KLX230 SHERPA | 忠さんのマフラー開発奮闘記

KLX230 SHERPA編 その10

★パワルルな回転の上昇を引き出してくれた★

すごい、この新しいエキゾーストパイプに変えただけで、
希望した通りにトップギアで言うところの
5000rpm付近のモヤッとしたあの嫌な感じが消えた。
このおかげでダートの走行が見違えるように楽しくなった。
リアタイヤのスライドのタイミングを作ったり、
フロントを軽くしてギャップを乗り越えたりと、
高いレベルでライダーの右手や体の動きと連動してくれる
自由自在な走りを誰でも容易にできる様にしてくれるようになった。
めっちゃ楽しい!

モヤッとした感じが消えただけではない。
この回転域に逞しい右肩上がりのトルクラインまで、
引き出すことができたおかげで、
最高回転に向けて300ccと言っても遜色ないほど
パワルルな回転の上昇を引き出してくれた。これこれ

純日本仕様の車両にはこの特性が不可欠なんだ。
例えば林道をやダートを楽しく走る・・・・
そのためには隣の県まで高速を使って快適に移動・・・・
そして田舎の道をトップギアホールドのオートマチック感覚で、
トコトコと風を感じて、空気を吸い込み、
素敵な景色を堪能しながら林道へと。

そしてこのパイプ上質に引き出したトルクラインのおかげで、
走りの質感がものすごく上がったんだ。
同じバイクとは思えないくらいに高級なバイクに感じる。
これが嬉しい。
乗り心地の良さと気持ちイー!走り、そして疲れない特性。
今、このKLX230SHERPAに心から愛おしいと感じる。
このKLX230SHERPAと一緒に日本中を旅してみたいな。そんな風に感じる。
完璧 完成です!

また、このパイプの装着されたシェルパを快感体感試乗会や
マフラーカスタム相談会にて体験できる用に準備します。
快感体感試乗会、マフラーカスタム相談会の詳細はこちらから。

SP忠男開発チーム

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KLX230 SHERPA編 その9

★思い通りのトルク特性を得ることが出来るだろうか★

やっぱり、ダートをもっと気持ちよく走りたい。
スロットルを通して林道をリズミカルに楽しく走りたい。
そんな思いが我慢できなくて、
もう一度思いっきりレイアウトを変更してみた。
基本的にはBOXの位置を変えて、
排気脈動のタイミングを少しずらしたかったんだ。

さあ、これで思い通りのトルク特性を得ることが出来るだろうか。
きっとうまくいくといいな。

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その8

★ダートをそれほど上手に走ることが出来ないんだ。★

前回までの開発で、BOX位置関係で特性が、
更に良くなるであろうと考え、
ものすごい時間と手間をかけ、
よくなりそうな位置は全てやってみた。
しかし、実際にそれを装着して走ると、
まだ少し心の中にモヤモヤが消えない。
そう、この試作のパイプをつけても
ダートをそれほど上手に走ることが出来ないんだ。
スタンダードよりはかなり性能が良いから、
いいんじゃないのって声もチームから囁かれる。
それもそうだ。しかし、SP忠男のベストではない。

あと一箇所だけどうしてもいじってみたい場所がある。
でもそれには、全てを1から作り替えなくてはならない。
度胸いるよね・・・・。
どおする?

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その7

★気持ちイー! 特性を引き出せていない。★

ダートをリズミカルにリアタイヤをスライドさせながら楽しく走る。
水たまりも軽くフロントを浮かせながらかっこよく走る。
フルオープンにしてコーナーを流しながら走る。
普通じゃこんなことなかなかできないけど、
うまくトルク特性を引き出してあげると
普通の人でもあまりダートを得意ではない人でも自然と出来る。

上手に走れるコントロールがうまく出来るから、
恐怖心を感じず平常心でこんなことが出来る様になるんだ。
そんな特性を僕らは散々創ってきたし経験してきている。
どれだけ多くのライダーをこんな特性で幸せにしてきたか。
どんなに喜ばれてきたか。

でも今、KLX230 SHERPAにこの最高に気持ちイー! 特性を引き出せていない。
まいったな、なかなか簡単にはいかない。

現在まで基本的な中低速域のトルクと高速道路の移動で、
気持ちイー! 高回転域のパワーと伸び、ここは出来ている。
だから極力メインのパイプの構成は変えず、
排気ガスを膨張させ排気のリズムやタイミングを調整するためのBOXを
前に後ろに何十箇所も移動して探っている。
かなりベストな特性に近づいてきてるけど、これでいいのかな?
これで完成か?

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その6

★ダートに入り込んでも全然楽しくない。。★

通常走行域の純正を上回るトルク。
そして60Km/hを超えてから最高速度へ至るまでの豪快な伸び。
この基本的な性能は出来た。へへへ

しかし、いざダートに入り込んでみると、
トルクの立ち上がりは強いけど、
伸びがないのでリアを流しても気持ちよくコントロールが出来ない。
ギャップが現れても尻窄みのトルクで、上手くギャップに
フロントタイヤを合わせてリズミカルに走れない。
だから、ダートに入り込んでも全然楽しくない。
こんなんじゃ、せっかくのSHERPAが可哀想だ。
今はそんな感じ。まだまだ先は長そうだ。

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その5

★低中速域のトルクを落とさず、高速域のパワーを引き出す。★

パイプの長さ、太さ、ボックスの容量を
徹底的に一からなん度も見直し。
で、もういい加減飽きた。
そして、低中速域のトルクを落とさず、
高速域のパワーを引き出す。
そんなに調子の良い話が・・・・ あった!

これはすごい。低中速域のノーマル以上のトルクと
高速域の圧倒的な速度の上昇の伸び。
これで合流もかなりマージンを持って侵入できる。
そして本線に合流してからの高速道路での順行走行の快適さ。
いいね、これはいいね!

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その4

★どこをいじればどういう変化をもたらすか予測がつく★

LX230のエンジンに向けたエキゾーストパイプは、
ものすごい量のデータを持っているし、
ある程度、どこをいじればどういう変化をもたらすか予測がつく。

今回は全体的に大まかな特性を作るためにメインパイプの形状に手を入れてみた。
基本的なパイプの太さと長さの組み合わせで、
純正特有の低中速のトルクの強さを生かしながら、
高速道路への合流、
そして高速巡航速度域のゆとりを引き出すことに挑戦してみる・・・・。

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その3

★もう一度、方向を定め頑張りますか!★

最近、開発の方向性がどこを目指すのか、
少しぶれてきている感じがするので、
ここ数日、SHERPAにノーマルマフラーを装着して乗ってみた。
あれ〜?少しフィールングが変わってきている。
車両にあたりがついてきて走行フィーリングが、
変わってきたのかもしれないな、

最初のうちは、完全に日本向けに仕上げてくれたのかなって、感じていいたけど
改めて乗ってみると、ちがうかもって、
日本の道を気持ち良く走るために特に大切な50~60Km/h台が、
フワッとしていて、アクセルの捻りに対してリニア感にかける。
要はライダーの意思に忠実に反応してこない感じ。
ここいら辺はトップギアでもある程度、綺麗に反応してほしい。
もしかするとこのマシンはダート路面も含め、
日本よりもう少し低い速度域で使われるような国に向けて、
開発されたマシンなのかもしれないな。
この辺はもう少しエキゾーストパイプやマフラーで修正の余地ありだね。

あと実際にオフロードに踏み込んで走ってみると、
低速のトルクはとても快適だけど、いざ障害物をクリアしようと
フロントを引き上げようとした時に割と早くトルクラインが落ち込みをむかえ、
障害物を超えるタイミングをうまく作れない。
もう少しトルクラインが伸びてほしい・・・
これも大切なポイントかな。

日本の場合、県を越えて林道を走りに行くのに
オフロードバイクでも普通に高速道路も多用する。
その際の高速で本線に合流する時の感覚がまどろっこしい。
走行車線での余裕のなさを僕たちも感じるし、
実際SHERPAのオーナーからPOWERBOXパイプを開発する際に
いただいているリクエスの声の一つでもあるんだ。
ここもポイント

さあ、この三つのポイントをうまく作って、
気持ちイー! 走りKLX230SHERPAを純日本仕様に仕上げるために
もう一度、方向を定め頑張りますか!

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その2

★モリモリ湧き上がるトルクは犠牲になる★

付いた!これは良い。
このひとつ前のマシン用に開発したPOWERBOXパイプを装着すると
どんな変化が起きるのだろうか? 楽しみだ。
純正のパイプの長さと比較しても、このPOWERBOXのパイプは
少し短いようなので、なんとなく走りは想像できる。
実際はどうなんだろう?

へ〜悪くないね! 
中高速域が心地よく伸びていく。
実際ストリートからツーリングまでこの性能だったら、バッチリだと思う。
ただ、このSHERPAのエンジンの売りである
モリモリ湧き上がるトルクは犠牲になる。
これはこれで林道遊びの時に使えそうだし大切にしたいよね。

いずれにしろ、このPOWERBOXパイプによる特性の変化は
今後の開発にとても役に立つデータだ。

SP忠男開発チーム

 
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KLX230 SHERPA編 その1

★多分、似て非なる存在だと思う。★

シャルパを見た時に生産終了して空席となった
セロー250の後釜を狙って開発されたのかなって勘繰ったんだけど・・・ 違うね。
多分、似て非なる存在だと思う。
なにしろ車体の完成度が高い! 
フレームの剛性がさすがkawasakiって感じだね。
エンジンも今までのKLXからは想像できないくらいトルクフルですごくいい。
東南アジアではこんなトルクフィーリングは受けないと思うけど、
日本専用のセッティングにしてくれたのだろうか?

230cc単気筒とは思えないほど心地よい豊かなトルク。
あまり速度を上げずにオフロードを楽しむにはとても良い。
逆に一般道でツーリングを楽しもうとした時に
中速域の回転の上昇が若干心許ないかも・・・
なんて感じてしまうほどだ。

とはいえ、この完成度の高さをより一層、
SHERPAがオーナーのあなたに可愛がられるようにするには
どこをどうすれば良いのか、もう少し深く付き合う必要がありそうだね。 

SP忠男開発チーム

 
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