忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

KLX230編 其の拾弐

  • 投稿日時:2020年01月06日
  • カテゴリー:KLX230

★スタンダードより確実に1速以上高いギアを選択して走ることも可能だ。★

結局、パイプの組み合わせだけでは
トルクの発生ポイントを移動させることが出来なかった。
BOXの位置を動かし、容量も変更し、
バランスをとりながらなんとかここまで持ってこれた。

すっごく気持ちイー!

なんか、このたくましいトルク感にかすかに記憶がある。
あのエンデューロブームの時代に一斉風靡した
KDX200のフィーリングに似ていてなんとなく嬉しい。

オフロードに入るとこのトルク特性が、
また絶妙に効いていて右手に対して
忠実にリアタイヤを回して最高のグリッップ力を発生させてくれる。

また、一般道を走るとたくましいトルクが、
グングン車体を前に進めてくれる。
スタンダードより確実に1速以上高いギアを選択して走ることも可能だ。

いい、とてもいい出来だ。
また、快感体感試乗会で試着や試乗できるようにするから是非乗ってもらいたいな!

SPTADAO開発チーム

製品の詳細はこちらからご覧いただけます。

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H2SX SE+ 其の参

★なんだか、どんつき感を感じる。 ★

パワーも少し上がったし、いい音してるし、テストだテストだ!
きも〜ちよく加速をしていくとギュイ〜ンって、
音が変わった辺りから、
フロントタイヤが地面から離れて、
空へ向かって飛び立とうとする。
この時のフィーリングが最高!

ん?
なんか変だ。
ストリートを流していると、気持ちよくない。
なんだか、どんつき感を感じる。 
チェンジの際にクラッチを使うと最低だ。
シャーシダイナモ(出力特性測定器)のラインでは、
見えないわずかなトルクの波があるらしい。
ここを整えないと気持ちイー!走りにはならない。


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KLX230編 其の拾壱

  • 投稿日時:2019年12月25日
  • カテゴリー:KLX230

★トルクの出所を高回転域に引き上げる事が出来ればパーフェクト★

やっぱりな、全然違う!
圧倒的にパワフルになった。
パイプの全長はあまりいじらず、
太いパイプと細いパイプの長さの組み合わせで
どんどん性能を追い込んでいった。

純正サイズのパイプとは、
全く比べ物にならないくらいパワフルでかなり気持ちイー!
あと、ほんの少し、ほんの少しだけ、
トルクの出所を高回転域に引き上げる事が出来ればパーフェクト。
さあ、せっかくここまで、来たんだからパーフェクトを目指そうぜ。

SPTADAO開発チーム

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H2SX SE+ 其の弐

★排気の脈動をコントロールしてこの性能を引き出した★

純正と比べて圧倒的にコンパクトなこのボディーで
なんとかパワーを引き出すことが出来た、
常識で考えたらこの容量では絶対に純正を上回ることが出来ないはず。
しかし、スイングアームの下側にしっかりとBOX隠して装備
このBOX内に排ガスを膨張させることで、
排気の脈動をコントロールしてこの性能を引き出した。
結構時間を要する大変な作業だ。


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KLX230編 其の拾

  • 投稿日時:2019年12月23日
  • カテゴリー:KLX230

★太いパイプには独特のトルク感がある★

トラクターのような低速トルクとスタートダッシュ、
全体のバランスからするととても気持ち悪い。
しかし、太いパイプには独特のトルク感がある。
これをなんとか活かす方法を考えよう。
このトルクをもう少し高回転まで伸ばして、
高速域のパワーも引き出す。
そんなに調子よく行くものか? 
まあダメなら純正と同じ太さのパイプは完成している
それでも十分大丈夫だ。

さあ、また切っては縮め、繋いでは伸ばし、
走ってチェック。
シャーシダイナモで確認。
手間のかかる作業の再開だ。

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の九

  • 投稿日時:2019年12月23日
  • カテゴリー:KLX230

★後はもっさり不快な走り・・・。★

まいった!
激変だぁ。
すごいスタートダッシュ。
しかし、一瞬だけ。

後はもっさり不快な走り・・・。
やっちまった。
さあ、どおする? 元の太さに戻すか?

SPTADAO開発チーム

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CB400SB/SF (2BL-NC42) TwoTailマフラー編 其の四

★回転の滞りが残っている★

元の性能はそんなに悪くない。
ただ、バルブが切り替わる事前の4000rpm前後に
回転の滞りが残っている。ここをなんとかしたい。
そこで、今回は集合の位置と容積をいじってみた。
この部分の調整でこの悪い特性を一掃できるといいのだが。

SPTADAO開発チーム

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KATANA編 其の壱

  • 投稿日時:2019年12月22日
  • カテゴリー:KATANA

★しっかりと慣らしと特性チェック!★

中野真矢さんからお借りした大切なマシン
開発でトラブらないようにしっかりと慣らしと特性チェック!
今だいたい300km走行

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の八

  • 投稿日時:2019年12月22日
  • カテゴリー:KLX230

★パイプの太さにも手を入れたくなってきた★

純正と同じ太さでここまでの性能を引き出した。
このまま製品化へ進めるか・・・
とも思ったが、せっかくここまで来たのだから
究極の気持ちイー!を目指して
パイプの太さにも手を入れたくなってきた。
よしワンサイズ太くしてみるか!

SPTADAO開発チーム

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KLX230編 其の七

  • 投稿日時:2019年12月19日
  • カテゴリー:KLX230

★どの回転域からアクセルを開けても気持ちイー!★

そう、これこれ!
この感じ!
極低速域から湧き上がる上質なトルクラインが
中速そして高速へと綺麗に連携して繋がっていく。
どの回転域からアクセルを開けても気持ちイー!
ただ、このパイプに交換するだけで、
これだけマシンが上質に変貌するなんて
うちのチームは本当にいい仕事してくれるぜ・・・

SPTADAO開発チーム

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