Z900RS 4in1編 其の参
- 投稿日時:2018年05月11日
- カテゴリー:Z900RS 4in1
Z900RS 4in1編 其の弐
投稿日時:2018年02月09日カテゴリー:Z900RS 4in1
★パワーが低いところが決定的だ★
予想を裏切ってシンプルな4in1マフラーは結構よかった!
走り出したら、いかにも4in1といった感じで
中速から高速に行くに従ってパワーとサウンドが盛り上がってくる。
結構気持ちイー走りをしてくれる。
ただ、いかんせんパワーが低い。
パワーラインが割と綺麗に整っているので走りは気持ちイーけど
パワーが低いところが決定的だ。
しかし、これからの開発において、とても良い参考になったと思う。
基本的にこのマシンはz900という超軽量の
スポーツネイキッドを基本としている。
Z900の売りは高回転まで
クリアーに吹け上がるエンジン特性と軽量なボディーだ。
それだけにZ900RSの重厚なスタイリングや
乗り味と若干ミスマッチな感じが否めないんだ。
うちはこのマシンにZ1を踏襲する重厚なパワー感を、
湧き上がるトルク感を引き出したいと思っているんだ。
なんとか、俺たちが考えるZ900RSの名前に
ピッタシくるような特別な出力特性を作りたいと考えているんだ。
忠
★フルエキゾーストなら、何とかなるかもしれない★
Z900RSのPOWERBOXはとてもいいバランスで仕上げることが出来た。
しかし、その開発工程の中でいくつか気がついたポイントがある。
ここをいじると絶対に「気持ちイー!」走りになる。
そんなポイントだ。
どうしてもサイレンサーのみでは調整しきれないポイントだけど
フルエキゾーストなら、何とかなるかもしれない。
そんな風に考えているんだ。
フルエキゾーストの場合マフラーの全長、
それぞれのパイプ系、排気ガスを集合させるポイント、
バイパス、集合方法などなど、
たくさんのチューニングポイントが隠されているんだ。
だから、フルエキゾーストの開発はとても楽しみなんだ。
さあ始めるか!
忠
★実際の加速とのタイムラグの短縮★
ヤマハが久しぶりに国内市場にリリースした250ccのスポーツスクーターXMAX
流石にヤマハの新作だ.
どこかT-MAXの血を引き継ぐ高い剛性と
パワフルな走りの素晴らしい完成度に仕上がっている。
XMAXを走らせて感じたのは深いバンク角と同時に
前後ブレーキの素晴らしさ。
通常、小径タイヤのスクーターの場合接地面積の少なさからか
少し強くブレーキをかけるとわりとあっけなくタイヤがロックを起こし
滑り出しABSがすぐに作動してしまう傾向にあるのだが、
XMAX は少し違った思いっきりブレーキを握るとABSのついていない車両のように
ギュギュギュッとタイヤがきしみ音をあげギリギリまでABSの作動を遅らせる。
その後繊細にABSが反応し絶妙に最短距離で車体を止めてくれる。
これはすごい進歩だと感じた。
あと、不満に関してはT-MAX譲りの足つき性の悪さ以外特になにもない・・・
そうこういうマシンは逆に開発の方向性を見出すのに大変なんだ。
通常悪いところを改善することが開発のスタートになるがこれにはそれがない。
そうなると、さらなる加速と通常走行中、変速機構にプーリーを使っている
スクーター独特のアクセルを閉じてからアクセルを開いた時に起こる
実際の加速とのタイムラグの短縮。
この2つを中心に開発の方向を探っていこうと考えている。
これはスクーターに走りの気持ちよさや完成度を引き出すために
重要な手段なんだ、さあがんばるぞ!
忠
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。