Rebel250 PIPE 23 | 忠さんのマフラー開発奮闘記

2023~レブル250 パイプ 編 其の玖

★おおらかさ、雄大さ、そんなトルク特性が大切なんだと思う★

な〜るほどね。そうそうこの感覚。
俺たちが以前、レブルに何を求めていたか思い出したよ。
やはりこのスタンダードエンジンは、
共通して高回転高速域をメインで作られているって、感じる。
とても広範囲の回転域によく考えられた特性を引き出しているけど、
やっぱりどこかアジアのエキサイティングを求めるライダーの満足を
満たそうとしていることがひしひしと感じる。

一方SP忠男の『気持ちイー!』を求めるライダーは、
心地良さと爽快感、クラッチを繋いで走り出した瞬間の
SP忠男独特のホッとした感がを求めてい。
そうそう、この感じ、この感じ。
ただこのままでは全然SP忠男ファンの心を満たすものではない。

スタンダードが4速50もしくは60Km/h手前から本領を発揮するのに対し
5速40Km/h以下から右手の捻りにエンジンがグングンついてくるような、
そう少し大排気量の車両を扱っているような・・・
そう、おおらかさ、雄大さ、そんなトルク特性が大切なんだと思う。
方向性は決まった。
理想のイメージにどこまで近づける事が出来るのか。
これからの開発が楽しみだね。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の八

★ど壺にはまりそうなので、一旦仕切り直し★

このレブル、今まで培った開発のセオリーがあまり通用しない・・・
このまま行くと、ど壺にはまりそうなので、一旦仕切り直し。
以前のモデル用に開発をした、
今でも相変わらず生産が間に合わない大ヒット商品の
レブル用POWERBOXパイプを改造し、
2023年モデルにつけて、今一度、開発の方向性を確かめる。
と言っても、そう簡単にはつかない。
実際に改造してみると一から作ったのとそんなに変わらなかったかな!
さあ、エンジンがどんな反応を示してくれるのか 楽しみだ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の七

★最近このセオリーが通じない事例が度々起こるんだ★

基本、エキゾーストパイプの長さが長いと、低速域でのトルクが豊かになって
短いと高速域の回転に伸びが出るっていうのが、
今までマフラーを開発する際の基本だったんだ。
でも、最近このセオリーが通じない事例が度々起こるんだ。

今回もレブル250の低回転域に排気量を大きくした様な、
ゆとりのトルクラインを引き出そうと、
うんと長めのエキゾーストパイプを用意したんだけど、
低回転域のトルクはガクンと落ちて、
代わりの高回転域のパワーがグンと上がった。

色々と微調整を繰り返してみたけど、
どうしてもロードスポーツ車の様なハイスピードマシーンになってしまうんだ。
まあこれはこれで面白いけど、今回の開発コンセプトにはまったく沿っていない。

マフラー開発って50年近くやってるのに、まだまだ何が起こるかわからない。
これが俺たちを夢中にさせるんだ。マフラー開発って面白いね。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の六

★スッカスカの低速トルク、心地良くない。★

あれれ?
想像していたものとは全く違った。 驚きだ。
低速から湧き上がるトルク・・・
どころか、スッカスカの低速トルク、心地良くない。
スタンダードマシンの5速50Km/h~60Km/hの
心地良さも全てスポイルされてしまってる。
なんだ?どうしたんだ?

唯一、5速70Km/hからの回転の伸びは
『気持ちイー!』 でも、それだけじゃあね。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の伍

★叩き台になる長いパイプを作ってみた★

方向性としては、少しスタンダードより低い回転域から
豊かなトルクを引き出して、
レブル250に排気量を超えた逞しさと、
オートマチックの様に高いギアを維持したままで、
快適に走り続けられる雄大で心地良い走りを引きだしたい。

まずは、長いパイプは低速時に豊かなトルクを引き出し、
短いパイプは高速域の回転の伸びとパワーをに影響を及ぼす。
そんなセオリーに従って叩き台になる長いパイプを作ってみた。
さあ、走りはどうかな?

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の四

★走りの質感も格段にアップしている様に感じる。★

ということで、早速開発の方向性を決めるために
ノーマル状態で2023~レブル250に乗ってみた。
へ〜やっぱり、HONNDAは流石だね!

以前のモデルより格段に完成度が上がっている感じがする。
まあ、以前のモデルの開発からは、かなり時間も経っているので、
確かなことは言えないが、まずミッションの入りがすっごく心地良くなった。
きっと、加工精度や材質のクオリティーが、
格段に進歩しているのだろうと思う。すごくいい。
そして、走りの方も令和2年の
厳しい排出ガス規制をクリアしていながらも心地良い。
以前のモデルと比べてトルクラインが豊かで、
更に安定していて走りの質感も格段にアップしている様に感じる。
これはすごい。良いバイクだ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の参

★結構な長さまで長さを稼げそうだね★

デイトナ社製のエンジガードやDOPEアンダーカウルの装着をクリアした上で、
どこまでエキゾーストパイプの長さに自由度があるのかチェックしてみた。
ふむ、ふむ。
うちにあるベンダー(パイプ曲げの機械)を駆使すれば、
結構な長さまで長さを稼げそうだね。
長ければいいってもんじゃないけど、
結構、色々なトルクパターンを試せそうだ。うんいいね。
そうなると、俄然開発の情熱が湧いてきた。
面白くなりそうだ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の弐

★高性能なPOWERBOXパイプを全力で開発しますか!★

今度は、デイトナ社製のエンジンガード装着マシーンのオーナーさん何人からか、
エンジンガードと同時装着も出来るようにして欲しいっていうリクエストだ!

これで、更にハードルが高くなった。
でも、今一番人気のデイトナ社製のエンジンガードは必須だよね。
OK!この二つを同時に装着出来る、高性能なPOWERBOXパイプを全力で開発しますか!
レブル250オーナーの笑顔を想像すると、今からワクワクするね。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 其の壱

★高性能なエキゾーストパイプやマフラーを装着したいって、リクエストが入った★

最近、新型のレブル250オーナーから
このマシンに適応するパイプのリクエストがすごいんだ!
たくさん溜まっていた、開発の完成目処が立ってきたので、
新型レブル250用のPOWERBOXパイプを本腰入れて開発開始。

と気合を入れていた矢先、
今神奈川で最高にいけてるマシーンを世に送り出しているカスタムショップ
DOPEの鎌田社長から
このカスタムマシーンにトルクを引き出す、
高性能なエキゾーストパイプやマフラーを装着したいって、リクエストが入った。 
確かにこのマシーンなら、それに見合った走りが必要だろうね。

ちょうどこれから雄大なトルクを引き出した、
気持ちイー!走りを目指して開発するところだから、
このカスタムマシーンにも装着が出来るように工夫をしてみますか。
これからの開発が楽しみになるぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~レブル250 パイプ 編 序章 

★POWERBOXパイプの開発に取り掛かりたいな。★

待っていました。
本日お待ちかねの 2023~レブル250が、我が社にやって参りました。
エキゾーストパイプの専門メーカーとして、
まずは『気持ちイー!』トルクを引き出す、
POWERBOXパイプの開発に取り掛かりたいな。
うん、すぐにでも取り掛かろうかな。
まだ、開発途中の車種がたくさん残ってるけどぉ・・・・

SP忠男開発チーム

 

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