KTM690DUKE編 其の七
- 投稿日時:2018年05月17日
- カテゴリー:KTM690DUKE
★バッフル構造なので公道の使用は出来ない。★
このバイクのオーナー土井さんがサーキット走行の時に
使用しているアクラポビッチのサイレンサーを着けて走ってみた。
これは、『イー!』
低速からモリモリパワーが出ているので、
3,000rpm以下が余裕で使える。
トップギアでこの回転域から使えるようになるからとても快適だ。
その分、3,500~6,000rpmの間の快感は薄れるが、
その上の回転へのつながりもgood
良く出来たサイレンサーだと思う。
しかし、残念なのはバッフル構造なので、
日本の事前認証制度はクリア出来ないから公道の使用は出来ない。
今回もクローズドな場所を探してチェックをしてみたんだ。
おかげでチューニングの方向性は決まった!
さあこれから真剣勝負だ。果たして結果を出すことができるのか?
★3,500rpm以下は不安定で使う気になれない。★
次から次に台風がやってくる。
今日はやっとこ台風が通り過ぎたのでDUKEに乗ることができた!
いや~楽しい!
こんなバイクは日本のメーカーには絶対できない代物だ。
『ダッダッダッダダ』って、走ってく
その時にまったくバイクの重量を感じない。
まるで、自転車に乗っているような愉快さだ!
すっごいぞ・・・・・。
ただ、『気持ちイー』か?っていうと、そうでもない。
日本の道には制限速度の設定がある。
60Km/h以下で走るのは拷問に近い。
3,500rpm以下は不安定で使う気になれない。
もっのすごく神経を使う。
それを無視して走った時に快感が全身を走り抜ける。
でも,これで良いのか?
そうそう高回転も本当はうんと回るのに
なぜだか6,000rpmでとめてしまう。
だから、常に3,500rpmから6,000rpmの間を使って
ギアをガチャガチャ上げ下げしているそんな感じだ。
ここは不満だな。
★加速のタイミングや加速感を徹底的にこだわった!★
朝から開発に取りかかり、とうとうこんな時間になってしまった。
こんな遅い時間まで、何をしていたかと言うと、
前回までにかなり高性能なマフラーが出来上がっていた。
しかし、何かが違うんだ! 何かが・・・・。
そこで、幹線道路を徹底的に走りまくって、ようやく分かった!
幹線道路を走っていて、信号待ちでトップに立ち、
発進の際だ、なんだか後ろから来る車の加速に威圧感を感じるんだ。
なんだか、こっちをめがけて迫ってくるような・・・。
この感覚がストレスなんだ!
新車の時から感じていた違和感が、
マフラーを替え性能を上げてもまだ解決されていない。
これを解決すると『毎日の通勤や2人乗りにワクワクできる!』
『安全に楽しく走れる!』ここが重要なんだ。
そこで、微妙に加速のタイミングや出力特性の見直しを行ってみたんだ
特に50km/hまでに加速のよどみがあると、
そこで後ろから来る車に追いつかれてしまうような錯覚を感じてしまう。
これが、ストレスの要因となる。
そこで、今度は加速のタイミングや加速感を徹底的にこだわっていじってみた!
これが大変、一部が良くなると一部が悪くなる。
この繰り返しで、とうとうこの時間だ。ふぅ~。
だが、しか~し、大丈夫!
わが、天才開発スタッフはやってくれます!
こんな時間になりましたが、
希望通りストレスが、スゥーと消え去ってしまうような、
すっばらしぃ~快感加速のマフラーを作ってくれました。
交差点でトップに立ってスタートしても、
きも~ち良く、後続の車を離してくれます。
そして50km/hからが、またすっごい。
あっ!? 出しちゃいけないんだっけ!
いずれにしろ、最高に面白いマフラーができました!
LEADと共に楽しく通勤や、それ以上に楽しく生活を送りたい人に
お勧めの可愛いマフラーができました。
細かいデザイン等を微調整して近日中に発売です!
期待してくれよな!!
忠
★全体的に頼もしい。頼りになる。★
さあ、今度はただ均等にパワーを引き出すだけではなく、
スピード域に応じて細かく出力特性を指示したんだ。
例えば、少しおっとりと感じる特性を俊敏にするために発信直後の力を強化。
幹線道路の走行で安全性を確保するために
50Km/hに達するまでのもどかしい加速を徹底強化。
こんな具合にね。
・・・・結果は!
いいね! 思った通りだ。
新車出荷時との出力特性の違いが明確にわかるようになった。
全体的に頼もしい。 頼りになる。
幹線道路を走っていても安心感がまったく違う。
隣を走っている車が近寄ってきても、アクセルのひとひねりで危険を回避できる。
これはいいね!
これはいいねぇ?
う~ん、何かが違う。
・・・何かが。
忠
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
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