2018~SR400編 其の拾弐
- 投稿日時:2018年12月21日
- カテゴリー:SR400 18~
★2500~3500rpm付近の大きなトルクアップを目指す★
ここまで明確に性能変化が現れると案外後は気が楽なんだ。
手間や時間のかかるのは一緒だけど前に進んでるって感じがするからね。
今回は特にあまり求めていない高回転を中心にパワーが上がったけど、
BOXの取り出し位置を変え、連結パイプの太さを変え、
BOXの容積や形状を変え、2500~3500rpm付近の大きなトルクアップを目指す。
この回転域にたくましく雄大なトルクを引き出すことが出来たら、
きっと、すっごく楽しいぞ!
この重たいフライホイールをトルクで
グングン勢いをつけて走っていくSR400を想像すると
もうワクワクが止まらないんだ。
走り出したらすぐにトップギアにいれて後は雄大なトルクを活かして
グングングングン、どこまでもどこまでも走り続ける・・・
そんなイメージだ、きっと楽しいぞぉ。
さあ頑張るか。
★所詮無理なのかもしれないなぁ・・・。★
いやあ、まいったどうするか・・・・。
やっぱり、40年熟成されてきたこのマシンだ。
エキゾーストパイプだけいじって
気持ちイー! 性能を出そうなんて
所詮無理なのかもしれないなぁ・・・。
忠
★変化がないどころか若干のパワーは落ち込んでいる・・・。★
出力特性に変化を引き出すために極端にパイプの太さを変えてみた。
過去400ccクラスでは使ったことのない極細パイプを試してみたんだ。
通常こんなパイプを使うと低速域で反応するが
中速から高速にかけて排気が糞づまって回転とパワーが落ちてしまうんだ。
しかし、SRは違った。
重たいフライホイールに低速から勢いをつけたいと思っている
俺たちの気持ちをあざ笑うかのごとく
一番高回転の最高出力付近のパワーラインが上がった!
しかもここ一点だけだ。
なんてこった・・・・。
太いパイプを使うと全体的にパワーが落ち、
細いパイプを使うと今度は振動がひどくて
普段あまり使わないようなピークパワーだけが上がったんだ。
俺たちが求めている2500rpmから3500rpmには
変化がないどころか若干のパワーは落ち込んでいる・・・。
こんな状態でも一応乗ってみた。
中速域までひどい振動だ。回転の上がりもドロドロしており気持ち悪い。
高回転域まで到達するのにとても遅いのとめちゃくちゃ不快だ。
そうか、もしかしたらこのマシンこのパイプでもまだ太すぎるのかもしれない
更に一回り細いパイプを使ってみるか。
さあ、結果はどうなことか?
★雪だるま式に増幅していくパワーと加速!★
まず誰がどう考えたって、今までやってきた
SR400のエキゾーストパイプの太さが太すぎるんだ!
ルックス重視で車体やエンジンとのバランスを考えると
外形は直径45mmくらい(純正もこのサイズ)細くても42.7mmくらいだろうな・・・・
ルックス重視でこのマフラーのエキゾーストパイプサイズを選択したとしても、
元々エンジンがよく出来ているから、そこそこ走るんだよね。
でも確実にノーマルを上回ることは多分不可能なんじゃないかな。
SP忠男はあなたに気持ちイー! って
言ってもらうために仕事をしてるから、やっぱりそれじゃあダメなんだ。
じゃあ、どうやったらSR400乗りのあなたに気持ちイー! って言ってもらえるか・・・
それはスタートからモリモリたくましく湧き上がるトルク
(つよい粘り強さ)これを引き出すことでエンジンのフライホイール(はずみ車)に
勢いをつけ、雪だるま式に増幅していくパワーと加速!これがキーワードだと思っている。
一般的な中速から高速にパワーを引き出すマフラーとは訳が違う。
どちらかというとプーリーで変速させていく
スクーターのマフラーに似た特製の引き出し方が必要となる。
ただ、排気の抜けをよくして、
一見パワーが上がっているように感じさせるマフラーとは正反対だ。
だから、今回一旦はルックスという重りを取り払って
100%気持ちイー!の探求に舵を切ったんだ。
外見は一切気にしない。そんなことを気にする余裕なんていまは微塵もないんだ。
ただただ、気持ちイー! の探求。
そう考えたら何だかこの仕事、ワクワクしてきた、さあがんばるぞ。
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
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