18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 其の弐
- 投稿日時:2021年01月25日
- カテゴリー:YZF-R3/MT-03 18 POWERBOX
★5000rpm手前のトルクの谷が気になり始めた。★
ここのところ毎日乗っていて気がついた。
あと少し、トルクラインを右肩上がりに整えてあげると
このマシン今よりさらに楽しくなる。
走りが生き生きしてくる。絶対にいける。
とはいえ。今でも十分楽しいし、
やっぱり250ccにはない圧倒的なゆとりもある。
このおおらかさというか雄大さを生かした特性作りをすると、
排気量を超えた走り、爽快で気持ちイー!
走りが生み出せる様にクラッチミートからのトルクラインを整えてみた。
すごい、気持ちイー!
MT-03の走りに全く違う表情が現れた。
すごく躍動的で生き生きしている。
いままでクラッチミートからアクセルと開けていくと
加速に対して少しづつアクセルを多めに開けていくことで
帳尻を合わせていく感じがしていた。
これはあくまで感覚の問題だけど、
今度は加速に対してアクセルを少しづつ少なめに開けて行っても
エンジンが追従してくる感覚だ。
この感覚がマシンを楽しく走らせるために重要なんだ。
しかし、なかなかこの感覚を引き出すことは難しい。
さすがうちの開発チームだ、完璧にこのトルクラインを引き出してくれた。
あとは5000rpm手前のトルクの谷が気になり始めた。
ここはとても不快に感じる。
この回転域は断然ノーマルの方が優れている。
さあ、次はこの高速域への繋ぎの部分を探求してみよう。
SP忠男開発チーム