M-SLAZ | 忠さんのマフラー開発奮闘記

★中速域が驚くほどに改善された★

試乗をしてくれたM-Slazオーナーから感動のインプレッションをいただいた。

「いままで若干弱くて使いにくかった中速域が驚くほどに改善された
　すごく速くて乗りやすい。250ccに乗っているみたいだ。」

そう、まさしくこのオーナーさんの言う通り、すごくよくできたマフラーなんだ！
M-Slazオーナーはぜひ試乗してほしいな。
試乗車はいつでもMSLゼファーさんに置いてある。
ぜひ乗ってみてほしい。

忠

★高速の伸びも気持ちイー！　★

なんだか開発しているうちにどんどん欲が出てきてしまって
更なる高速域のパワーを引き出したんだ。
そうしたら今度は中速域の50Km/h付近の特性が
とんでもないことになって、毎日こいつに取り掛かりだった。

パイプの太い部分と細い部分のバランスを何度も何度も調整して
今度こそ完璧に仕上げてあげたんだ。大変だったよ。
その甲斐あって、高速の伸びも気持ちイー！　
中速域も余裕のトルクで見事なくらいに
ギアチェンジをしなくても走れる豊かな特性に変化させることができたんだ。

これは本当にいいマフラーに仕上がったぜ。
M-SLAZ乗りだったら絶対に一度は体験してもらいたいな、ぜひ。

★高速域に至るまでの加速と伸びが最高にいいんだ。★

いいね！　相当、気持ちイー！ね。

これだけマフラーで反応がでると楽しいよ。
元になったマフラーが、ある程度YZF-R15で
性能が出来上がっていたマフラーだったせいもあるけど
通常の下の道で使う40Km/h位から
高速域に至るまでの加速と伸びが最高にいいんだ。
もうこのまま製品にしてもいいくらいだぜ。　
R15の時よりもさらに性能の違いを感じるし、
これでいいんじゃないか、これで。

忠

★この寸法の出し方がSPTADAOの凄さなんだ★

SPTADAOが単気筒のマシンで性能を出すときは、
まず徹底的にマフラーのパイプの太さと全長にこだわる。
この寸法の出し方がSPTADAOの凄さなんだ。
単気筒の場合、たったこれだけでほぼパーフェクトな性能に仕上げるんだ。

そしてサイレンサからループに至るまで細部に渡り微調整を行い
最高に気持ちイー走りを実現していくんだ。
M-SLAZこれで、最高の走りを引き出してやるぜ！

忠

★高速域を伸ばそうとすると確実に中低速のバランスを崩す。★

走りはYZF-R15とは全く違うんだ！
車体が全体的にしっかりしているR15の進化型って感じだ！
エンジンの特性も結構違う。
もしかしたら、ある意味R15よりさらに楽しいかもしれない。

この150ccクラスのマシンの開発は結構悩むんだ。
なぜなら、元々高速道路での使用を考えずに
開発された車両だから、結構高速道路の巡行が厳しい。
ギリギリの速度バランスで作られたマシンで
高速域を伸ばそうとすると確実に中低速のバランスを崩す。

そこをどのようにうまくバランスをとって
創り上げるかここが腕の見せどころ。
何しろこいつを日本で走らせた時に
No1になるように可愛がってもらえるようにしたいんだ。

忠

★さらに気持ちイー特性を作り出すか！★

まあ、せっかく一から作るんだから
今年一年で学んだ色々なノウハウを注ぎ込んで
全く新しい、さらに気持ちイー特性を作り出すか！
そうそう、サウンドももう少し低音で質感をよくしていきたいな。

忠

★マフラーが共通で使えないパターンがほとんどなんだ。★

基本このマシンはYZF-R15のマフラーがそのまま着くんだ。
いや、着くはずだったんだ。
だから。車両を借りてきてその日のうちに
走行テストができるはずだったんだ・・・・。

しかし、実際は最近のネイキッドは小さなアンダーカウルが付いていて、
このカウルが邪魔をしてマフラーが共通で使えないパターンがほとんどなんだ。
このマシンも例外ではない。
仕方ない、一から作るか！

忠

★まずはノーマルの特性を徹底調査だ。★

MSLの藤木社長が展開するKK2シリーズ太っ腹企画で
今度はMT-15改め、YAMAHAの新型ネイキッド『M-SLAZ』を借りてきた！
すごいかっこいい。　
基本のエンジンがYZF-R15と同じらしいから
うちにとっては得意中の得意だ。
さあ、まずはノーマルの特性を徹底調査だ。

忠