CRF250 RALLY 2021〜編 其の参
- 投稿日時:2021年09月21日
- カテゴリー:CRF250RALLY 2021~
★アクセル開度に対する加速の上昇具合が明らかに良くない★
あれから毎日毎日乗ってみた。
ちゃんと、確認してみて良かった!
やっぱり違うんだ・・・・。
CRF250Lと同じPOWERBOXパイプではダメなんだ。
開発って面白いよね、大切なのは感性。
なんとなく、違和感を感じたら一旦ストップ。
そして探求する、この工程がおもしろい。
さあ、何が違かったか?何が、このままでは、ダメなのか?
まず、POWERBOXパイプに変えて一般道やオフロードをを走った時に1速から3速
う〜ん、ギリギリ4速まではCRF250Lにパイプを交換したときと
気持ちイー! フィーリングは変わらない。
そう、セローの領域だ。綺麗なトルクラインでトコトコ走れてとても気持ちイー!
しかし、5速や6速を使ってアクセルを捻ると、
5000rpmの手前になんとなく加速が滞る感じがするんだ。
普段、普通に乗っているとあまり気が付かない。
けれど、この回転域から加速をし始めると、
アクセル開度に対する加速の上昇具合が明らかに良くない。
10捻って、8加速する感じだ。
求めているのは10捻って、11加速する。
そんな感じ、これはCRF250Lにはなかった、不快だ。
高いギアを選択すると車重にトルクが負けてしまう。そんな感じ
ガソリンタンクが大きくて、満タンにするとこの傾向は特に顕著。
アクセルを開けると車体を前に進める力を、
重心の高さのおかげで、後ろに引っ張る力が働いて弱めてしまう、そんな感じだ。
この感覚はCRF250L時にはなかった。
しかし、このエンジンの5000rpmまでの回転域で変化を創り出すノウハウは持っている。
なんとか、今よりもっと気持ちイー! 走りを引き出したいものだ。
SP忠男開発チーム