GB350編 其の弐
- 投稿日時:2022年04月08日
- カテゴリー:GB350
★気持ちよく回転がうまくつながらない。★
以前、インドでライバルのロイヤルエンフィールドに乗ったことがある。
あの時の感覚にどことなく似ている。
大きく、重ためのフライホールと低速域では、
それをうまく回しきれない少しトルクの薄い感覚。
高回転(とはいえ6000rpmしか回らない)まで回転の上昇を持っていくと
なんとか繋がるけど、4速、5速が少し離れていて、
気持ちよく回転がうまくつながらない。
かなり昔の話なので、あまり明確ではないが、
そんなところが以前乗ったロイヤルエンフィールド似ているのかもしれない。
インドのライダーにはこういった感覚が、フィットするのかもしれない。
しかし、日本人の僕らにはどうもこのフライホイール
(エンジンの真ん中にある弾み車のような役割をする重たくて大きな円盤の様な部品)の
重さと極低速から中速にかけての、その弾みで車を回そうとするトルクが
釣り合っていない様な気がするんだ。
これは僕らの得意分野だな。
極低速からのトルクを引き出しトルクラインを上げることで、
このGB350が、更に優雅に、更に心地良い走りに変えられる様な気がするんだ。
というか、変えることが出来たら、オーナーのあなたにとって、
もっとGB350を愛おしい存在になれるのに。
そんなことを考えている。
さあ少しいじってみましょうか。
SP忠男 開発チーム