忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2018~Ninja400編 其の壱

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Ninja400 18

★新しい分野を切り開いたそんな感覚のマシンなんだ★

言っても2気筒だからなぁ〜
なんて高をくくっていたら、とんでもない大間違い
こいつが結構スパルタン
軽量ボディーに高回転高出力の気持ちイーエンジンだ。
多分今までの400ccにはない
新しい分野を切り開いたそんな感覚のマシンなんだ。
これはマフラー開発が楽しくなるぞ。

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2018~Ninja400編 序章

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Ninja400 18

★250ccとおんなじ軽さ★

我が社に2018年モデルのNinja400がやってきた。
これがいい! 
なんてったって、車体はほとんど250ccとおんなじ軽さ
しかも強度は万全だ。
さあ、どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ!

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2018 Ninja250編 其の壱

★最高出力の引き上げにもチャレンジしているんだ★

こいつは大変なマシンだ。
このマシンの一番楽しい回転域で走ってしまうと
常に制限速度を大幅に超えていってしまう。
かといって制限速度内で走ろうとするとなんだか少しもどかしい感じなんだ。

やはり、KawasakiはアジアでクラスNo1の座を取りに来たのだろう。
ターゲットは血気盛んなアジアの若い走り屋たちなのだろうと想像できる。
このすごい走りを日本国内で活かせるようにするために
俺たちの仕事は今よりも少し低い回転域から
パワーを立ち上げなければいけない。
そしてまたアジアでクラスNo1を狙うKawasakiに
敬意を表してさらなる最高出力の引き上げにもチャレンジしているんだ。

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2018 Ninja250編 序章

★高回転高出力タイプのスーパースポーツに仕上がっている★

2018Ninja400に続き、
MSLさんから2018Ninja250を借りてきた!
これが想像以上にスパルタン。
アジアの走り屋たちを魅了する
高回転高出力タイプのスーパースポーツに仕上がっている。

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Z900RS 4in1編 其の九

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★ドッカン加速を見事に抑え込んだ★

またあれから微妙にエキゾーストパイプとメインパイプの長さを調整して
クラッチミート直後の特性を整えたんだ。
この効果は想像以上に高く、
あのともすると恐怖心すら覚えたドッカン加速を見事に抑え込んだ。
確実にライダーの意思と連動して動いてくれる
素晴らしい加速特性に変えることが出来たんだ。
ほんのこれだけのことなんだけど、
こうなるとこのZ900RSに乗ることがものすごく楽しくなってくる。

2000rpm以下からの太く綺麗な加速は
ライダーに絶対的な安心感と心地よさを味あわせてくれる。
これが車両の軽さを引き出すんだ。
そして3000,4000,5000rpmに引き出したずぶといパワー。
強力な加速POWERBOXマフラーならではの、
この回転域の特性が男Kawasakiの骨太のパワーを実現してくれている。
もっともこのマシンを愉快にしてくれる回転域かもしれない。
さらに6000rpmからレッドゾーンへと叩き込む豪快なパワー・・・ 最高に 気持ちイー。
完成だ!

俺たちが考える理想のKawasaki
理想のZ900RSに仕上げることが出来た。
もし貴方がZ900RSのオーナーだったら
一度は絶対にこの快感は味わってほしい。
今より更にZ900RSを好きになってもらえると思うんだ。

週末のZ900RSに関する快感・体感ライドオンキャンペーンの日程など詳細はこちらから。

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Z900RS 4in1編 其の八

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★パワーがですぎてしまったんだ。★

やばい、パワーを引き出しすぎた!
全回転域でパワーを引き出せたところまでは良かった。
しかし、うちの営業スタッフに乗らせたら
恐怖で顔を歪ませるくらいドカンッて
パワーがですぎてしまったんだ。
まあ、しかしこれも想定内だ。

エキゾーストパイプの長さ調整を行いながら
少し出力の盛り上がるタイミングを
高回転域に移行させてあげよう。
これによりスタートの特性を整えてあげれば
更に理想的な走りになると思うんだ。
Kawasaki乗りを喜ばせる「気持ちイー!」を
引き出すために特性を探っていくぞ。
さあ、先は見えてきた製品化まであともう少しだ。

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Z900RS 4in1編 其の七

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★見事なパワーを引き出すことができた。★

Z900RSの4in1ショート菅専用に開発した集合部のおかげで
見事なパワーを引き出すことができた。
今までより一回りづ太くなった感じだ!
ほぼほぼ、完成の域にきていると思うんだ。
さあ実際の走りはどうかな・・・・・。

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Z900RS 4in1編 其の六

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★量産パーツに置き換えるなんて絶対にできないよ★

さあ、これぞ ”男カワサキ!”
ものすごくパワフルで骨太でエキサイティングな性能に仕上がってきた。
真のZ900RSを引き出せてきている感じをヒシヒシと感じてきている。

あともう少し、あともう少しパワーの立ち上がりを早めにして
パワーラインを起き上がらせたいんだ。
そしてカワサキらしくピークパワーも。
これを実現するのに今回は集合部の容積を徹底的に探ってみる
数種類の容積や形状の違う集合部を作り
最もベストなものを選び出し、
そこから微調整を加えて完璧なものに仕上げていくんだ。

通常、この部分はコストを抑えるために
型による一発整形のメーカーが多いが、うちは違う。
この系統のマフラーを集合管と呼ぶだけに
この集合部に重要な肝が隠れているんだ。
こんなに美味しいチューニングポイントを
みすみす量産パーツに置き換えるなんて絶対にできないよ。


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Z900RS 4in1編 其の伍

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★イメージは1000ccに迫る真の900ccって感じかな★

かなり開発も進んできた。
今は更に「気持ちイー」出力特性を探して試行錯誤
大胆にエキゾーストパイプと本体の設定を変えたものを
いくつか試作し比較しながら進めている。

・クラッチミート直後から怒涛のトルクを引き出し強烈にダッシュするタイプ
・4000rpm付近からパワーを立ちあげ前輪を高々とリフトさせて加速していくタイプ
・フラットな特性を引き出し雄大で大らかで大陸横断をイメージさせるようなタイプ

現在販売しているPOWERBOXメガホンは
ここまで強烈ではないけど、
どちらかというと一番下のフラットで大陸横断を
イメージさせるタイプなので、
今回は上の二つを組み合わせたフルエキゾーストでしか引き出せない
骨太な特性を探っていこうと進めているんだ。
イメージは1000ccに迫る真の900ccって感じかな。

あっそうだ!もう一つとても大切にしているポイントがあるんだ。
それはエキゾーストパイプの美しいライン、ルックスだ。
シンプルなショート菅に必要なのはこ
のエキゾーストパイプの美しいラインなんだ。
大らかで流れるような美しいラインを創り出すために
大きなパイプ曲げ用の型を特別に製作し、
それを駆使して丁寧に仕上げる。
集合部も普通なら製造の効率を優先し
スクエアーに集合させるところを
このマフラーはパイプのラインを優先し
ランダムに集合させる。
とても手間のかかる作業だけど
この美しいルックスを生み出すためには絶対必要なことなんだ。

さあもう少しだ。
走りもルックスも「気持ちイー!」マフラーを目指して頑張るぞ。

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Z900RS 4in1編 其の四

  • 投稿日時:2018年05月11日
  • カテゴリー:Z900RS 4in1

★パワーラインが変化することを発見したんだ★

いやぁ〜大変だった。
メインパイプからBOXに排気ガスを導くための
取り出し位置やBOX自体の容量を徹底的に変更し
いじってもいじっても全く反応がなかったんだ。

そんな中、並行してエキゾーストパイプの太さや長さを変えていくと
あるサイズのBOXとパイプの組み合わせの時に
顕著にパワーラインが変化することを発見したんだ。
こうなると俄然開発が面白くなってくる。
目標とするイメージを明確にして担当と共有していく。

スタンダードの持つ750ccからちょっとスケールアップしたようなよく言えば軽快。
ちょっと斜めに見ると高回転高出力型のスポーティーながら少しだけ、線の細さを感じる。
その走りの感覚に、どちらかというと往年のZシリーズに受け継がれる。
いかにも大排気量ならではの図太い加速と豪快な伸びを
上乗せさせたような走行フィーリングが頭の中に溢れかえっている。
なんとかなるかな?
なんとかしたいな。
なんとかなりそうな気がするんだよね・・・。

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