Royal Enfield CLASSIC 350編 其の四 | マフラー開発奮闘記

Royal Enfield CLASSIC 350編 其の四

  • 投稿日時:2024年08月05日
  • カテゴリー:CLASSIC350

★アクセルの開度が全く違っている事に気づく。★

Royal Enfield CLASSIC 350の純正エキゾーストパイプは、
外観の迫力を重視して、ものすごく太いエキゾーストパイプを採用している。
しかし、350cc単気筒のエンジンでこの太さでは、
排気に適切な圧力を掛けられず、エンジンの出力を上げることが出来ないんだ。
そこで、最近のネオクラッシックな車両は国産、外国産を問わず、
写真のように太い外観のパイプの中にもう一本外径の細いパイプを入れて、
適正な排気ガスの圧力に近づけるようにパイプの内径を調整している。
しかしこれには問題点があって、最初に外観ありきで、
外側のパイプ径を設定してしまうので、
中に忍ばせるパイプの系が限定されて、色々太さを選べない。
なので、思った通りベストなトルクや出力特性を引きだことを難しくしている。

一方、最近の弊社製品POWERBOXパイプの流れはライダーが感じる、
気持ちイー! を引き出すためにあえて二重管にせず、
 トルクや出力特性をコントロールするために
パイプの太さを自由に選択出来る、一本物のパイプ構造を採用している。
その思想から自然に生まれた、ナローなルックスが洗練された、
ネオクラッシックマシンにとても良くマッチしていて、
また、その秀逸な乗り心地と共に、今人気急上昇中なんだ。  

ということで、自由に選べるパイプの太さと長さを厳選して、
Royal Enfield CLASSIC 350を日本の国内で走らせた時に
今よりも心地良く爽快に走れるように設定変更を楽しんでいるところ、
ここ数日間毎日スタンダードの車両に乗っていて感じることは、
このバイクの生産国インドの交通の流れや速度帯についてのイメージ。
多分、インドの市街地速度は日本と比べ、
5~10Km/hくらい遅い速度帯で走っているんじゃないかと想像している。

トップギアで40~60Km/hの速度域をアクセルを
一定にして単独で走っていると最高に心地良いけれど、
いざ前を走る車を追従するようなシチュエーションで、
50Km/hから加速をさせると、不満はなくついて行くことは出来る。
しかしながら、50Km/hまでのそれとは、
アクセルの開度が全く違っている事に気づく。
同じ加速を得るためには50Km/h以下の時よりも
大きめにグリップをひねることに・・・ 。
こんなところから、インドと日本の交通環境の違いを感じ取り、
こういうほんのわずかな事に気づき、特性を変えて行くことで、
Royal Enfield CLASSIC 350 を日本で走らせた時、
あなたにとって、更に可愛い存在になるように育てて行く。
そんなことを目標にいつもイメージしながら開発を楽しんでいるんだ。
で、今回一本めに創った叩き台となるパイプの走りはどうかな・・・・・。

SP忠男開発チーム

 
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