忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー｜マフラー開発奮闘記

★あたりがついてきたのが原因なんだろうなぁ。★

あれあれあれ？　
やっぱりなぁ〜。

あれから何日かシャーシダイナモに乗せて測っているうちに
どんどん出力特性が変わって来る。
最高出力だってどんどん上がってきた・・・
やっぱりなぁ！　
多分自動変速機の中にある
ウエイトローラー（重り）のあたりがついてきたのが原因なんだろうなぁ。

こうなったら、出力ラインが上げ止まって安定するまで
何十回いやいや何百回まで、走って止まって
あとシャーシダイナモを回し続けるしかないなぁ・・・。

忠　

なぜSPTADAOのマフラーはライダーから選ばれ続けるのか。
SPTADAOのマフラーは創業以来40年近くにおよびお客様の口から思わず漏れる気持ちイー！ の声をもっとも大切な指標として開発を行っています。

ライダーの気持ちイー！を通して日本中をもっともっと元気にしたいと考えています。

ではなぜSPTADAOはライダーの気持ちイー！を引き出すマフラーを生み出すことができるのでしょうか。
それはSPTADAOの創業者、忠さんこと伝説の全日本モトクロスチャンピオンライダー鈴木忠男のライディングスピリッツに由来 されます。

みなさん良くご存知のように忠さんはいつだってどんな時だってアクセルを緩めません。
破竹の勢いでトップを独走していてもコーナーはいつも逆ハンをあて豪快に曲がります。そしてジャンプをおもいっきり派手に飛びま す。
忠さんはそれを少しもリスクだと思っていません。

忠さんのスピリッツはいたってシンプルです。
気持ちイー！ の追求「いくら速く走ったって、ただ回ってるだけじゃ楽しくないでしょう。
豪快に逆ハンを切ってカウンターを当て、誰よりも高く飛び出し遠くに飛んでいく、気持ちイー！でしょう。ただそれだけ」

SPTADAOの社内には隅から隅までこの忠さんのスピリットが浸透しています。
ただ速く走ったってそれだけじゃ面白くないでしょう。豪快に、軽快に、舞うように走る。
いつどんな時も、どんなことにも、つねに気持ちイー！ や、ここちイー！をセンターの指標に置き、
それを追求しそして探求し続けているからこそ、当然のようにライダーの気持ちイー！を引き出せるマフラーを生み出すことができる のです。

気持ちイー！ SPTADAO これが私たちのスピリッツです。

★高性能マフラーとは★

　高性能マフラーとは？
＝オートバイをさらに面白くするための部品です。
　　　　　　　　　↓
オートバイをさらに面白くするための部品とは？

＝オートバイのある生活をさらに楽しくするための部品です。
　　　　　　　　　↓
オートバイのある生活をさらに楽しくする部品とは？

＝普段の生活を躍動的にそして充実した生きかたに変化させる部品です。
　　　　　　　　　↓
普段の生活を躍動的にそして充実した生きかたに変化させる部品とは？

＝人生を楽しくしてくれる部品なのです。

　私たちは高性能マフラーを“人生を楽しくしてくれる部品”と定義付けし、
その定義に乗っ取って開発をして行こうと決めています。
　私たちはつねにそのオートバイのオーナーが、
ライディングをしている風景を思い浮かべながら、
最もそのバイクが輝きを増す出力特性、
サウンド、デザインを追い求めて、製品の開発にあたっています。

　もちろん、そのオーナーとなる方も十人十色、いろいろな方がいらっしゃいます。
全ての方にベストは不可能だということも知っています。
私たちが提案する『人生を楽しくしてくれる部品』に
少しでも興味をお持ちいただいたオーナーの方は、
ぜひこの開発奮闘記に目を通していただき、
ご自身の乗り方とだぶらせながら、イメージしてみてください。
その上で、さらにご興味を抱いていただいたのであれば、
週末に各地で行なわれているライドオンキャンペーンにて、ぜひ一度ご試乗ください。

　きっと、『人生を楽しくしてくれる部品』ということが、みなさんにお伝えできると思います。
それでは、あなたのオートバイを左記カテゴリからお選びいただき、開発奮闘記をご覧ください。

忠

★08より速くて乗り易い★

　最近スズキ系のオートバイ屋さんから
’09~ADDRESS V125　PURE SPORT　サイレントバージョンの
注文がひっきりなしなんだ、なんでだと思う？

　オートバイ屋さん曰く’09~ADDRESS V125は、
〜’08までのモデルと比べて加速が悪くて遅いからって言う噂で
車両がなかなか売れなかったんだけど、
試乗車にPURE SPORT　サイレントバージョンを付けて置いておいたら・・・・！

そう、〜’08より速くて乗り易くって完成度も高いってことで
急激に’09~ADDRESS V125が人気アップ！
売れだしたそうだ！　うれしいね。

忠

★トップエンドまできっちり伸びる★

　素晴らしい走りが出来上がったぜ！
ノーマルマフラーを外し、PURE SPORTを装着した時のあの感動を
PURESPORTからこのエキパイに交換した時に
もう一度、感じることができるんだ！凄いだろ。
低中速だけではない、トップエンドまできっちり伸びる、
魔法の様なマフラーだ。
オリンピックだったら、金メダルクラスだ！
お～い！

NEWデザインのゴールドエンブレムをおごってやってくれ！

忠

★パワーラインが出てきたぞ！★

　案の定だ。
いままでとぜんぜん違うパワーラインが出てきたぞ！
パイプの長さをもう少しいじれば
かなり凄い特性を持ったマフラーが出来るかもしれない！
楽しみだぜ。

忠

★エキゾーストパイプの中間にバイパスを入れる★

　実は、この10~addressv125をいじる前に
YZF-R125の開発で発見した出力特性に大きく影響を与える手法がある。
この手法を使って、実用域の加速力をさらに強化しながら、
高速域の伸びを引き出してやろうって考えだ！
たぶん、ギア付きのバイクよりスクーターのような
オートマチックの車両にいい影響が出るのではないかと予想している。
その手法というのは、ループしているエキゾーストパイプの中間に
バイパスを入れて、中速はもちろん高回転域のエンジンへの
燃料充填率をアップさせるっていう算段だ。

忠

★つねに車両を進化させ続けているから★

addressv125のマフラーが帰ってきた。
どうも、お客様が性能に対して不満があるので
チェックして欲しいとのメモが入っていたそうだ
スタートから80Km／hまでは驚異的に速いのだけれど
そっから先がまったく伸びず最高速が3Km/くらい落ちたそうだ
そんなはず無いんだけどな～？
とりあえずお客様の車両をお借りして乗ってみた　・・・・。
ほ～んとだ！　めちゃくちゃ加速はいいけど、
80Km/hでぱたっと止まる。　どうしたんだ？？？
お～い！このマフラーなんか変だぞ、確認してくれないか？
jmca番号？　02132400
！！そ～か。このマフラー2009モデル用かそれで納得だ！
スズキはつねに車両を進化させ続けているから
マイナーチェンジごとに大幅に性能が変更されているんだ。
だから、うちのマフラーもその都度、開発のやり直しを行なって
その車両にベストな性能に作り替えているんだ。
今回のお客様は2010年モデルに2009年用のSilent versionチタンブルーを
友人から譲ってもらって装着した結果こうなったんだ！
確認のためにこの車両に2010モデルのマフラーを装着してみた
ウ～ん、素晴らしい。
このバランスの取れたパワーフィーリンが最高に楽しい！
でも・・・・せっか車両を借りたんだから
このマフラーも最新の技術を盛り込んで、スペシャルバージョンを作ってみるか！
ああ、もちろんテストは公道ではなくて、
クローズドコースでやってるよ。

忠

★エンジンが反応してくれるかな★

　まずは、現在〜09までの車両用に開発した製品を装着してみるか。
ハ〜？
何もかわらない。
音が変わっただけ！
〜09モデルのマフラーは使えないんだ！
一から開発か？
とりあえず、エキゾーストパイプを50mm伸ばしてスタート付近の特性をチェックだ。
エンジンが反応してくれるかな？

忠

★ジェントルになっている★

　へ〜え。
ぜんぜんちがうね。
主要緒元は一緒でもあ明らかにジェントルになっているよな！
やっぱり、実際の車両でチェックをしないと分からないね。

忠