忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

NinjaZX-25R編 其の弐

  • 投稿日時:2020年10月29日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★オーナーからのルックスのリクエストは超ショートか!★

基本的な性能は理解できた。
走りの性能はすごく気持ちイー! 
特に不満点んは見当たらない。
開発をして、一旦極端に性能を引き出し、
崩れたバランスを修正しながら仕上げていく感じだな。

ふーん、そうか。ZX-25Rオーナーからのルックスのリクエストは超ショートか!
俺たちもそう思っていたんだ
開発には結構手間がかかるけど
あのMT-09みたいなタイプ、いいね。

OK、ZX-25Rオーナー。そこのところの認識は一致してるな。
そうと決まれば、早速たたき台作りに取り掛かろうか。

SP忠男忠男 開発チーム 

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Z H2 POWERBOX編 其の七

★トルクラインの盛り上がりが極端に出てきた★

排ガスの取出す位置、取出すパイプの太さ、
膨張室の形状、サイレンサー内部の形状・・・・・
考えられる項目を全てチャレンジしてみた。
開発チームの執念だね。

出力特性に変化が現れ始めた。
3000rpmを中心にトルクラインの盛り上がりが極端に出てきた。
もう少し前後にこの盛り上がりを広げながら、
サイレンサー内のメインパイプを太くして
6000rpmからの出力アップを図る様にしよう。
なんとなく希望が湧いてきた。

SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の六

★特性に全く、変化なし。★

おっと・・・。
膨張室を追加したのに
特性に全く、変化なし。
これはやばいぞ。

SP忠男開発チーム

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NinjaZX-25R編 其の壱

  • 投稿日時:2020年10月16日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★すごくパワフルでいい出来だ。★

想像以上に良く走る。
昔のKawasakiの250cc4気筒のトルクは薄くあまりパワフルには感じない。
あの感覚は全くない。すごくパワフルでいい出来だ。
バランスもとても良い。楽しい。
さあ、どこをどういじるとさらに気持ちイー!が、
引き出せるか走り込んで考えよう!

 
SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の伍

★膨張室を追加して特性調整はできるのであろうか★

さてさて、このマシン、
はたしてメガホンに膨張室を追加して
特性調整はできるのであろうか・・・。
過去の経験からすると、膨張室を追加して、
特性が変化する確率は五分五分なんだ。 
これが反応しない時は基本に立ち返って、
長さや太さを変える様になるのだけど。

どうだろう、これよりなが〜いメガホンとか、
やっぱりカッコ悪いよね。
そう、だから膨張室POWERBOXに願いを込めるしかないな。

SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の四

★夢の様に気持ちイー!6000rpmからのワープ感が落ちた★

徹底的にメガホンサイレンサーの可能性を探ってみた。
すっごい気持ちイー! 
2000rpmから5000rpmまでしっかりトルクが上がっている。
1000ccらしい力強い走りだ。
そうこれを求めていたんだ・・・。5000rpmまではね。

しかし、6000rpmからのワープ感が減った。
明らかにパワーバンドが低い回転域に移って
夢の様に気持ちイー!6000rpmからのワープ感が落ちた。
そしてもう一つ、もっと大きな問題が・・・・。

1500rpm~2000rpmのトルクラインが乱れて
ドンツキ発生、クラッチミートに神経を使う。
これはマフラー交換をするとよく経験する特性だけど、
SP忠男では絶対にこれは許されない。
この回転域のトルクラインからライダーとマシンの信頼関係を築いていくんだ。
この回転域で信頼関係が作れないと,
どんなに頑張ってもチグハグな感じになってしまう。
とても重要な回転域の特性なんだ。

しかし、シンプルなメガホンサイレンサーの限界はここまで、
ここから先のきめ細やかな設定は、
POWERBOX(排気ガスを膨張させて排気流の脈動をコントロールするBOX)の出番だね。

SP忠男開発チーム
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NinjaZX-25R編 序章

  • 投稿日時:2020年10月05日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★久しぶりの250cc4気筒だ。★

P忠男にNinjaZX-25Rがやってきた! 
久しぶりの250cc4気筒だ。
さあ、その実力はいかに?
 
SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の参

★消音に必要なサイレンサー内の膨張室の容量がどんどん削られていく★

まずはシンプルにメガホンサイレンサーの実力を探る。
な、なんだこれ? 音でかっ!

そうか、Ninja H2SXと違ってサイレンサーの前方に音を消すための膨張室がない。
今頃、気づくか。

ある程度Ninja H2SXの内部部品を踏襲しようと思ったけど、
まった使えない、全て一からやり直しだね。 

メガホンの中の構造を全て変えて、
あれれ、サイレンサーの中にNinja H2SXにはなかった、
排出ガス発散防止装置、そうキャタライザーがガッツリ入っている・・・。
これはやばい。
消音に必要なサイレンサー内の膨張室の容量がどんどん削られていく。
気持ちイー!が遠のいていく・・・

SP忠男開発チーム

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Z H2 POWERBOX編 其の弐

★もっとトルクフルでいい様な感じがする。★

そう、6000rpmからのワープする感じ。
最高に気持ちイー!
しかし、こいつは1000cc2000rpmから4000rpmかけて
もっとトルクフルでいい様な感じがする。
ただサイレンサーだけで、そんな変化が作れるだろうか?

SP忠男開発チーム

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テネレ700編 其の九

  • 投稿日時:2020年10月02日
  • カテゴリー:Tenere700

★絶妙なマシンとの一体感を生み出してくれる★

やっぱりな、このサイズだったんだよ。
このパイプの太さと長さ。
このフィーリングなら、少し長さをいじれば
5000rpm・6000rpm・7000rpmと綺麗に繋がるはず・・・・。
さあ、どうだ。

きた、きた、繋がった。すっごく、気持ちイー!

ごく低速から1500rpmから綺麗に整えたトルクが、
重心の高い車体を安定させ、少し高まった安心感が、
絶妙なマシンとの一体感を生み出してくれる。
このフィーリングがいい。

SP忠男開発チーム

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