忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の拾壱

★さあ 完成です!★

まずはじめに、極低速域からゆっくり走り出したとき・・・
ほっ、ライダーの心とVストロームの動きがシンクロ。
不思議な快感
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更に極めて 
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田舎の道も高めのギアをホールドで、オートマチック感覚で、
右手に合わせて気持ちよ〜く、スゥーっと、回転が上昇していく。 
周りの景色を堪能し、綺麗な空気を感じながら
どこまでもどこまでも走り続けたくなる。
ちゃんと速いのに ライダーを心からリラックスさせてくれる。
POWERBOXパイプシリーズ特有のトルクラインが秀逸。
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 もちろん、高速のゆとりある走りも『気持ちイー!』
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最後にミリ単位で調整して、全てを完璧にバランスさせました。
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さあ 完成です!
Vストローム650XT ABSで大きな旅に出かけたい、
旅を思いっきりエンジョイしたい。
そんなあなたをイメージして、このエキゾーストパイプの開発を進めきました。
旅を愛するVストローム650XT ABS
オーナーの貴方には絶対一回は体験したほしいな! 

また、各地で行われる快感体感試乗会ライドオンキャンペーン
SP忠男浅草店でも近々に試着用のPOWERBOXパイプをご用意して、
あなたが体験できるように準備いたします。

浅草店へのお問い合わせは
☎︎03-3845-2009 まで

SP忠男開発チーム

2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の拾

★もう少し高速域のパワーと伸びだ★

極端にフラットで、おおらかなトルクラインを引き出すために、
今までなかったくらい極端にパイプの長さを長くしてみた。
3000rpm手前から綺麗に整ったトルクフィーリングが更に良くなってきた!
すっきりとした加速フィーリングが『気持ちイー!』 
かなりいい出来だ。
もう少し、もう少しだ。
周りの空気や景色を楽しめる、
思いっきりリラックスした走りが出来上がった『気持ちイー!』
あとは、もう少し高速域のパワーと伸びだ。

SP忠男開発チーム

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の九

★BMWにはまだ追いつかない。★

パイプの太さと長さを色々チョイスして、
なんとか3500rpm手前から豊かなトルクラインを引き出して、
ほんの少し刺激的なトルクラインをフラットに整えてみた。
これによる効果は絶大。
クラッチミート直後の安心感が秀逸だ。
この特性で、ライダーの心とVストローム650XTの
特性をシンクロさせて絶対的な信頼関係を作るんだ。

そこから更にトルクを引き出し、綺麗に整えたトルクラインで3000rpm以下の回転でも
スイスイと加速をしていく ワイドなトルクバンドが、かなり心地良い。
BMWにはまだ追いつかない。
元々SUZUKIはそんなところを全く意識していなかっただろうし、
更に言うとスタンダードの走りの楽しさと快適性をバランスさせた完成度が、
あまりにも高すぎて最初は全く手が出せなかったくらいだからね。しかたない。
さあ、次はどうする? どうする?

SP忠男開発チーム

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GB350サイレンサー編 其の八

★エキゾーストパイプとの相乗効果で抜群に気持ちイー!★

サイレンサー内部のパイプの形状や配置を微妙に変えながら、
時間をかけてサウンドの作り込みをしてみた。
いいね!
走りのトルク特性と、とても合っていると思う。
高いギアを選択して大らかに走れば、
うっすらと耳に聴こえてくるサウンド
低いギアで元気にアクセルを開ければ、
パルス感のともなった、それなりに元気な音色を叶えてくれる。
もちろん、走りの方はエキゾーストパイプとの相乗効果で抜群に気持ちイー!

完成。
ライドオンキャンペーンや浅草店で
パイプとサイレンサー両方を体感できるようにして試乗車を用意します。
もし、気になったら試してみてください。
気持ちイー! よ。

快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンの情報はこちらからご覧いただけます。

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の八

★トルクラインを完璧にはコントロール出来ていない★

SV650ABS用のデータから、排気脈動をコントロールして
パワーを高める目的で付けられたインナーパーツを外してみた。

いいね!割と低い回転域からフラットにトルクが出て、
かなりおおらかな特性になったと思う・・・・・。

ただ、3500rpm辺りから
少し刺激的なトルクラインを完璧にはコントロール出来ていない。
以前より、かなりフラットになってきたと思うけど、
あまり心地良いとは思えない。

さあ、次はどうするかな。

SP忠男開発チーム

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の七

★シンクロするようなフィーリングを作れたら嬉しい。★

あのBMWの少し浮世離れしたような・・・
そう、ライダーを安心で包み込んでまったく緊張感を与えない。

いつも心におおきなゆとりがあって、
ツーリング先での田舎の空気や 景色をあるがまま楽しめるあの感覚
そうそう、今回は大きな旅をキーコンセプトに
ライダーをリラックスさせる探求してみたいんだ。

そのためにまずは、3000rpm手前から少しゆとりを持ってトルクラインを整えて、
クラッチミート直後からライダーとVストローム650XTの鼓動が、
シンクロするようなフィーリングを作れたら嬉しい。
まずは、SV650用にパイプ内に仕込んだパーツをとって、
穏やかで雄大なフィーリングを引き出したいな。 

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の六

★BMWのGSにはこのトルクの抑揚がほとんどない。★

V650ABS用のPOWERBOXパイプをレイアウト変更して
そのままVストローム650XTに装着してせっかくだから少し長距離を走ってみた。
なるほどね。これは良いヒントになった。

3500rpmから急にふけあげるようなトルクラインは疲れる。
なんとなく充実感はあるけど、長距離を走ってくるとぐったりだ。
常にエンジンの反応を気にしていて、心地良くない。
何かに神経を使っていて周りの空気や、景色が意識に入ってこないんだ・・・

なるほどね、そういえばBMWのGSにはこのトルクの抑揚がほとんどない。

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の伍

★3500rpmからの加速感が刺激的★

SV650ABS用のPOWERBOXパイプをレイアウト変更して、
そのままVストローム650XTに装着してみた。
面白い! SV650ABSに装着した時と全然違う反応だ。
フィーリングが全然違うんだ。
3500rpmからの加速感が刺激的。
こんなふうに変わるんだね。

せっかくだから、この特性のまま少し長距離を乗ってみた。
さあ、どうかな?

SP忠男開発チーム

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GB350サイレンサー編 其の七

★音作りはまた別の意味で大変なんだ★

もう少し、もう少しだ・・・・。
サイレンサー内の破裂音を抑えるために
複数のパイプを交差させて、サウンドをマイルドに変えている、
複数のパイプの太さと長さを変えて、
その組み合わせでトルク特性を探っていく。
トルクの出る位置や回転の伸びは、このパイプの長さに特に反応するんだ。
ただこれは、数字はでは、なかなか表せない感性の領域なので、
作っては走らせ、作っては走らせ、常に開発の間は、
テストライダーがその場を離れる事が出来ない、とても手間の仕事なんだ。

この作業を繰り返し、そろそろトルク特性は完成しそうだ。
POWERBOXパイプの心地良いトルクラインをそのままに
トルクのレベルをどんどんアップ。
走りの質感が更に高まり、その走りは、
排気量を大きくしたような余裕のパワーだ。

でも音がひどいんだ。ぱんぱん言って心地良くない。
残念だ。音作りはまた別の意味で大変なんだ。
人によって、かなり好みが分かれる。さあもう少し楽しむぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2022~Vストローム650XT ABS / ABS 編 其の四

★あとはトライアンドエラー★

とは言え、
あの浮世離れしたトルクフィーリングを作るには
今、超ヒット状態のSV650ABSのPOWERBOXパイプのデータを
Vストローム650に装着出来るようにレイアウトを変更して、装着してみる。

まずは、そのパイプでトルクがどう変化するのか。
どの回転域にどう反応するのか。
開発の方向性は見えている。
あとはトライアンドエラー。
さあ、また楽しみな毎日が始まるぞ。

SP忠男開発チーム

 

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