KLX230編 其の九
- 投稿日時:2019年12月23日
- カテゴリー:KLX230
★中速から高速へと繋がっていかない★
前にずらしてダメならば・・・。
そう、後ろにずらしてみる。
このマシンは少し他のマシンとは違うようだ。
トルクの出だしを少し高回転に移行させるために
今度はBOXを大胆に後方にずらしてみる。
きました、きました。
今度は予想通りトルクの立ち上がりが
めちゃくちゃ気持ちイー! これはいいぞ・・・
おっと?
このトルクが途中で途絶える。
綺麗に中速から高速へと繋がっていかない。
ライダーを高揚させるトルクラインが
途中で途絶えてげんなりだ。
そこから少し回転が上がっていくと、
また元気になっていくのだけれど
あとはBOXの位置で調整だ。
そう18mm前方にずらしてくれ
多分15mmでもなく20mmでもない18mmだ!
頼むぜ!
SPTADAO開発チーム
★上質な特性にはかなりの価値を感じているんだ★
エキゾーストパイプの長さはバッチリ決まった!
ノーマルより若干長め、とりあえず太さは一緒、
劇的な変化はないものの低速域のトルクが
引き出す上質な特性にはかなりの価値を感じているんだ。
この後を引く心地よさは、最後の最後に
このパイプの魅力を大きく高めてくれる武器になることは間違えないね。
しかし、今の状態で低速の魅力以外は
全域にうっすらとパワーアップが見られるだけ
きっとオーナーが乗ってもほとんど感じられないと思うんだ。
あとはボックスをつけて色々位置を変えながら
特性を作っていこうと考えている。
さあ、どうなるかな楽しみだ。
SPTADAO開発チーム
★もっさりしていて、爽快感に欠ける・・・★
このマシンの出力特性は本当によく出来ている。
オフロードを走ってもオンロードを走っても
非の打ち所が無い高い完成度だ!
こう言った場合、開発のやり方はバランスを崩すところから始まる。
今回は極端にエキゾーストパイプを長く設定し、
低い回転域でのトルクを可能な限り引き出す。
その状態で走って感じたことを
次に作る試作の修正に組み入れる。
さあ、極端に長さを伸ばしたこのパイプがどんな走りを見せてくれるのか・・・
うん、こんな感じか・・・わりといいね!
豊かにトルクを引き出すと走りの質感が上がってくる。
ギアの入りも格段にスムーズになり、
通常のんびり走るには最高の性能だ。
ただ、少しだけペースが上がってくると話が変わる
回転の上がりがどんどんなだらかになって、
もっさりしていて、爽快感に欠ける・・・
伸ばしすぎだ。
SPTADAO開発チーム
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