ZX-4R/RR POWERBOX PIPE | 忠さんのマフラー開発奮闘記

ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の六

★どの速度域からでも自由にコントロール下における。★

試作に変更を加えると、その都度特性を確認するためにスタンダードに乗ってみる。
そしてつくづく思う、 いいバイクだって。
400とは思えない速さを演出したような危うさを感じるスリリングな走り。楽しいね。
このある意味、危うささえ感じるスリリングな走りは、ZH2とかにも共通する演出だ。
わざとトルクラインに起伏を作り、不安定なフィーリングを引き出しているように思う。
ライダーはこの起伏にいつも神経を張り詰めながらマシンをコントロールする。
そして、8000rpmからレッドゾーンへとアドレナリンを噴出させながら
強烈に速度を上げて行く。 そんな風に感じている。

すごくエキサイティングで楽しいけど、毎日だと少し神経が消耗するかも。
特に4000rpm位から7000rpm手前くらいかな、
POWERBOXパイプは、この回転域に逞しいトルクを引き出し、 
更に端正にトルクラインを整えてみた。
7000rpm付近に発生していたライダーをナーバスさせるトルクの谷も綺麗に整え、
ライダーがいつでもエンジンの次の動きをイメージ出来、
どの速度域からでも自由にコントロール下における。
右手をエンジンが、忠実に追いかけて行くそんなイメージにもこだわってみた。

スタンダードの7000rpmを超えて、レッドへと一気に昇って行くパワーにあまり不満を感じていない。
ここの領域は、またサイレンサーを作るときに考えればいい。
今はいかに究極のラインディングを平常心で楽しめるか。
これは4000,5000,6000rpmこの回転域のトルクラインにかかっている。
あっ、そうだ!マシンとライダーの一体感の前に
ZX-4R/RRとライダーの信頼関係を高めるのに2000rpm付近のトルクも整えた。
クラッチを繋いで走り出した瞬間、スタンダードには無い不思議な安心感を引き出してある。

コーナーが楽しい。常に不思議な安心感に包み込まれる。
決してエキサイティングではない。
でも、どこからでも安心してアクセルを開けられるので結果速い。
かなりのペースで、丸一日走ったけど全然疲れが違う。 
良いんじゃない、すごく良いんじゃない!

良いよ、完成だね。すごくいい出来だ。
最近のkawasakiらしい、何となく危うさを感じるエキサイティングな走りが好みなライダーには、
このパイプはお勧めしない。
普段は3500rpm~6000rpmを使って、完成されたZX-4R/RRのフレームや
足回りを思う存分動かして走りを楽しむ。
あなたを疲れさせない、懐の深いトルク特性を活かして、
リッタークラスのマシンと、かなりロングなスポーツツーリングなんてこともかなり楽しいかも・・・

完成だ。
このすごく気持ちイー!POWERBOXパイプも
快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで試着できるように準備しておくから、
ZX-4R/RR乗りのあなたには、一回体感して欲しいな。待ってるよ。 

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の伍

★7000rpm付近の谷がどうしても気になる★

メインパイプをループさせて、
かなり低い回転からのトルクアップを図った。
悪くはない。
方向性は間違っては、いない。
かなりいい感じだ。
4000rpm手前から6000rpmかけて、逞しくなってきている。
ただ、7000rpm付近の谷がどうしても気になる。
一気に通過してしまえば何も気にならないが、
コーナーでここにかかると、走りが白けてしまう。
ここだな、ここ。

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の四

★秀逸なトルクラインを引き出してあげたいな★

ZX-4RRに毎日乗っているうちに
昔お気に入りだったZX-9Rを思い出した。
普段は、ゆとりのトルクでツーリングすら楽々こなせるのに
いざその気になると、真のスーパースポーツらしい、
胸のすく走りを魅せてくれる懐の深さ。
どんなにゆっくり走っていても、
そこそこの速度で走っていても関係ない。
一瞬にしてトップエンドに繋げてくれる秀逸なトルクライン。

あの感覚だな、あの感覚。
4000rpm~6000rpmのトルクラインをいじって、
このZX-4RRに引き出したいな。
トップエンドは十分速いから、いつでもどこでも
スムーズにこの域まで持っていけるような、
秀逸なトルクラインを引き出してあげたいな。
そんな風に感じる、今日この頃。 

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の参

★電子スロットルバルブの味付けで、全く不満はない。。★

そこそこ距離を乗って感じたことは、
改めてすごくよく出来ているってこと。
パワーを巧みに使って、
400ではあり得ないような最高速を叩き出すZX-4R。
そう、ギアをかなりロングに振っているので、
3000,4000,5000,6000rpmに若干トルクの薄さを感じる。
しかしながら、電子スロットルバルブの味付けで、全く不満はない。
不満はないが、快感の元はこの辺に隠れているような気がする・・・。

ちょっとこの辺いじってみたいね。
3000,4000,5000,6000rpm・・・ 

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の弐

★そこからレッドゾーンに向けて、面白い。★

ZX-4RR面白いね。
このマシンいろいろ出力特性に演出があるんだ。
4000rpm手前にパワーの溜を作り、4000,5000,6000,7000と
爽快な加速を演出して8000くらいかな、
また少し溜を作って、そこからレッドゾーンに向けて、面白い。
そうか、そうなんだな !

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の壱

★良いところは満載だけど不満点は・・・ないね。

まずは、普通に走ってスタンダードの良いところと
ちょっとこうしたほうがいいかなって、ところを探そう。
そう思って、走行チェックにはいった。
すごくいい、想像以上に乗りやすい。
良いところは満載だけど不満点は・・・ないね。

こういうマシンが結構大変なんだ。
悪いところを改善していくのはわりとわかりやすいけど、 
もっともっと沢山のって、オーナーの気持ちになれるまでもっと乗ろう!

SP忠男開発チーム

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 序章

★面白いのを作ってみようかな。★

浅草店のお客様から、
車両を提供するからZX-4RRのマフラーをつくらないか? ってご提案。
そういえば、最近ZX-4Rのトルクが増幅するパイプが欲しいとか、
SP忠男のフルエキゾーストが欲しいとかってリクエストが続いてたな。
これも何かの縁だから、面白いのを作ってみようかな。

SP忠男開発チーム

 
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