2023~YZF-R125 編 其の七
- 投稿日時:2024年02月05日
- カテゴリー:YZF-R125 23
★8000rpmまでに達するアプローチ速度を短縮させる★
まずは、BOXの構造をシンプルにそして小さい円筒形に変更してみた。
なかなか、音量が厳しかったけど、試行錯誤しているうちに
性能を落とさずになんとか音量を抑えることが出来た。音質もいけてる。
さあ次は、改めて高回転域の伸びが止まってしまった性能の仕切り直しだ。
現状の途中経過を踏まえて、まずはスタンダードにもう一度、
理想の特性をイメージしてみよう。
まず、改めてスタンダードの車両に乗ってみた。
感じることは、このYZF-R125が本領を発揮するのは8000rpm付近から、
レッドゾーンにかけての澱みなく伸びていく高回転域のパワー。
しかし、ストリートで3速や4速を使って走っていると
ここまでの回転域に持っていくのに時間がかかって気持ちが冷めてしまうんだ・・・
ということは、まずこの8000rpmからレッドゾーンまでの出力を
可能な限り引き出すことが大事。
その上で、3速や4速で4000rpm〜7000rpm付近ののトルクを向上させて、
8000rpmまでに達するアプローチ速度を短縮させる。
これがもしうまくいけば、普段から3速や4速でストレスなく8000rpmを超えて、
レッドゾーンへと気持ちよく回転を持っていけると思うんだ。
もしそんなことができたらこのマシンめっちゃ楽しくなるぞ。
できるかな?できたらいいな。
今現状は、4000~6000rpmの間のトルクが引き出せているけど
高回転域が極端に遅くなっているから、もっさりとして全然気持ちが悪いんだ。
もう一度エキゾーストパイプの長さを短くして、
高回転域のパワー、回転の伸びを引き出してみるか。
SP忠男開発チーム