忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

YZF-R1編 其の壱

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R1

★ ’00〜YZF-R1 ★

 俺の愛車’98 YZF-R1、
こいつに装着してある初期型PURESPORTは、
強烈なピークパワーと共にかなり低い回転域から反応する、
超高性能なチューニングマフラーだ。
しかし、スズキのR1000にはかなわない。
ピークパワーはいいところまでいっているはずなのだが、
やはり8000rpmまでのパワーで引き離されてしまう。
特にトップに入れたときのトルクが違う。
では、このマフラーを中低速から格段のパワーアップが
図られている2000年以降のR1に装着してみたらどうだろう?
うちのマフラーの場合、
チューニングマフラーの肝のバイパスパイプが干渉して
そのままでは付かないので、少し加工して装着したみた。

・・・ノーマルよりスムーズでそこそこ速いがパンチがない。
回せばパワー感はかなりあるがR1000にはほど遠い・・・。
シャーシダイナモでパワーチェック。
エッ?’98に装着したときには3000rpmくらいから
ノーマルを大きく上回っていたマフラーなのに
’00〜以降のマシンに装着すると
8000rpmまで全ての回転域がノーマルを下回ってしまう。

・・・なーるほど・・・。
良く聞く「’00〜のオーナーがマフラー交換後、
またすぐにノーマルに戻してしまう」って言う話の根拠はここにあるのか!
この状況は把握できた。
それではこの8000rpmまでのトルク&パワーを
徹底的に引き出して、もの凄いマフラーを作ってやろうじゃないか!

YZF-R1編 序章

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R1

★ 負けられないからねっ ★

今回、俺の愛車R1のライバル9Rの開発に熱中していたら、
さらに優れたR1を作り出す為のいろいろなヒントが浮かんできた。
新型になってエンジン特性も向上。
これを最大限生かして、かなり凄いマフラーが
できるような予感がするんだ。
GSX1000 Rには負けられないからね!

YZF-R125 PURESPORT編 其の六

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★レッドゾーンまで綺麗にふけ上がっていく★

出過ぎていた低速域のトルクを少し抑えることで
3,000rpm手前からのパワーラインが高回転域まできれいに繋がった!
このパワー特性のおかげで走りにかなりの余裕ができた!
高速域はレッドゾーンまできれいにふけ上がっていく。
一言でいって気持がいい!
新認証の規制が厳しく、図太い重低音サウンドは出せないが、
最高に楽しい。この走りなら充分納得できるはずだ!
5月末発売決定! 楽しみにしていてくれよな!!

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YZF-R125 PURESPORT編 其の伍

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★“ループエキゾースト構造のおかげ★

ループさせたエキゾーストのおかげで、
テールエンドの位置をここまで前に持ってくることが出来た!
カッコいいだろ!
性能もかなりいい線がまできている。
少し低速域のパワーが協調されすぎているので 
ここを改善だ。

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YZF-R125 PURESPORT編 其の四

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★“ループエキゾースト構造” !★

まず、性能。
そして今流行のショートなデザイン。そしてサウンド・・・・・。
お〜い。みんな! なにかいい案はないか?・・・・
ふ〜む、そうか、そいつは使えそうだ。
ビッグスクーターで使っている、“ループエキゾースト構造” !  
性能を確保する為にエキゾーストパイプの長さをかせがなければならない。
それには、エキゾーストパイプをループさせることにより
全長を抑えながら管長を稼ぐことができる。
性能を殺さずにデザインとサウンドを引き出すことができるかもしれない、
非常に有効な手段だ、大至急かかってくれ。

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YZF-R125 PURESPORT編 其の参

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★いろいろ教えてくれてありがとう!★

最近R125の熱狂的オーナーたちから、いろいろなリクエストが届く。
性能はもとよりデザイン的なリクエストがかなり届けられている、
みんな一応に超ショートのmotoGPタイプ
サウンドはそこそこ抑えめ、うるさいのは困る・・・・・。
いろいろ教えてくれてありがとう!
しかし、このクラスの車輌で超ショートにしたらまったく走らなくなる。
ただでさえ、力が弱く、粘りがないのにパイプを短くしたら
まったくの逆効果で、いつも使うような6000rpm以下が走らなくなってしまう。
超ショートにすれば当然サイレンサーだって短く小さくしなければならない。
音はわれて大きくなり、それを抑えればパワーが落ちる 。
悩む、性能を出してデザインも皆の好みに変えていく・・・
ここに大きな矛盾が生じる・・・いつものことながら困る。

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YZF-R125 PURESPORT編 其の弐

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★かなりゆとりの有る特性も出来る★

もう少し突き詰めて乗ってみた。
このマシンをさらに面白くするには
4000rpm〜6000rpmのパワーをどう創るかにかかっている!
クラッチミートをして普段使う回転域が4000rpmからだからだ。
さらにいうなら、少し低い3500rpm付近から
パワーを引き出せれば、かなりゆとりの有る特性も出来る。
すべてにバランスをとりながら開発を進めていこう!

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YZF-R125 PURESPORT編 其の壱

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★『一応に楽しい!』この一言だ。★

まずは出荷状態のスタンダードなまま乗ってみた!
めっちゃくちゃパワーがあるわけでもなく、ものすごく速いわけでもない。
でもなんだか楽しい!
多分、絶妙なバランスで組み上げられたパッケージのせいだと思う。
試しに社員の皆にも乗ってもらった。
答えは『一応に楽しい!』この一言だ。
ここから先の我が社の仕事は、
さらにこのマシンを楽しくすること。
わくわくさせること。
さあ、マフラー一本でどこまでそれが可能か挑戦してみるか!

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YZF-R125 PURESPORT編 序章

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R125

★R125がとうとう我が社にもやってきた★

あの、素晴らしいフォルムで人気急上昇中の
なかなか手に入らなかったR125がとうとう我が社にもやってきた。
嬉しい! あまり嬉しくて、写真がぶれてしまった。
さあ、どんな走りをするのかが楽しみだ!!

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YZF-R15 其の伍

  • 投稿日時:2018年05月15日
  • カテゴリー:YZF-R15

★これで製品化決定!★

あれから性能は劇的に変化を始めたんだ。
mm単位で調整して、スタートのフレンドリーな特性。
中速の“気持ちイー”加速とフットワーク。
そして、最高回転へと一気に針を運ぶ絶対的パワー。
これを引きだした。
最高だね!
これで製品化決定!

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