忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

CRF250 RALLY 2021〜編 其の弐

★重量配分けっこう違うし、★

ほ〜お!なんの問題もない。
CRF250LのPOWERBOXパイプをつけると、やはり同じエンジンだけあって、
5000rpm以下、4000rpm台までの心細い感覚は
CRF250Lと同じ様に豊かで、心地よい雄大なトルクラインに変化してくれている。

いいね、このままCRF250LのパイプをCRF250RALLY用として販売しても大丈夫じゃないかな。
でも、10Kgの車重差というか、燃料タンクを満タンにした時の重量配分けっこう違うし、
必要とされるトルクの特性がまったく同じってこともないよな・・・・。
もう少し、探ってみるか。

SP忠男開発チーム

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CRF250 RALLY 2021〜編 其の壱

★POWERBOXパイプをCRF250 RALLYに付けてみた★

このエンジンと車体の組み合わせとてもいいね! 
大きくて重たい車体なのに、それを感じさせない。
楽しいね、CRF250 RALLY!

車両も来たし、せっかくだから、
まずは CRF250L用に開発をしたPOWERBOXパイプをCRF250 RALLYに付けてみた。
なんの問題もなく、そのまま付く。
さて、その走りはどう変化するんだろう。楽しみだ ・・・。 

SP忠男開発チーム

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CRF250 RALLY 2021〜編 序章

★車重も違うし、ポジションも違う★

CRF250Lのパイプを購入されたお客様からの評判を聞いて
最近CRF250RALLYのパイプのリクエストが殺到しているんだ。
毎日の様にメールや電話での問い合わせが届く。
SP忠男期待してくれるんだなぁ〜、って涙が出るほど嬉しいね。

ということで、なんとかこの期待に応えたくて、
CRF250RALLYを手配してみた・・・・・
これ、車重も違うし、ポジションも違う。
きっと、一緒のパイプではダメなんだろうなぁ〜。

SP忠男開発チーム

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2021~PCX160篇 其の七

  • 投稿日時:2021年08月24日
  • カテゴリー:PCX160 2021~

★この特性は決してシャーシダイナモ(出力特性測定器)では読み取れない★

う〜ん『気持ちイー!』
再度パイプの組み合わせとバイパスの位置を探りながら
50Km/h付近にトルクの谷、加速の濁りを払拭した。
すると、今度は全体的にアクセルへの速度の追従がシビアすぎて、
速いだけで気持ちよさが全く失われてしまった。これはダメだ。 

そして、今度はバイパスパイプの太さとメインパイプの長さの組み合わせを変えながら、
ちょうどいい感覚を探っていったんだ。
あのSP忠男らしい このマフラーの人気の秘訣でもある
ライダーの気持ちを、ほんのほんのわずか時間を置いて追従してくる、
決してライダーを急かさない、大らかで魅力的な加速が出来上がったんだ。
ほんと『気持ちイー!』

この特性は決してシャーシダイナモ(出力特性測定器)では読み取れない、
人間の感性で探ることしかできない特別な感覚なんだ。
この特性は絶対にうちのマフラーからは、はずせない大切な要素なんだ。
車の後ろを継いていても常にマシンの動きが読めるから、冷静でいられる、緊張しない、
ほんの少し右手を捻るだけで追従できるこの特性が、『気持ちイー!』
また豊かにそしてフラットに引き出したトルクが、
週末タンデムでツーリングなんかも『気持ちイー!』
田舎の道を豊かなトルクラインで淡々と淡々と気持ち良く走るなんてことも得意なんだ。
ジェントルなサウンドと共に
思わず『気持ちイー!』って叫びたくなる、いいマフラーができました。嬉しい。

また、いつものように 週末各地で行われる快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンに
試着用のマフラーを持ち込むから ぜひ自分のPCX160に試着して体験してみて欲しいな!
ライドオンキャンペーンの詳細はこちらから! 

SP忠男開発チーム

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レブル250 NEWパイプ編 其の六

★理想的なトルク特性に仕上げることが出来た。★

すごい、気持ちイー!  
完璧にトルクラインが繋がった。
豊かなで逞しいトルクが。『気持ちイー!』を連発させてくれる。
ほんと、気持ちイー!
クラッチミートからすぐに低い回転で、どんどんシフトアップして行く。
5速や6速にギアをホールド。
あとはほんのわずかアクセルに右手を添えるだけで心地よい速度を維持できる。
最高だね!

普段から、1速高いギアを選択して トットット心地よく走る。
車の後ろを走っても捻ったか捻らないか、わからなくらい少しのアクセル開度で、
しっかりと追従できるから、安心だし、楽ちんだ。
しかもライダーの意思を追いかけるように、絶妙なタイミングでエンジンの回転がついてくる。
これがファンを虜にするSP忠男ならではの特別な味付けなんだ。
シャーシダイナモでは全く表現されない、
ライダーの感覚だけが頼りで開発される特別な特性なんだ。
ほんと『気持ちイー!』
今回は、パイプ内に確保したインナータイプの膨張室の容量にまでメスを入れ、
さらには膨張室への排気取り出し口の穴径まで色々試して、
最も体感の『気持ちイー!』設定を探って調整をしたんだ。
走っては変え、走っては変え、ものすごく時間のかかる作業だったけど、
結果正解、理想的なトルク特性に仕上げることが出来た。
高速域も『気持ちイー!』逞しくグングン伸びる、これはいい、これはいい出来だ。

また、製品が出来上がったらいつものように快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで
試着用のパイプを用意するから、ぜひ自分のレブル250に装着して体験して欲しいな。

SP忠男開発チーム

試乗会の日程はこちらから 
製品の詳細はこちらから 

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MT-09 2021~ 編 序章 

  • 投稿日時:2021年08月23日
  • カテゴリー:MT09 2021~

★せっかくだから、マフラー作りますか★

我が社に早くも新型MT-09 SPがやってきた。
ていうか、営業の小川くんが購入した愛車!
かっこいい!
せっかくだから、マフラー作りますか。

SP忠男開発チーム

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レブル250 NEWパイプ編 其の伍

★もう少し、雄大さと逞しさが欲しいんだ★

う〜ん 惜しい!
レブルらしい、大らかさは引き出せた。
でも、何だか4速50Km/hあたりが、ふぁ〜っと、しすぎて頼りない。
もう少し、雄大さと逞しさが欲しいんだ。
スタートから早め早めにシフトアップして、
6速55Km/hくらいからギアをホールドで、
アクセルもほとんど動かすことなく、
どこまでもどこまでも、淡々と淡々と、田舎の道を走り続けるんだ。
そんなフィーリング。
そして、そこから上はビューンと伸びて、
今度は高速道路も快適に余裕で走る。
多分、もう少し、特性をつめていけばそれも可能になりそうな感じだ。
楽しみだね。

SP忠男開発チーム

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レブル250 NEWパイプ編 其の四

★カチッカチッとした走りが、感じ悪い★

おっと、これはやりすぎだ。
まるで、レプリカのようなダイレクト感・・・・・ 速い。

トルクラインはアフターマフラーに良くある、
スタートがドンっと立ち上がって、あとはしりつぼみ的な、
速度をあげるとともに、どんどんアクセル開度を余計開かなくてはいけなくなる。
ああいうのとは全く違う。
ちゃんと常に右肩上がりのトルクラインで、
スタンダードより少ないアクセル開度でも、
しっかりと、増速して行ってくれる理想的なトルクラインが引き出せている。

しか〜し、 トルク&パワーが、きっちりアクセルについてきすぎる。
常に急かされている感じで、カチッカチッとした走りが、感じ悪い。
レブルに求められる雄大さとか、おおらかさとか、
『気持ちイー!』とは、ほど遠い。こりゃダメだ。

しかしながら、基本的な特性はとても良くできている。
多分これは、排出ガスを膨張室に送り込む導入口の位置を
調整すれば何とかなると思うんだ・・・。
そう、あともう少しだ。

SP忠男開発チーム

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2021~PCX160篇 其の六

  • 投稿日時:2021年08月16日
  • カテゴリー:PCX160 2021~

★50Km/h付近にトルクの谷が発生した★

思った通りだ。
前半分のパイプを細くすることで、高速に『気持ちイー!』伸びが生まれた。
これはいい。
しかし、今度は50Km/h付近にトルクの谷が発生した。
多分、特別に意識をしなければわからない程度の谷だけど、
走りの質感には確実に影響を及ぼす。
さあどうする?

SP忠男開発チーム

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レブル250 NEWパイプ編 其の参

★今までにない最高のトルクラインを引き出した★

レブルには沢山のノウハウがあるから割と順調に開発は進んでいる。
今回、二重構造のエキゾーストパイプのインナー部分の長さと太さ、
そして、膨張室の排気を取り出す位置など、
細かくいじってシャーシダイナモ(出力特性測定器)上で、
今までにない最高のトルクラインを引き出した。
これは楽しみだ・・・・。

SP忠男開発チーム

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