間のかかる作業の再開だ。

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の九

  • 投稿日時:2019年12月23日
  • カテゴリー:KLX230

★後はもっさり不快な走り・・・。★

まいった!
激変だぁ。
すごいスタートダッシュ。
しかし、一瞬だけ。

後はもっさり不快な走り・・・。
やっちまった。
さあ、どおする? 元の太さに戻すか?

SPTADAO開発チーム

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CB400SB/SF (2BL-NC42) TwoTailマフラー編 其の四

★回転の滞りが残っている★

元の性能はそんなに悪くない。
ただ、バルブが切り替わる事前の4000rpm前後に
回転の滞りが残っている。ここをなんとかしたい。
そこで、今回は集合の位置と容積をいじってみた。
この部分の調整でこの悪い特性を一掃できるといいのだが。

SPTADAO開発チーム

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KATANA編 其の壱

  • 投稿日時:2019年12月22日
  • カテゴリー:KATANA

★しっかりと慣らしと特性チェック!★

中野真矢さんからお借りした大切なマシン
開発でトラブらないようにしっかりと慣らしと特性チェック!
今だいたい300km走行

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の八

  • 投稿日時:2019年12月22日
  • カテゴリー:KLX230

★パイプの太さにも手を入れたくなってきた★

純正と同じ太さでここまでの性能を引き出した。
このまま製品化へ進めるか・・・
とも思ったが、せっかくここまで来たのだから
究極の気持ちイー!を目指して
パイプの太さにも手を入れたくなってきた。
よしワンサイズ太くしてみるか!

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の七

  • 投稿日時:2019年12月19日
  • カテゴリー:KLX230

★どの回転域からアクセルを開けても気持ちイー!★

そう、これこれ!
この感じ!
極低速域から湧き上がる上質なトルクラインが
中速そして高速へと綺麗に連携して繋がっていく。
どの回転域からアクセルを開けても気持ちイー!
ただ、このパイプに交換するだけで、
これだけマシンが上質に変貌するなんて
うちのチームは本当にいい仕事してくれるぜ・・・

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の六

  • 投稿日時:2019年12月19日
  • カテゴリー:KLX230

★中速から高速へと繋がっていかない★

前にずらしてダメならば・・・。
そう、後ろにずらしてみる。
このマシンは少し他のマシンとは違うようだ。
トルクの出だしを少し高回転に移行させるために
今度はBOXを大胆に後方にずらしてみる。

きました、きました。
今度は予想通りトルクの立ち上がりが
めちゃくちゃ気持ちイー! これはいいぞ・・・

おっと?
このトルクが途中で途絶える。
綺麗に中速から高速へと繋がっていかない。
ライダーを高揚させるトルクラインが
途中で途絶えてげんなりだ。
そこから少し回転が上がっていくと、
また元気になっていくのだけれど
あとはBOXの位置で調整だ。
そう18mm前方にずらしてくれ
多分15mmでもなく20mmでもない18mmだ!
頼むぜ!

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の伍

  • 投稿日時:2019年12月17日
  • カテゴリー:KLX230

★セオリーとは逆に反応した★

今回はトルクの出始めを少し高回転域に移行させるために
セオリー通りBOXの位置を大胆に前方にずらしてみた。

お・お・は・ず・れ!

セオリーとは逆に反応した。
乗り味が気持ち悪い。
スタートからほんの少しだけトルクが上がり、
後はまったり先細りのトルクライン。

だめだこりゃ。

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の四

  • 投稿日時:2019年12月17日
  • カテゴリー:KLX230

★BOXの位置はここがベストではない・・・★

BOXをつけることで確かに特性が変わった!
全体的にトルクが上がり豊かな走りに変わった・・・

しかし、BOXの位置はここがベストではない・・・。
そんな感じがする。
トルクの盛り上がりが、もう少し高回転にずれると
高速域まで綺麗に回転が繋がり爽快感が出ると思うんだ、多分。

SPTADAO開発チーム

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KATANA編 序章

  • 投稿日時:2019年12月10日
  • カテゴリー:KATANA

★お言葉に甘えて借りてしまった★

今、人気絶頂のKATANA最近良くSPTADAOファンのオーナー様から
KATANAのマフラーはやらないの?って問い合わせがあるんだ。
しかし、もうすでに沢山のマフラーメーカーが
しのぎを削って販売をしているから、
まだいいかなって思っていたんだ。
もう、何度もこのマシンには乗っているから、
こんな感じのマフラーなら喜ばれるかなって、
イメージはしてたけど開発はまだ先でいいやって・・・

そうしたら一本の電話が・・。
相手は、元motoGPライダーの中野真矢さん。
そうSP忠男RT出身の中野さんから
「56デザインのデモカーを作ろうと思って
KATANAを買ったのでこの車両でマフラー作りませんか」って。

これもなんかの縁。
多分、このタイミングなんだろうって想い、お言葉に甘えて借りてしまった。
さあ、頭の中の気持ちイー!妄想を現実の世界に置き換えようかな。

SPTADAO開発チーム

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